御主人様と愛奴 変態の日々の記録
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Author:愛奴
♥当ブログは性的表現・画像を使用しておりますので、18歳未満の方は直ちにブラウザバックをお願い致します。
またSMに嫌悪感をお持ちの方は閲覧をお控え下さい。
自己責任の元での閲覧をお願い致します。
御主人様の愛奴です。
お初の方は「はじめに」をご参照下さい。
コメントは承認制となっておりますので、「管理者にだけ表示を許可する」にチェックを入れて下さると非表示となります。
私からのお返事のみ掲載させて頂きますので、SMに興味のある方もノーマルの方も、皆様お気軽に足跡を残して下さると嬉しいです。
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御主人様の愛奴になって四年目の朝。
私はいつものように、地元の空港でお土産を選んでいました。
お酒がお好きな御主人様に、私が住んでいる土地の美味しい物を味わって頂きたくて。
おつまみになるような物、御主人様の好み…。
ほんの少しで構わないから、御主人様に悦んで頂きたい。
それは只の自己満足かもしれませんが、御主人様の為に私が出来る事といったら、それくらいしか想い付かない。
そんな朝の光景も、すっかり恒例になっていました。
離陸後、機内でもよくこのブログを書いているのですが、この日はやたらと眠たくて。
珍しく熟睡しながら、御主人様の元へと飛んで行ったのです。
無事に空港へと着陸した飛行機。
早速その事をご報告すると、御主人様は既に待ち合わせ場所に到着されていました。
何時ものお店で、お仕事をされながらお酒を召し上がっていらっしゃるようです。
私はその事実に突然に気持ちが急いて。
機内の座席に、蹲ってしまう程に思い切り脚をぶつけてしまいました。
「急ぐ事はありませんよ」
そう言って下さる御主人様。
全くもってその通りですし、私が急いだところで大して早く到着する事も出来ません。
それどころか、お仕事の邪魔になってしまう可能性だってあるのです。
それでも。
急ぎたくて急ぎたくて仕方がない。
早く、早く。
一刻も早く御主人様の元へ。
痛む脚をそっと見てみると、薄っすらと痣が出来ていました。
「慌てずに来なさい」
再度、御言葉を掛けて下さる御主人様に、少しだけ落ち着きを取り戻した私。
転ばないように、怪我をしないように。
鈍く痛む脚を少しだけ庇いながら、可能な限り急いで足を動かし、いつもの電車へと乗り込みました。
降り立った駅には、今日も大勢の人々。
その波を通り抜けて辿り着いたいつものお店には、いつもの席にその御姿がありました。
お逢いしたくてお逢いしたくて堪らなかった御主人様。
もしかしたら、この瞬間が最も胸の高鳴る時かもしれません。
けれどそれを悟られるのは何だか恥ずかしいような気がして。
平静を装いながら御挨拶をしてその向かいに座ると、テーブルの上にはお仕事の書類が広げられていました。
そして長いウインナーが数本乗ったお皿。
早くに到着された御主人様は、どうやらウインナーをおつまみにお仕事をされていたようです。
けれどお話をお聞きしていると、他にもお料理を召し上がられ、お腹がいっぱいとの事。
私は起きてから何も食べていなかったので、御主人様のお勧めでお料理を注文しました。
そして運ばれてきた物を少しだけ御主人様のお皿に取り分けると、後は私に食べるようにと促されたのです。
ナイフで上手く切り分ける事の出来ないお料理に苦戦していると、ふいに携帯を貸しなさいと仰る御主人様。
それは初めての事で。
私は不思議に想いながら、自分の携帯を差し出しました。
勿論、御主人様に秘密にしなければならないような事は何もありませんから、躊躇するような事も何もありません。
画面を何度もタップしながら何かを一生懸命にされている御主人様を、食事をしながら静かに見守っていました。
すると、口をもごもごと動かしている私に向かって、指紋認証をするようにと携帯の画面を向けられたのです。
そこに表示されていたのは、アプリのインストール画面。
訳が解らず指を押し付けると、ベルのような軽快な音と共に、「完了」という文字が画面に表示されました。
私はいつものように、地元の空港でお土産を選んでいました。
お酒がお好きな御主人様に、私が住んでいる土地の美味しい物を味わって頂きたくて。
おつまみになるような物、御主人様の好み…。
ほんの少しで構わないから、御主人様に悦んで頂きたい。
それは只の自己満足かもしれませんが、御主人様の為に私が出来る事といったら、それくらいしか想い付かない。
そんな朝の光景も、すっかり恒例になっていました。
離陸後、機内でもよくこのブログを書いているのですが、この日はやたらと眠たくて。
珍しく熟睡しながら、御主人様の元へと飛んで行ったのです。
無事に空港へと着陸した飛行機。
早速その事をご報告すると、御主人様は既に待ち合わせ場所に到着されていました。
何時ものお店で、お仕事をされながらお酒を召し上がっていらっしゃるようです。
私はその事実に突然に気持ちが急いて。
機内の座席に、蹲ってしまう程に思い切り脚をぶつけてしまいました。
「急ぐ事はありませんよ」
そう言って下さる御主人様。
全くもってその通りですし、私が急いだところで大して早く到着する事も出来ません。
それどころか、お仕事の邪魔になってしまう可能性だってあるのです。
それでも。
急ぎたくて急ぎたくて仕方がない。
早く、早く。
一刻も早く御主人様の元へ。
痛む脚をそっと見てみると、薄っすらと痣が出来ていました。
「慌てずに来なさい」
再度、御言葉を掛けて下さる御主人様に、少しだけ落ち着きを取り戻した私。
転ばないように、怪我をしないように。
鈍く痛む脚を少しだけ庇いながら、可能な限り急いで足を動かし、いつもの電車へと乗り込みました。
降り立った駅には、今日も大勢の人々。
その波を通り抜けて辿り着いたいつものお店には、いつもの席にその御姿がありました。
お逢いしたくてお逢いしたくて堪らなかった御主人様。
もしかしたら、この瞬間が最も胸の高鳴る時かもしれません。
けれどそれを悟られるのは何だか恥ずかしいような気がして。
平静を装いながら御挨拶をしてその向かいに座ると、テーブルの上にはお仕事の書類が広げられていました。
そして長いウインナーが数本乗ったお皿。
早くに到着された御主人様は、どうやらウインナーをおつまみにお仕事をされていたようです。
けれどお話をお聞きしていると、他にもお料理を召し上がられ、お腹がいっぱいとの事。
私は起きてから何も食べていなかったので、御主人様のお勧めでお料理を注文しました。
そして運ばれてきた物を少しだけ御主人様のお皿に取り分けると、後は私に食べるようにと促されたのです。
ナイフで上手く切り分ける事の出来ないお料理に苦戦していると、ふいに携帯を貸しなさいと仰る御主人様。
それは初めての事で。
私は不思議に想いながら、自分の携帯を差し出しました。
勿論、御主人様に秘密にしなければならないような事は何もありませんから、躊躇するような事も何もありません。
画面を何度もタップしながら何かを一生懸命にされている御主人様を、食事をしながら静かに見守っていました。
すると、口をもごもごと動かしている私に向かって、指紋認証をするようにと携帯の画面を向けられたのです。
そこに表示されていたのは、アプリのインストール画面。
訳が解らず指を押し付けると、ベルのような軽快な音と共に、「完了」という文字が画面に表示されました。
ホテルからチェックアウトをした御主人様と私。
夕暮れの涼やかな風に吹かれ、いつもの電車へと乗り込みます。
車内は余り混んではいませんでしたが、結局は座る事が出来ず...。
それならばいっその事、息が出来ない程に混んでいたら良かったのに。
そうすれば御主人様にしがみついていられるのにと、一人心の中で小さく拗ねていました。
すると、揺れる電車に合わせて、御主人様が私に寄り掛かって下さったのです。
それは何時もの帰り道。
御主人様と私の無言の遣り取り。
私はそれが堪らなく嬉しくて。
御主人様に自分の体重を預けながら、空港までの時間を揺られていました。
一斉に電車から降りる人々。
はぐれないようにといつも掴まっている腕は、初めての半袖。
その素肌の柔らかい所を揉ませて頂きながら、御主人様に引き摺られてお店へと入って行きました。
手早く注文を済ませると、早速来月の調教日を決めて下さる御主人様。
それだけでも嬉しいのに、再来月に旅行が出来たら良いですねとまで仰って下さいます。
幸せ過ぎて足踏みをしたくなるような衝動に駆られる私。
御主人様とお話をしながら、来月のエアチケットを早速予約しました。
それから二人で見やすいよう、テーブルの端にご自分の携帯を立て掛けて下さり、野球観戦をしながら食事を続けます。
私が試合に夢中になっていると、御主人様が料理を取り分けて下さいました。
「何で私がやってあげなければいけないのですか」
そう仰り、鋭い視線を向けられる御主人様。
私はくすくすと笑いながら、幸せな時間を満喫していました。
けれどそれはここまでの話。
この後、私は天から地の底へと、真っ逆さまに墜ちてしまうのです。
食事を終え、また二の腕を揉みながら手荷物検査場前へと歩いて来た御主人様と私。
残り短い時間を大切にするように、椅子に座りながら1つの画面を一緒に見て、一喜一憂します。
あれから野球の試合を見るようになった私は、少しずつ選手の名前を覚えて来た所。
御主人様のお好きな物を理解出来る悦びが、嬉しくて堪らなかったのです。
その時。
出来れば知りたくなかった事を偶然知ってしまいました。
御主人様は何も反応されませんでしたが、私の心は一瞬で凍り付いて。
幸せだった気持ちはあっという間に吹き飛んでしまいました。
けれど御主人様に確認をするのはもっともっと怖い。
これ以上知ってしまったなら心が壊れてしまう。
直ぐに顔に出る私ですし、御主人様が気が付かれない筈はありません。
それでも何とか笑顔を張り付かせて、手荷物検査場を通り抜けました。
振り返ると、そのお顔が確認出来ない程に距離が出来てしまった御主人様と私。
何時ものように手を振って下さらない御主人様は、私と同じようにその場に立ち尽くしていらっしゃいます。
まるでその出来事が、越えられない川のように立ちはだかっているような気さえして来る。
それでも容赦なく迫る時間に、御主人様は何かを祓うよう、「早く行け」と手で合図を出されました。
私の事は、私より御主人様の方が理解して下さっている。
それでも。
またこうして動かない事実は、時折私を諫めにやって来るのです。
私は絨毯の上を搭乗口へと歩きながら、霞んで良く見えない携帯画面を見つめていました。
今、口を開いたならば、きっと御主人様の軽蔑する私が出て来る。
それに、変えたい訳でも責めたい訳でも、慰めて貰いたい訳でも何でもない。
そんな事はとうに理解しているし、御主人様の全てを受け入れている。
それでも。
苦しくて苦しくて、息が出来なくて。
何とか下らない言葉を打ち込んでから、ゆっくりと御主人様に願い出ます。
来月またその足元に迎えて下さい、と。
それが私の精一杯。
愛奴である私にとって、最も相応しい懇願でした。
この夜の空がどんな表情だったのか。
その記録は残っていません。
きっとどんなに綺麗な星が出ていたとしても、私の目には何も映らない。
きちんと自分の中で折合いを付ける為、ハンカチにその顔を伏せ、真っ暗な空へと飛び立ちました。
22度目の調教はこれにて終了となります。
終盤については記載するかどうか迷いましたが、自分の成長の一部として残しておきたかったので、このように纏めさせて頂きました。
余計な事は書かなくていいと、御主人様に叱られてしまうかもしれませんが…笑
今月は忙しく、中々更新が出来なかった為、また周回遅れになってしまいそうな予感。
次回からは23度目の調教に突入していきますので、またお付き合い頂けますと幸いです。
いつも当ブログに足を運んで下さり、ありがとうございます。
23度目の調教も宜しくお願い致します。
愛奴
夕暮れの涼やかな風に吹かれ、いつもの電車へと乗り込みます。
車内は余り混んではいませんでしたが、結局は座る事が出来ず...。
それならばいっその事、息が出来ない程に混んでいたら良かったのに。
そうすれば御主人様にしがみついていられるのにと、一人心の中で小さく拗ねていました。
すると、揺れる電車に合わせて、御主人様が私に寄り掛かって下さったのです。
それは何時もの帰り道。
御主人様と私の無言の遣り取り。
私はそれが堪らなく嬉しくて。
御主人様に自分の体重を預けながら、空港までの時間を揺られていました。
一斉に電車から降りる人々。
はぐれないようにといつも掴まっている腕は、初めての半袖。
その素肌の柔らかい所を揉ませて頂きながら、御主人様に引き摺られてお店へと入って行きました。
手早く注文を済ませると、早速来月の調教日を決めて下さる御主人様。
それだけでも嬉しいのに、再来月に旅行が出来たら良いですねとまで仰って下さいます。
幸せ過ぎて足踏みをしたくなるような衝動に駆られる私。
御主人様とお話をしながら、来月のエアチケットを早速予約しました。
それから二人で見やすいよう、テーブルの端にご自分の携帯を立て掛けて下さり、野球観戦をしながら食事を続けます。
私が試合に夢中になっていると、御主人様が料理を取り分けて下さいました。
「何で私がやってあげなければいけないのですか」
そう仰り、鋭い視線を向けられる御主人様。
私はくすくすと笑いながら、幸せな時間を満喫していました。
けれどそれはここまでの話。
この後、私は天から地の底へと、真っ逆さまに墜ちてしまうのです。
食事を終え、また二の腕を揉みながら手荷物検査場前へと歩いて来た御主人様と私。
残り短い時間を大切にするように、椅子に座りながら1つの画面を一緒に見て、一喜一憂します。
あれから野球の試合を見るようになった私は、少しずつ選手の名前を覚えて来た所。
御主人様のお好きな物を理解出来る悦びが、嬉しくて堪らなかったのです。
その時。
出来れば知りたくなかった事を偶然知ってしまいました。
御主人様は何も反応されませんでしたが、私の心は一瞬で凍り付いて。
幸せだった気持ちはあっという間に吹き飛んでしまいました。
けれど御主人様に確認をするのはもっともっと怖い。
これ以上知ってしまったなら心が壊れてしまう。
直ぐに顔に出る私ですし、御主人様が気が付かれない筈はありません。
それでも何とか笑顔を張り付かせて、手荷物検査場を通り抜けました。
振り返ると、そのお顔が確認出来ない程に距離が出来てしまった御主人様と私。
何時ものように手を振って下さらない御主人様は、私と同じようにその場に立ち尽くしていらっしゃいます。
まるでその出来事が、越えられない川のように立ちはだかっているような気さえして来る。
それでも容赦なく迫る時間に、御主人様は何かを祓うよう、「早く行け」と手で合図を出されました。
私の事は、私より御主人様の方が理解して下さっている。
それでも。
またこうして動かない事実は、時折私を諫めにやって来るのです。
私は絨毯の上を搭乗口へと歩きながら、霞んで良く見えない携帯画面を見つめていました。
今、口を開いたならば、きっと御主人様の軽蔑する私が出て来る。
それに、変えたい訳でも責めたい訳でも、慰めて貰いたい訳でも何でもない。
そんな事はとうに理解しているし、御主人様の全てを受け入れている。
それでも。
苦しくて苦しくて、息が出来なくて。
何とか下らない言葉を打ち込んでから、ゆっくりと御主人様に願い出ます。
来月またその足元に迎えて下さい、と。
それが私の精一杯。
愛奴である私にとって、最も相応しい懇願でした。
この夜の空がどんな表情だったのか。
その記録は残っていません。
きっとどんなに綺麗な星が出ていたとしても、私の目には何も映らない。
きちんと自分の中で折合いを付ける為、ハンカチにその顔を伏せ、真っ暗な空へと飛び立ちました。
22度目の調教はこれにて終了となります。
終盤については記載するかどうか迷いましたが、自分の成長の一部として残しておきたかったので、このように纏めさせて頂きました。
余計な事は書かなくていいと、御主人様に叱られてしまうかもしれませんが…笑
今月は忙しく、中々更新が出来なかった為、また周回遅れになってしまいそうな予感。
次回からは23度目の調教に突入していきますので、またお付き合い頂けますと幸いです。
いつも当ブログに足を運んで下さり、ありがとうございます。
23度目の調教も宜しくお願い致します。
愛奴
湯上りのベッド。
携帯を見ながら、以前泊まったお気に入りの旅館を検索していらっしゃる御主人様。
それを静かに見守りながら、また温泉旅行に行けるのかなと淡い期待をする愛奴。
それは御主人様と過ごせる時間が長くなるという悦びでもあるけれど、御主人様に寛いで頂きたいという想いでもありました。
いつもお忙しい御主人様。
お仕事の事を忘れ、ゆっくりと温泉に浸かって寛いで頂きたい。
自然にそう想えている私は、去年の温泉旅行の時とは何かが確実に違っている。
自分自身をそう感じながら、私は優しい空気に包まれていました。
ふと想い出し、荷物の中からお土産を取り出した私は、御主人様と一緒に歯応えの良いお菓子を味わいます。
「美味しいですね」
どうやら気に入って下さった御様子に、私も嬉しくなる。
続いて金銭の入った封筒を取り出すと、それを身体の上に乗せるようにと仰いました。
私は少し戸惑いながらも、仰向けになって携帯の画面から視線を外されないそのお腹に、そっと封筒を乗せてみます。
呼吸に合わせてふわふわと揺れている封筒。
それに構う事なく、画面を見つめたままの御主人様。
私はその光景を微笑ましく見つめながら、チェックアウト前にもう一度入浴をされますか?とお聞きしました。
そうですね、という短いお返事。
私は新しいお湯をバスタブに張る為、一人バスルームへと向かいながら、チェックアウトまでの時間が短い事を認識していました。
湯温を整え、お部屋に戻った私。
傍に寄る愛奴を確認されると、お腹の上に乗っていた封筒を手に取られ、御奉仕をするようにと御命令されます。
私はそれが嬉しくて。
自分でも判る程にいそいそとその脚の間に収まり、柔らかくなっているペニスに舌を這わせました。
傾き始めた陽射しに、今回の御奉仕はもう終了なのだと想っていたからなのです。
自我を持つ事は赦さない。
以前にそう仰った御主人様。
それは自分の願望を口にしないという意味ではなく、それすらも持ち合わせない事。
そう理解した私は、自ら御奉仕を願い出る事も、それを自らの意思として願う事もありません。
けれど御主人様に命じられる事で、その想いは一気に解き放たれる。
御奉仕が出来る悦びに、その想いが溢れて仕方がなくなってしまうのです。
私の御奉仕に、直ぐにその硬さを取り戻してくれる愛しいペニス。
けれど御主人様がベッドに立ち上がられた事で、あっという間に私の口内から出て行ってしまいました。
十分に御奉仕出来なかった事を残念に思っていると、御主人様はそのまま私の背後に回られ、シーツの上に蹲っている私の脚を引き伸ばされます。
意図せず、うつ伏せになった私。
柔らかな陽射しに包まれた明るいお部屋の中で、コンプレックスを曝け出された私は、恥ずかしくて居た堪れなくて。
シーツに顔を伏せていると、つうっと生暖かい物が割れ目に伝いました。
その正体を何度も味わっている私は、充てがわれる熱に期待で胸がはち切れそう。
閉じられた脚の肉を割り、使い慣れた穴へと侵入して来る御主人様。
それは快楽とは別の悦びで。
御主人様を感じられる特別感に、私は狂ってしまう寸前でした。
何時もは奥まで貫かれる凶暴な快楽に息が出来なくなるけれど、この時は優しくゆったりと。
柔らかな快楽に、意識がどこにあるのかさえ判らなくなってしまいます。
と、揺さぶられる身体が突然止まり、私から離れられた御主人様。
どうやら私の奥に精子を与えて下さったようでしたが、その事実さえも朧気でした。
自分がどうなっているのか、この存在が何なのか。
理解出来ている筈なのに、それを認識する事を忘れてしまったようで。
まるで本当に、御主人様の所有される物体になったように。
細胞の一つ一つに御主人様が満たされるような。
今まで感じた事のない、不思議な悦びに囚われていたのです。
動かない愛奴から零れる体液にティッシュを与えられると、そのままバスルームへと向かわれた御主人様。
私はそれを知りながらも動けなかったのですが、それより何より、この充足感を逃したくなくて。
開いたバスルームの扉から見える、バスタブに置かれた御主人様の手をぼんやりと見つめていました。
このまま御主人様に取り込まれてその一部になってしまいたい。
そうなれたらどんなに幸せだろうか...。
そうしてずっと遠くにあった意識でしたが、水音と共にバスタブから出られた御主人様の御姿が目に入った途端、まるでベッドから飛び上がるようにそのお傍へと向かいました。
御主人様にご自分でお身体を拭かせるなんて...!
勿論そんな時もありますが(私が眠っている間にお一人で温泉に入られている場合等)、出来る限りお手伝いをさせて頂く事、御主人様と共に在る事が、沢山ある私の悦びの一つなのです。
御主人様からバスタオルを預かり、しっかりとそのお身体を拭き上げると、私にもお湯に浸かるようにと促され、御主人様はさっとバスルームを出て行かれました。
一人、その場に取り残されてしまった私。
出来るだけ早く御主人様のお傍に戻ろうと想い、静かにお湯に身体を浸します。
御主人様の匂いが消えてしまわないように…。
そう想いながら肌にゆっくりとお湯を滑らせると、手早く身体を拭き上げました。
けれど。
タオルが汚れている。
真っ白なタオルは、小さく朱色に染まって。
出血している…。
まるで処女喪失でもしたかのように、そこには赤い点が付着していました。
私は御主人様に気が付かれないよう、下着に薄いナプキンを付けて対処をします。
その瞬間は何故だか、御主人様に知られたくないような気がしていたのです。
下着を着けた私は、クローゼットから御主人様のお洋服を取り出し、ちょこまかと動きながらお着替えを手伝います。
それから私の首に嵌っている金属の輪を外して下さる御主人様は、その金具を取り外しながら、私と首輪が一体化していて外すのを忘れてしまうと仰いました。
私はそれが嬉しくて嬉しくて。
出来る事ならば、何時如何なる時も御主人様の所有物である証を身に着けていたい。
そう願う私の気持ちを、御主人様は何時でも御存知なのですから。
携帯を見ながら、以前泊まったお気に入りの旅館を検索していらっしゃる御主人様。
それを静かに見守りながら、また温泉旅行に行けるのかなと淡い期待をする愛奴。
それは御主人様と過ごせる時間が長くなるという悦びでもあるけれど、御主人様に寛いで頂きたいという想いでもありました。
いつもお忙しい御主人様。
お仕事の事を忘れ、ゆっくりと温泉に浸かって寛いで頂きたい。
自然にそう想えている私は、去年の温泉旅行の時とは何かが確実に違っている。
自分自身をそう感じながら、私は優しい空気に包まれていました。
ふと想い出し、荷物の中からお土産を取り出した私は、御主人様と一緒に歯応えの良いお菓子を味わいます。
「美味しいですね」
どうやら気に入って下さった御様子に、私も嬉しくなる。
続いて金銭の入った封筒を取り出すと、それを身体の上に乗せるようにと仰いました。
私は少し戸惑いながらも、仰向けになって携帯の画面から視線を外されないそのお腹に、そっと封筒を乗せてみます。
呼吸に合わせてふわふわと揺れている封筒。
それに構う事なく、画面を見つめたままの御主人様。
私はその光景を微笑ましく見つめながら、チェックアウト前にもう一度入浴をされますか?とお聞きしました。
そうですね、という短いお返事。
私は新しいお湯をバスタブに張る為、一人バスルームへと向かいながら、チェックアウトまでの時間が短い事を認識していました。
湯温を整え、お部屋に戻った私。
傍に寄る愛奴を確認されると、お腹の上に乗っていた封筒を手に取られ、御奉仕をするようにと御命令されます。
私はそれが嬉しくて。
自分でも判る程にいそいそとその脚の間に収まり、柔らかくなっているペニスに舌を這わせました。
傾き始めた陽射しに、今回の御奉仕はもう終了なのだと想っていたからなのです。
自我を持つ事は赦さない。
以前にそう仰った御主人様。
それは自分の願望を口にしないという意味ではなく、それすらも持ち合わせない事。
そう理解した私は、自ら御奉仕を願い出る事も、それを自らの意思として願う事もありません。
けれど御主人様に命じられる事で、その想いは一気に解き放たれる。
御奉仕が出来る悦びに、その想いが溢れて仕方がなくなってしまうのです。
私の御奉仕に、直ぐにその硬さを取り戻してくれる愛しいペニス。
けれど御主人様がベッドに立ち上がられた事で、あっという間に私の口内から出て行ってしまいました。
十分に御奉仕出来なかった事を残念に思っていると、御主人様はそのまま私の背後に回られ、シーツの上に蹲っている私の脚を引き伸ばされます。
意図せず、うつ伏せになった私。
柔らかな陽射しに包まれた明るいお部屋の中で、コンプレックスを曝け出された私は、恥ずかしくて居た堪れなくて。
シーツに顔を伏せていると、つうっと生暖かい物が割れ目に伝いました。
その正体を何度も味わっている私は、充てがわれる熱に期待で胸がはち切れそう。
閉じられた脚の肉を割り、使い慣れた穴へと侵入して来る御主人様。
それは快楽とは別の悦びで。
御主人様を感じられる特別感に、私は狂ってしまう寸前でした。
何時もは奥まで貫かれる凶暴な快楽に息が出来なくなるけれど、この時は優しくゆったりと。
柔らかな快楽に、意識がどこにあるのかさえ判らなくなってしまいます。
と、揺さぶられる身体が突然止まり、私から離れられた御主人様。
どうやら私の奥に精子を与えて下さったようでしたが、その事実さえも朧気でした。
自分がどうなっているのか、この存在が何なのか。
理解出来ている筈なのに、それを認識する事を忘れてしまったようで。
まるで本当に、御主人様の所有される物体になったように。
細胞の一つ一つに御主人様が満たされるような。
今まで感じた事のない、不思議な悦びに囚われていたのです。
動かない愛奴から零れる体液にティッシュを与えられると、そのままバスルームへと向かわれた御主人様。
私はそれを知りながらも動けなかったのですが、それより何より、この充足感を逃したくなくて。
開いたバスルームの扉から見える、バスタブに置かれた御主人様の手をぼんやりと見つめていました。
このまま御主人様に取り込まれてその一部になってしまいたい。
そうなれたらどんなに幸せだろうか...。
そうしてずっと遠くにあった意識でしたが、水音と共にバスタブから出られた御主人様の御姿が目に入った途端、まるでベッドから飛び上がるようにそのお傍へと向かいました。
御主人様にご自分でお身体を拭かせるなんて...!
勿論そんな時もありますが(私が眠っている間にお一人で温泉に入られている場合等)、出来る限りお手伝いをさせて頂く事、御主人様と共に在る事が、沢山ある私の悦びの一つなのです。
御主人様からバスタオルを預かり、しっかりとそのお身体を拭き上げると、私にもお湯に浸かるようにと促され、御主人様はさっとバスルームを出て行かれました。
一人、その場に取り残されてしまった私。
出来るだけ早く御主人様のお傍に戻ろうと想い、静かにお湯に身体を浸します。
御主人様の匂いが消えてしまわないように…。
そう想いながら肌にゆっくりとお湯を滑らせると、手早く身体を拭き上げました。
けれど。
タオルが汚れている。
真っ白なタオルは、小さく朱色に染まって。
出血している…。
まるで処女喪失でもしたかのように、そこには赤い点が付着していました。
私は御主人様に気が付かれないよう、下着に薄いナプキンを付けて対処をします。
その瞬間は何故だか、御主人様に知られたくないような気がしていたのです。
下着を着けた私は、クローゼットから御主人様のお洋服を取り出し、ちょこまかと動きながらお着替えを手伝います。
それから私の首に嵌っている金属の輪を外して下さる御主人様は、その金具を取り外しながら、私と首輪が一体化していて外すのを忘れてしまうと仰いました。
私はそれが嬉しくて嬉しくて。
出来る事ならば、何時如何なる時も御主人様の所有物である証を身に着けていたい。
そう願う私の気持ちを、御主人様は何時でも御存知なのですから。
お掃除を中断するように、うつ伏せになられた御主人様。
マッサージの御命令を受け、掌にオイルを伸ばした私は、再びそのお尻に座らせて頂きながら、背中から足裏まで念入りに指圧させて頂きました。
「ありがとう」
マッサージを終えた私に、まるで当たり前のように届く感謝の言葉。
お礼を直接聞く機会が余りない私は、一人驚いてしまいます。
けれど御主人様は特に気に留められる様子も無く。
30分後に起こすようにと仰って、静かに目を閉じられました。
飛行機で眠れなかった私は、携帯のアラームをセットすると、その腕に寄り添って目を閉じます。
叱られてしまうかもしれないと想いましたが、少しでも御主人様に触れていたくて。
目の前にある二の腕を、そっと掌で包みました。
「温かいからそうしていなさい」
私を見遣るでもなく、目を開かれるでもなく。
けれど想い掛けなかった御主人様からのお赦しは、とてもとても優しい耳触りで私へと届いたのです。
心がふんわりと暖かい。
私は御主人様の寝息を聴きながら、あっという間に眠りへと落ちて行きました。
静かなお部屋に響く、小さなアラーム音。
寝惚け眼の御主人様は、私を包み込むように身体の上に腕を回して下さると、また深い寝息を吐いて眠りに付かれます。
その腕の重さが、堪らなく心地好くて。
御主人様の呼吸を子守唄にしながら、私も再び意識を手放しました。
先に起きたのは私の方。
その物音に気が付いて目を覚まされた御主人様は、少し首が痛くなったと仰って、ぐるりと寝返りを打たれます。
その背中を確認してから、今の内にお風呂の準備をしておこうと想った私。
目覚めに入浴される事の多い御主人様の為、なるべく静かにベッドから降りようとしたのですが...。
僅かな振動に、優しい声色が追いかけて来ました。
「もしかしてお風呂のお湯を入れてくれるのですか?」
それは先程と同じ、低く優しいトーン。
まだ微睡んでいらっしゃる様子の御主人様は、私の返事を確認して下さったのかどうか…。
そのまま眠りへと落ちて行かれたようでした。
ああ、この空気がとても愛おしい。
御主人様のいらっしゃる空間は、何時も穏やかな時間が流れていて。
私はそれを大切に大切に噛み締めながら、そっとバスルームへと向かいました。
お湯の温度を調整してからお部屋へ戻ると、御主人様はすやすやと気持ち良さそうに眠っていらっしゃいます。
私は再びベッドを揺らさないよう静かにそのお傍へと行き、健やかな寝顔を覗き込みました。
なんて愛おしいんだろう...。
押さえ切れない感情に恐る恐る手を伸ばし、短く生え揃っているお鬚に触れてみました。
指先に刺さる心地の好い違和感。
何だかそれが嬉しくて。
愛奴の悪戯を知る由もない御主人様は、穏やかな寝息を一定のリズムで繰り返されています。
私はそれをクラシックのように聴きながら、ただ静かにその時を過ごしていました。
最近は良く眠られているのか、寝起きの良い御主人様。
再度、お湯加減を見に行ったバスルームから戻ると、その物音に目を覚まされていました。
お風呂の準備が出来ている事をお伝えすると、少しだけぼんやりとした様子で、バスルームへと向かわれます。
私もその後を飛び跳ねるように追い掛け、半分空けて下さっているバスタブに腰を下ろしました。
「静かですね」
ふぅっと深く吐き出された息。
高層階のお部屋に物音は聞こえず、御主人様と私の動きに合わせて、小さな水音だけが響いています。
「落ち着きますね」
真っ直ぐ正面を見たままの御主人様の御言葉は、浴室の壁にぶつかって。
更に心地好く、バスルームに響き渡りました。
それは独り言のようで、独り言でない。
私がいる空間にも、御主人様が寛ぎを感じて下さっている事。
それが意味する特別が嬉しくて。
お湯から出てしまっている広い背中に、掌で掬ったお湯を繰り返し掛けていました。
私のその行動に想い出されたのか、温泉に行きたいと仰る御主人様。
料理は海の幸がいいと夢を膨らませていらっしゃるそのお身体をバスタオルで包み、くすくすと笑いながらお部屋へと戻って行きました。
マッサージの御命令を受け、掌にオイルを伸ばした私は、再びそのお尻に座らせて頂きながら、背中から足裏まで念入りに指圧させて頂きました。
「ありがとう」
マッサージを終えた私に、まるで当たり前のように届く感謝の言葉。
お礼を直接聞く機会が余りない私は、一人驚いてしまいます。
けれど御主人様は特に気に留められる様子も無く。
30分後に起こすようにと仰って、静かに目を閉じられました。
飛行機で眠れなかった私は、携帯のアラームをセットすると、その腕に寄り添って目を閉じます。
叱られてしまうかもしれないと想いましたが、少しでも御主人様に触れていたくて。
目の前にある二の腕を、そっと掌で包みました。
「温かいからそうしていなさい」
私を見遣るでもなく、目を開かれるでもなく。
けれど想い掛けなかった御主人様からのお赦しは、とてもとても優しい耳触りで私へと届いたのです。
心がふんわりと暖かい。
私は御主人様の寝息を聴きながら、あっという間に眠りへと落ちて行きました。
静かなお部屋に響く、小さなアラーム音。
寝惚け眼の御主人様は、私を包み込むように身体の上に腕を回して下さると、また深い寝息を吐いて眠りに付かれます。
その腕の重さが、堪らなく心地好くて。
御主人様の呼吸を子守唄にしながら、私も再び意識を手放しました。
先に起きたのは私の方。
その物音に気が付いて目を覚まされた御主人様は、少し首が痛くなったと仰って、ぐるりと寝返りを打たれます。
その背中を確認してから、今の内にお風呂の準備をしておこうと想った私。
目覚めに入浴される事の多い御主人様の為、なるべく静かにベッドから降りようとしたのですが...。
僅かな振動に、優しい声色が追いかけて来ました。
「もしかしてお風呂のお湯を入れてくれるのですか?」
それは先程と同じ、低く優しいトーン。
まだ微睡んでいらっしゃる様子の御主人様は、私の返事を確認して下さったのかどうか…。
そのまま眠りへと落ちて行かれたようでした。
ああ、この空気がとても愛おしい。
御主人様のいらっしゃる空間は、何時も穏やかな時間が流れていて。
私はそれを大切に大切に噛み締めながら、そっとバスルームへと向かいました。
お湯の温度を調整してからお部屋へ戻ると、御主人様はすやすやと気持ち良さそうに眠っていらっしゃいます。
私は再びベッドを揺らさないよう静かにそのお傍へと行き、健やかな寝顔を覗き込みました。
なんて愛おしいんだろう...。
押さえ切れない感情に恐る恐る手を伸ばし、短く生え揃っているお鬚に触れてみました。
指先に刺さる心地の好い違和感。
何だかそれが嬉しくて。
愛奴の悪戯を知る由もない御主人様は、穏やかな寝息を一定のリズムで繰り返されています。
私はそれをクラシックのように聴きながら、ただ静かにその時を過ごしていました。
最近は良く眠られているのか、寝起きの良い御主人様。
再度、お湯加減を見に行ったバスルームから戻ると、その物音に目を覚まされていました。
お風呂の準備が出来ている事をお伝えすると、少しだけぼんやりとした様子で、バスルームへと向かわれます。
私もその後を飛び跳ねるように追い掛け、半分空けて下さっているバスタブに腰を下ろしました。
「静かですね」
ふぅっと深く吐き出された息。
高層階のお部屋に物音は聞こえず、御主人様と私の動きに合わせて、小さな水音だけが響いています。
「落ち着きますね」
真っ直ぐ正面を見たままの御主人様の御言葉は、浴室の壁にぶつかって。
更に心地好く、バスルームに響き渡りました。
それは独り言のようで、独り言でない。
私がいる空間にも、御主人様が寛ぎを感じて下さっている事。
それが意味する特別が嬉しくて。
お湯から出てしまっている広い背中に、掌で掬ったお湯を繰り返し掛けていました。
私のその行動に想い出されたのか、温泉に行きたいと仰る御主人様。
料理は海の幸がいいと夢を膨らませていらっしゃるそのお身体をバスタオルで包み、くすくすと笑いながらお部屋へと戻って行きました。
この時はまだ、下着を脱がれていなかった御主人様。
汚れるといけないので、オイルを使わずに指圧させて頂きますとお伝えします。
するとやはりオイルがあった方が良いとの事で、うつ伏せのまま下着を脱ごうとされていました。
私もウエストのゴムに指を掛けて、その背中を見ながらお手伝いさせて頂きます。
脱ぎ易いように腰を浮かせて下さる御主人様。
そのお身体に隠されて、ペニスがどのような状態なのかは確認出来ません。
今からマッサージをさせて頂くのだから、きっと硬くはなられていない筈...。
そう想いながら脱げた下着を畳んでいると、ふいに仰向けになられた御主人様のペニスは、私の予想とは真逆の状態になっていました。
それは御主人様が求めて下さっている証拠。
嬉しい…!
目に見える変化に飛び付きたい気持ちを抑えながら、御命令に従い、ゆっくりと舌を這わせて行きました。
御主人様の肌の味。
清潔な良い匂い。
お逢い出来ない間も繰り返し想い出す御奉仕の感覚は、私の脳をあっという間に支配して行きます。
「私の役に立てて嬉しいでしょう?」
そうお声を掛けて下さるのは、御主人様が確認をされる為でもあるけれど、私にその事実を知らしめる為。
自分がこうしている事に幸せを感じている事。
御主人様が悦んで下さる事に悦びを感じる事。
私は御主人様の愛奴であるのだと。
その一言には沢山の意図が込められているのだと感じながら、舌を休める事無くお返事をしました。
丁寧に、丁寧に。
言葉に出来ない想いをお伝えするように。
御主人様のお好きな所を舌先で刺激すると、愛しいペニスはより強く脈打ちます。
根元まで柔らかく舌全体で包んで。
御主人様が初めて褒めてくださった、あの夏の御奉仕のように。
舌と唇を使えるだけ使って、御主人様へと狂おしい想いをお伝えするのです。
私の全ては御主人様の物であるのだと。
私は御主人様の所有物であるのだと。
そう想えば思う程、私の口内は卑猥に蠢き続けていました。
「飲ませてあげますから咥えなさい」
それは嬉しい御命令。
私の想いを受け取って下さったのか、御主人様の限界が近付いたようでした。
飲ませて頂くのは勿論なのですが、そう御命令されるのは御主人様が悦んで下さっている証拠。
御主人様が精を放たれる予告。
それが解るから、私は嬉しくて仕方がなくなってしまうのです。
御命令通りにすっぽりとペニスを口内に収めると、速く動かすようにと更に指示が加わりました。
速く、もっと速く。
程無くして放たれた御主人様は、零れてしまいそうなくらいに私の口内を満たしています。
口一杯のそれを飲み込んでしまいたくはなかったのですが、余りの量に上手く呼吸が出来ません。
出来るだけ喉に留められるようゆっくり飲み干すと、口内から鼻に抜ける甘い香りだけが残りました。
そのまま口を離す事無く、お掃除へと移行します。
けれどいつまで経っても私がペニスを離さないので、御主人様は身体を捻り、私から出て行かれてしまいました。
汚れるといけないので、オイルを使わずに指圧させて頂きますとお伝えします。
するとやはりオイルがあった方が良いとの事で、うつ伏せのまま下着を脱ごうとされていました。
私もウエストのゴムに指を掛けて、その背中を見ながらお手伝いさせて頂きます。
脱ぎ易いように腰を浮かせて下さる御主人様。
そのお身体に隠されて、ペニスがどのような状態なのかは確認出来ません。
今からマッサージをさせて頂くのだから、きっと硬くはなられていない筈...。
そう想いながら脱げた下着を畳んでいると、ふいに仰向けになられた御主人様のペニスは、私の予想とは真逆の状態になっていました。
それは御主人様が求めて下さっている証拠。
嬉しい…!
目に見える変化に飛び付きたい気持ちを抑えながら、御命令に従い、ゆっくりと舌を這わせて行きました。
御主人様の肌の味。
清潔な良い匂い。
お逢い出来ない間も繰り返し想い出す御奉仕の感覚は、私の脳をあっという間に支配して行きます。
「私の役に立てて嬉しいでしょう?」
そうお声を掛けて下さるのは、御主人様が確認をされる為でもあるけれど、私にその事実を知らしめる為。
自分がこうしている事に幸せを感じている事。
御主人様が悦んで下さる事に悦びを感じる事。
私は御主人様の愛奴であるのだと。
その一言には沢山の意図が込められているのだと感じながら、舌を休める事無くお返事をしました。
丁寧に、丁寧に。
言葉に出来ない想いをお伝えするように。
御主人様のお好きな所を舌先で刺激すると、愛しいペニスはより強く脈打ちます。
根元まで柔らかく舌全体で包んで。
御主人様が初めて褒めてくださった、あの夏の御奉仕のように。
舌と唇を使えるだけ使って、御主人様へと狂おしい想いをお伝えするのです。
私の全ては御主人様の物であるのだと。
私は御主人様の所有物であるのだと。
そう想えば思う程、私の口内は卑猥に蠢き続けていました。
「飲ませてあげますから咥えなさい」
それは嬉しい御命令。
私の想いを受け取って下さったのか、御主人様の限界が近付いたようでした。
飲ませて頂くのは勿論なのですが、そう御命令されるのは御主人様が悦んで下さっている証拠。
御主人様が精を放たれる予告。
それが解るから、私は嬉しくて仕方がなくなってしまうのです。
御命令通りにすっぽりとペニスを口内に収めると、速く動かすようにと更に指示が加わりました。
速く、もっと速く。
程無くして放たれた御主人様は、零れてしまいそうなくらいに私の口内を満たしています。
口一杯のそれを飲み込んでしまいたくはなかったのですが、余りの量に上手く呼吸が出来ません。
出来るだけ喉に留められるようゆっくり飲み干すと、口内から鼻に抜ける甘い香りだけが残りました。
そのまま口を離す事無く、お掃除へと移行します。
けれどいつまで経っても私がペニスを離さないので、御主人様は身体を捻り、私から出て行かれてしまいました。