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御主人様と愛奴 変態の日々の記録

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Author:愛奴
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23度目の調教② ~愛奴と調教前~

昨日。調教日の前日の事。

私は試合の流れだけが判るアプリを見ながら、御主人様とメールで野球の応援をしていました。

私の住んでいる地域では、御主人様が応援されているチームの試合放送がありません。

けれど御主人様のお好きな物と、その時間を共有したくて。

まるで一緒に試合観戦をしているかのように、メールでお話をしていたのです。

それに何より、試合の様子を文字にして送って下さる御主人様のお気持ちが嬉しくて。

「同じ時間を過ごしている」

そんな悦びをひしひしと感じていました。




けれど御主人様は、いつもその先の事を考えていらっしゃいます。

テーブルの向かいから差し出された私の携帯電話には、野球中継を視聴出来るアプリがインストールされていました。

これで見れるから

と、簡単な説明だけをして下さるのですが。

そこにはもっともっと愛しい想いが込められている事を、私はきちんと理解していました。

それが嬉しくて堪らなくて。

きっとまた腑抜けた顔をしてしまっていたのでしょう。

ご自分のお財布を私の前に差し出されると、そのままスマートに席を離れられます。

私も急いでその後を追い、会計を済ませる為にお財布を開きました。

そこにあるのは、御主人様と私のお揃い。

毎度毎度確認しては、あの頃と変わる事のない想いを噛み締めるのです。




お店の外で待っていて下さる御主人様にお財布をお渡しすると、そのまま流れるように歩き出されました。

何時もの光景、何時もの道。

その背中を追い掛けながら歩く嬉しさは、きっと動物のそれと同じなのでしょう。

嬉しくて嬉しくて、仕方がなくて。

もし私に尻尾があったならば、物凄い勢いで振ってしまうに違いない。

そんな馬鹿な事を考えながら、御主人様越しに、ビルを吹き抜ける心地の好い風を受け歩きます。

何時ものように私をからかいながら、嘲笑う御主人様が眩しく素敵で。

戯れ付く愛奴のおまんこを叩きながら、ホテルのフロントへと歩いて行きました。




チェックインを済ませ、スーツケースを受け取ってから開いたお部屋のドア。

何時もと少し違う間取りに、大きな窓が二つ並んでいました。

その景色に私が一人で燥いでいると、「先ずは首輪ですね」と静かで優しい声が、背中から真っ直ぐに届きます。

私は急いでパンプスを脱ぐと、スーツケースの中から首輪を取り出しました。

一瞬、着ていたワンピースも脱いだ方が良いのかと迷いましたが…。

生理が予定より遅れた事で、残念ながらこの日はおまんこを使って頂く事が出来なかったのです。

それなのに自ら服を脱ぐのも何だか可笑しな気がして。

私はそのままの格好で首輪だけを持つと、ベッドに腰掛けられた御主人様の足元へと座りました。



【 2019/11/23 22:30 】

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23度目の調教① ~御主人様と携帯電話~

御主人様の愛奴になって四年目の朝。

私はいつものように、地元の空港でお土産を選んでいました。

お酒がお好きな御主人様に、私が住んでいる土地の美味しい物を味わって頂きたくて。

おつまみになるような物、御主人様の好み…。

ほんの少しで構わないから、御主人様に悦んで頂きたい。

それは只の自己満足かもしれませんが、御主人様の為に私が出来る事といったら、それくらいしか想い付かない。

そんな朝の光景も、すっかり恒例になっていました。




離陸後、機内でもよくこのブログを書いているのですが、この日はやたらと眠たくて。

珍しく熟睡しながら、御主人様の元へと飛んで行ったのです。




無事に空港へと着陸した飛行機。

早速その事をご報告すると、御主人様は既に待ち合わせ場所に到着されていました。

何時ものお店で、お仕事をされながらお酒を召し上がっていらっしゃるようです。

私はその事実に突然に気持ちが急いて。

機内の座席に、蹲ってしまう程に思い切り脚をぶつけてしまいました。

「急ぐ事はありませんよ」

そう言って下さる御主人様。

全くもってその通りですし、私が急いだところで大して早く到着する事も出来ません。

それどころか、お仕事の邪魔になってしまう可能性だってあるのです。

それでも。

急ぎたくて急ぎたくて仕方がない。

早く、早く。

一刻も早く御主人様の元へ。

痛む脚をそっと見てみると、薄っすらと痣が出来ていました。

「慌てずに来なさい」

再度、御言葉を掛けて下さる御主人様に、少しだけ落ち着きを取り戻した私。

転ばないように、怪我をしないように。

鈍く痛む脚を少しだけ庇いながら、可能な限り急いで足を動かし、いつもの電車へと乗り込みました。




降り立った駅には、今日も大勢の人々。

その波を通り抜けて辿り着いたいつものお店には、いつもの席にその御姿がありました。

お逢いしたくてお逢いしたくて堪らなかった御主人様。

もしかしたら、この瞬間が最も胸の高鳴る時かもしれません。

けれどそれを悟られるのは何だか恥ずかしいような気がして。

平静を装いながら御挨拶をしてその向かいに座ると、テーブルの上にはお仕事の書類が広げられていました。

そして長いウインナーが数本乗ったお皿。

早くに到着された御主人様は、どうやらウインナーをおつまみにお仕事をされていたようです。

けれどお話をお聞きしていると、他にもお料理を召し上がられ、お腹がいっぱいとの事。

私は起きてから何も食べていなかったので、御主人様のお勧めでお料理を注文しました。

そして運ばれてきた物を少しだけ御主人様のお皿に取り分けると、後は私に食べるようにと促されたのです。




ナイフで上手く切り分ける事の出来ないお料理に苦戦していると、ふいに携帯を貸しなさいと仰る御主人様。

それは初めての事で。

私は不思議に想いながら、自分の携帯を差し出しました。

勿論、御主人様に秘密にしなければならないような事は何もありませんから、躊躇するような事も何もありません。

画面を何度もタップしながら何かを一生懸命にされている御主人様を、食事をしながら静かに見守っていました。

すると、口をもごもごと動かしている私に向かって、指紋認証をするようにと携帯の画面を向けられたのです。

そこに表示されていたのは、アプリのインストール画面。

訳が解らず指を押し付けると、ベルのような軽快な音と共に、「完了」という文字が画面に表示されました。



【 2019/11/12 23:44 】

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