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御主人様と愛奴 変態の日々の記録

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愛奴

Author:愛奴
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御主人様の愛奴です。
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24度目の調教⑦ ~愛奴の目標~

すっかり空っぽになった口内。

それとは反対に、掌は自分の唾液で濡れそぼっていました。

御主人様のお陰で御奉仕が大好きになった私は、直ぐに唾液が溢れて来てしまう体質に変わってしまいましたから。

シーツに手を触れないようにベッドから下りると、ドレッサーの前にあるティッシュで自分の指を拭き上げました。

その間もベッドに横たわっていらっしゃった御主人様は、見るとその左腕を真っ直ぐに伸ばして下さっています。

それは私の居場所と、無言の合図。

嬉しさで飛び上がってしまう胸を抑えながら、その腕の中にすっぽりと収まりました。




「落ち着きますね」

音の無いお部屋で私を抱えながら。

低く優しい声色に、私の鼓動は跳ね上がりました。

私が寄り添う事を、御主人様が良しとして下さっている。

私の居る空間に、御主人様が安らぎを感じて下さっている。

それは日常と何も変わらず、御主人様にとっては特別な事ではないのかもしれません。

けれど。

お忙しい御主人様が寛げる空間に、もし私がお力添えが出来ているとしたら。

これ以上に嬉しい事はありませんもの。

そうしてひっそりと悦んでいる愛奴に目覚ましを頼まれてから。

御主人様は静かに眠りへと落ちて行かれました。




呼吸に合わせて上下する胸板。

心地好くて想わず意識を手放しそうになるけれど、目覚ましを頼まれたのだから起きていなければならない。

閉じてしまいそうな瞼を開ける為、視線をやった窓の向こうには、御主人様の肌越しに高層ビルの先端だけが並んで見えました。

この景色もいつもの風景。

初めはその現実味の無さに、これは夢なのではないかと本当に疑っていた程だったのに。

人は次第に欲張りになってしまう。

重なる日々と愛おしい御主人様。

私はこんなにも幸せなのに、また何かを欲しがって。

自分の欲深さに呆れて苦笑いをしながらも。

御主人様に頼るのではなく、自分で自分と上手く付き合う術を身に付けなければと想っていました。




そろそろ御主人様が指定をされた時間。

目を覚まされた後にはお風呂に入られるに違いないと、ゆっくりとベッドを抜け出した私。

丁度良い湯加減に整えてからお部屋へ戻ると、薄らと目を開けられた御主人様が、じっとこちらを見ていらっしゃいました。

その様子が何だかとても暖かくて。

元通りに腕の中に潜り込むと、私を丁度好い位置に収めるよう、もぞもぞとお身体を動かしてから。

「温かい」

「気持ちが好い」

そう低く優しく呟かれ、小さな寝息と共に再び眠ってしまわれたのです。




私はこんなにも幸せ。

敬愛する御主人様に、全てを受け入れて頂いているという事実。

普通の恋愛では得る事の出来ない、恐ろしいまでの安寧。

私がずっとずっと探し求めていたのは、この御主人様の世界だったのだと。

今になってやっと、自分の中にすんなりと落ちて来ていました。

だからこそ強くなりたい。

沢山の悦びと幸福を与えて下さる御主人様のお隣に居させて頂けるよう。

御主人様の自慢の愛奴で在れるよう。

御主人様に恥じない自分である事が、今の私の目標になっていました。



【 2020/03/21 22:42 】

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24度目の調教⑥ ~御主人様の体液~

私がゆっくりと背中から降りると。

枕を背にしてベッドに寄り掛かられた御主人様は、再び愛奴に御奉仕をするよう命じられました。

その御言葉にピンと耳を立て、まるで餌を貰うかのようにいそいそと脚の間に収まる私。

そっと両手を添えた愛しいペニスにゆっくりと舌を纏わり付かせながら、その味を隅々まで確かめて行きました。

そんな愛奴の頭に声を掛けて下さる御主人様は、前回の調教から一度も精子を出されていないのだと静かに仰います。

その御言葉に驚くと共に。

この後それを全て頂けるのだという事実に、私の心は踊るように跳ね上がっていました。




御主人様は本当に素敵な御方ですから。

御自身で性処理をされる事は、今までにも殆どなかったのだと以前にお話しして下さいました。

けれど私が頻回に帰れない事で、御主人様に負担をお掛けしてしまっているという事実もあり...。

愛奴としての申し訳ない気持ちは、何時も何時も拭えずにいるのです。

それは仕方が無い事だと片付けてしまえばそれまでなのですけれど。

出来る事ならば、全ての性処理をさせて頂きたい。

御主人様に仕える者として、その体液を細胞の隅々にまで行き渡らせたい。

御主人様の愛奴として、それはこれからも変わる事の無い願いであるのです。




ですから私は嬉しくて仕方が無くて。

御主人様に我慢をさせてしまっている事実はやはり否めませんが、前回から一滴も何処かへ行く事のなかった大事な精子。

それを全て与えて頂けるという事実に加え、その御言葉に込められた御主人様のお気持ちが嬉しくて。

私の悦びは全て御奉仕に反映され、自然とその濃厚さを増して行きました。




「舌を使いなさい」

「そこをしっかりと舐めなさい」

時折、御主人様が指示をあたえて下さいますが、私はもう冷静ではいられません。

御主人様が悦んで下さるように。

私に出来る事は何でもしたい。

絡み付く舌に、次第に溢れて来る御主人様の愛液。

それを逃すまいと吸い付いていると、動きを速めるようにとの御命令が下されました。




御主人様への御奉仕は、決して快楽の為の物ではありません。

御主人様自身も、気持ち良くしないようにとよく仰っています。

それは揺ぎ無き忠誠心を示す為の行動であり、私が御主人様の所有物である事を愉しんで頂く為の行為。

ですから幾ら精子を頂きたくとも、私の意思でその速度を調整する事は有り得ない。

御主人様の御意志の下にのみ、私の全ては決定されているのです。




「出しますよ」

細やかな息遣いと共に、口内に広がる粘度の高い液体と香り。

それを飲み込んでしまいたくない私は、精を吐き出したばかりのペニスと共に、ころころと口の中を転がしながらその余韻を愉しんでいました。

けれど頂いた精子が余りにも大量で。

想わず口端から垂らしてしまった液体を、一滴も零さないように綺麗に舐めとってから。

御主人様の体液を、自分の胎内へとゆっくりゆっくり飲み込んで行ったのです。


【 2020/03/09 21:46 】

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