御主人様と愛奴 変態の日々の記録
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Author:愛奴
♥当ブログは性的表現・画像を使用しておりますので、18歳未満の方は直ちにブラウザバックをお願い致します。
またSMに嫌悪感をお持ちの方は閲覧をお控え下さい。
自己責任の元での閲覧をお願い致します。
御主人様の愛奴です。
お初の方は「はじめに」をご参照下さい。
コメントは承認制となっておりますので、「管理者にだけ表示を許可する」にチェックを入れて下さると非表示となります。
私からのお返事のみ掲載させて頂きますので、SMに興味のある方もノーマルの方も、皆様お気軽に足跡を残して下さると嬉しいです。
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私に首輪を付け終えると、再び椅子に掛けられる御主人様。
革靴と靴下を脱がせるように御命令されました。
やっと御主人様に触れられると、悦んで革靴に飛び付く私。
けれど革靴を脱いで頂くのは、意外と難しくて。
また手間取ってしまう私に、早くするようにと静かなお叱りの言葉が飛びます。
靴下まで脱ぎ終えると、今度はスラックスを脱がせるようにと仰いました。
私は更に悦んでベルトに飛び付き、脱ぎ終えたスラックスを軽く整えてベッドの上に。
今度は私に服を脱ぐようにとの御命令です。
早く早くと急かされ、ますます手間取りながら、やっと紺のワンピースを脱いで全裸になりました。
何度経験しても、明るい日差しの下で身体を見て頂くのは恥ずかしい…
私がもっと若くて綺麗な身体だったならと、いつも想わずにはいられないのです。
そうして御主人様の足元で縮こまっていると、大きな掌で左の乳房を掴まれました。
ぎゅうっと握り潰すように引っ張られ、苦痛と悦びに表情が歪みます。
私、痛いのが嫌だったはずなのに...
痛いのに。
嬉しい。
痛みが快楽に変わるのではなく、痛みすらも凌駕する御主人様への想い。
それが痛みを受け入れるという事なのかなと想っていると、御主人様はすぐにその手を離され、唇を舐めるようと御命令されました。
私から御主人様への、調教開始の御挨拶。
そっとその肩に手をかけ、ゆっくりと顔を近づける。
もしかしたら、一番緊張する瞬間かもしれない。
御主人様に自ら顔を近付け、舌を伸ばす…
恥ずかしくて堪らないけど、その何倍も嬉しくて。
目を閉じて、御主人様の唇の感触を確かめていました。
ふと、御主人様に寄り掛かっている私の太股に、御主人様のペニスが当たっているのに気が付きます。
硬くなっている…
下着越しに感じる御主人様のペニスは、初めての調教の時を想い出す。
まだ何も知らなかった私が怯えないよう、御主人様は私を膝の上に座らせて下さって…
私はお尻にその硬さを感じながら、何も言えずに固まっていたっけ。
それも全て御主人様の思惑通りだと知った時は、その周到さに酷く惹かれてしまったのですが。
私の遥か上を行く御主人様の思考。
そこに巻き込まれ、小馬鹿にされるのが心地好くて仕方ない。
私はいつも御主人様の足元にじゃれついている従順な犬そのもの。
餌を与えて貰い、排泄物を管理され、御主人様に寄り添って眠る。
私の世界は御主人様であり、この命さえも御主人様の手中にある。
言葉だけの絵空事ではない。
私の全ては御主人様の物なのです。
革靴と靴下を脱がせるように御命令されました。
やっと御主人様に触れられると、悦んで革靴に飛び付く私。
けれど革靴を脱いで頂くのは、意外と難しくて。
また手間取ってしまう私に、早くするようにと静かなお叱りの言葉が飛びます。
靴下まで脱ぎ終えると、今度はスラックスを脱がせるようにと仰いました。
私は更に悦んでベルトに飛び付き、脱ぎ終えたスラックスを軽く整えてベッドの上に。
今度は私に服を脱ぐようにとの御命令です。
早く早くと急かされ、ますます手間取りながら、やっと紺のワンピースを脱いで全裸になりました。
何度経験しても、明るい日差しの下で身体を見て頂くのは恥ずかしい…
私がもっと若くて綺麗な身体だったならと、いつも想わずにはいられないのです。
そうして御主人様の足元で縮こまっていると、大きな掌で左の乳房を掴まれました。
ぎゅうっと握り潰すように引っ張られ、苦痛と悦びに表情が歪みます。
私、痛いのが嫌だったはずなのに...
痛いのに。
嬉しい。
痛みが快楽に変わるのではなく、痛みすらも凌駕する御主人様への想い。
それが痛みを受け入れるという事なのかなと想っていると、御主人様はすぐにその手を離され、唇を舐めるようと御命令されました。
私から御主人様への、調教開始の御挨拶。
そっとその肩に手をかけ、ゆっくりと顔を近づける。
もしかしたら、一番緊張する瞬間かもしれない。
御主人様に自ら顔を近付け、舌を伸ばす…
恥ずかしくて堪らないけど、その何倍も嬉しくて。
目を閉じて、御主人様の唇の感触を確かめていました。
ふと、御主人様に寄り掛かっている私の太股に、御主人様のペニスが当たっているのに気が付きます。
硬くなっている…
下着越しに感じる御主人様のペニスは、初めての調教の時を想い出す。
まだ何も知らなかった私が怯えないよう、御主人様は私を膝の上に座らせて下さって…
私はお尻にその硬さを感じながら、何も言えずに固まっていたっけ。
それも全て御主人様の思惑通りだと知った時は、その周到さに酷く惹かれてしまったのですが。
私の遥か上を行く御主人様の思考。
そこに巻き込まれ、小馬鹿にされるのが心地好くて仕方ない。
私はいつも御主人様の足元にじゃれついている従順な犬そのもの。
餌を与えて貰い、排泄物を管理され、御主人様に寄り添って眠る。
私の世界は御主人様であり、この命さえも御主人様の手中にある。
言葉だけの絵空事ではない。
私の全ては御主人様の物なのです。
私はいつものように御主人様が待っていて下さる駅に降り立ちました。
本当はお逢い出来る予定ではなかった今月。
けれど私の誕生月だからと、御主人様は時間を作って下さいました。
一緒に祝える筈のない誕生日。
だからこそ、御主人様のお気遣いが嬉しくて嬉しくて堪らなかったのです。
駅前で私を待っていて下さった御主人様は、すっかり冬の装い。
すぐにそのお姿を見つけ、急いで駆け寄りました。
けれど御主人様は私の姿を確認すると、私が追いつくのを待たずに歩き出されます。
私はいつもその背中を追いかけるのです。
今回はいつもと違うホテル。
広いお部屋とバスルームに、御主人様は満足されているご様子で、私も嬉しくなりました。
荷物を置いて、ホテル内のレストランでランチを済ませます。
いつものように御主人様がメニューを決めて下さり、私がそれをお皿に取り分ける。
最初の頃よりは少し上手く出来るようになったでしょうか?
御主人様にお話したい事がたくさんありすぎて、食べるのが遅いと叱られてしまいました。
ランチを済ませてお部屋に戻り、私はシャワーを浴びて準備をします。
バスタオルで身体を拭いて部屋へ戻ると、御主人様は椅子に掛けられ、携帯を操作していらっしゃいました。
スーツケースの鍵を開けてから、御主人様に寄り添うように、ゆっくりと絨毯の上に座る私。
すると御主人様は、足元にいる私の横を抜けて、お道具がたくさん入ったスーツケースに向かわれました。
その背中を見つめながら、御主人様に使って頂ける期待で胸がいっぱいになる。
愛奴として精一杯お仕えしなければと想っていた時、御主人様がこちらに戻って来られました。
その手には銀の首輪。
前回使わなかった、私の金属の首輪。
御主人様の愛奴である事の証。
私は自ら顎を上げ、首輪をねだります。
「冷たいな」と言いながら、私の熱を持った首に、金属の首輪を沿わせる御主人様。
その冷たさすらも快感に想う程、私は身体を震わせていました。
私が御主人様の愛奴として、本来の姿に戻れる時。
首輪を固定する御主人様の息遣いをすぐそこに感じながら、それだけで達してしまいそうな程に陶酔していました。
本当はお逢い出来る予定ではなかった今月。
けれど私の誕生月だからと、御主人様は時間を作って下さいました。
一緒に祝える筈のない誕生日。
だからこそ、御主人様のお気遣いが嬉しくて嬉しくて堪らなかったのです。
駅前で私を待っていて下さった御主人様は、すっかり冬の装い。
すぐにそのお姿を見つけ、急いで駆け寄りました。
けれど御主人様は私の姿を確認すると、私が追いつくのを待たずに歩き出されます。
私はいつもその背中を追いかけるのです。
今回はいつもと違うホテル。
広いお部屋とバスルームに、御主人様は満足されているご様子で、私も嬉しくなりました。
荷物を置いて、ホテル内のレストランでランチを済ませます。
いつものように御主人様がメニューを決めて下さり、私がそれをお皿に取り分ける。
最初の頃よりは少し上手く出来るようになったでしょうか?
御主人様にお話したい事がたくさんありすぎて、食べるのが遅いと叱られてしまいました。
ランチを済ませてお部屋に戻り、私はシャワーを浴びて準備をします。
バスタオルで身体を拭いて部屋へ戻ると、御主人様は椅子に掛けられ、携帯を操作していらっしゃいました。
スーツケースの鍵を開けてから、御主人様に寄り添うように、ゆっくりと絨毯の上に座る私。
すると御主人様は、足元にいる私の横を抜けて、お道具がたくさん入ったスーツケースに向かわれました。
その背中を見つめながら、御主人様に使って頂ける期待で胸がいっぱいになる。
愛奴として精一杯お仕えしなければと想っていた時、御主人様がこちらに戻って来られました。
その手には銀の首輪。
前回使わなかった、私の金属の首輪。
御主人様の愛奴である事の証。
私は自ら顎を上げ、首輪をねだります。
「冷たいな」と言いながら、私の熱を持った首に、金属の首輪を沿わせる御主人様。
その冷たさすらも快感に想う程、私は身体を震わせていました。
私が御主人様の愛奴として、本来の姿に戻れる時。
首輪を固定する御主人様の息遣いをすぐそこに感じながら、それだけで達してしまいそうな程に陶酔していました。
御主人様と一緒にお風呂に浸かり、再びベッドに戻ると、先に戻っていた御主人様はお札を数えていらっしゃいました。
私はその足元に座ります。
たくさんお渡しする事が出来たので、悦んで下さっているんだと想っていたその時。
帯の付いた札束から数枚抜き取られ、お札を私に差し出して下さいました。
きょとんとする私。
そう言えば少し前に、頑張ったご褒美を下さると仰っていたっけ…
御主人様が覚えていて下さった事が嬉しくて、私は素直にそれを受け取りました。
そうして身支度を整え、私と御主人様はホテルのお部屋を後にしました。
外は冷たい雨。
私は折りたたみ傘を持っていましたが、それを広げるかどうか迷うくらいの雨量。
そのまま御主人様の腕に掴まって、駅まで歩く事にしました。
御主人様は歩くのが早いので、私はほとんどぶら下がっているような状態。
けれど御主人様の腕に掴まる口実が出来て、私はとても嬉しかったのです。
夕方の電車は相変わらず満員。
私は座席に座らせて貰い、その正面に御主人様が立って下さいます。
御主人様と一緒に過ごせる時間。
同じ空間にいられるだけで、なんて幸せなんだろう。
そう想っていた時、自分の中にふと違和感が生まれました。
先程頂いたご褒美。
今感じている幸せと違う…
私…
心から悦んでいなかった…
嬉しかったのは、御主人様が覚えていて下さったから。
私にご褒美をあげようと想って下さったから。
私の頑張りを認めて下さったから。
お金を頂いたからじゃなかったんだ…
その事実に突然気付き、自分の気持ちに酷く驚きました。
私には貧しかった過去があります。
生活をするのがやっとで、喉が渇いても自販機のジュースも買えなかった。
いつも家で作ったお茶を持ち歩き、洋服どころか下着を買う事も数年に一度でした。
ですからお金にはとてもシビアで、お金だけは裏切らないと思っていたんです。
そんな私が、お金を貰ったのに悦んでいなかった…
私が嬉しいのは、御主人様がいるから。
御主人様が私の事を考えて下さるから。
御主人様に大切にされていると感じるから。
私の全ては御主人様で、それ以外は何もいらないから。
私の価値観は、全てが御主人様なのだと気が付き、お金を受け取った事を後悔し始めていました。
けれどそんな事を言う訳にもいかず、電車は空港に到着します。
だって御主人様は、私を気遣ってご褒美を下さっている。
それを返す事なんて出来ない…
どうしようどうしようと考えながら、いつものように食事をして、手荷物検査場に到着してしまいました。
いつもよりも人が多く、行ってきますの御挨拶も出来ないまま、私は御主人様のお傍を離れます。
このまま何も言わずにいた方がいいだろうかとも想いましたが、御主人様に隠し事は出来ない。
私は手荷物検査の列に並びながら、先程受け取ったご褒美の件について、御主人様にメールを送りました。
すると御主人様からお返事が…
戻ってくる時の旅費に使いなさいと書いてあります。
旅費はいつも御主人様が出して下さるのに…
そうじゃないのに…
小さくなっていく御主人様のお姿。
その距離と上手く伝えられない事がもどかしくて、私は思い切って我儘を言う事にしました。
お金じゃないご褒美が欲しいです、と。
それは口付けでも、御主人様と旅行をする事でも構わない。
むしろその方が嬉しい。
御主人様が私のご褒美。
私の一番欲しいもの。
それをどうしても伝えたかった…
「何かお前がいつも身につけておける物を与えてもいいでしょう」
予想外の御主人様の御言葉。
飛行機の時間が迫っていなければ、私は御主人様の元へ走って戻っていた事でしょう。
凄く凄く嬉しい…
御主人様の御言葉で、私の中のわだかまりが一瞬で消えてしまった。
そうして頂いたご褒美は、御主人様の元で暮らす為の貯金にする事にしました。
手荷物検査を終えて振り返ります。
小さくなった御主人様が、いつものように大きく手を振って下さっている。
お互い歩き出しながら、その姿が見えなくなるまで手を振り続けていました。
今度はいつ御主人様の元に帰れるんだろう…
次の約束もないまま、私は涙をこらえて歩き出しました。
夜の雨で、飛行機からの光も見えない。
ただ目を閉じ、御主人様の事を想うばかりでした。
9度目の調教は終了となります。
いつもお付き合い下さりありがとうございます。
今回は体調を崩してしまい、次回調教までに完結する事が出来ませんでした。
先日、10度目の調教が終了しましたので、次回もお付き合い下さると嬉しいです。
最後に、御主人様が素足で私のクリトリスを弄って下さっている画像を掲載させて頂きます。
私はその足元に座ります。
たくさんお渡しする事が出来たので、悦んで下さっているんだと想っていたその時。
帯の付いた札束から数枚抜き取られ、お札を私に差し出して下さいました。
きょとんとする私。
そう言えば少し前に、頑張ったご褒美を下さると仰っていたっけ…
御主人様が覚えていて下さった事が嬉しくて、私は素直にそれを受け取りました。
そうして身支度を整え、私と御主人様はホテルのお部屋を後にしました。
外は冷たい雨。
私は折りたたみ傘を持っていましたが、それを広げるかどうか迷うくらいの雨量。
そのまま御主人様の腕に掴まって、駅まで歩く事にしました。
御主人様は歩くのが早いので、私はほとんどぶら下がっているような状態。
けれど御主人様の腕に掴まる口実が出来て、私はとても嬉しかったのです。
夕方の電車は相変わらず満員。
私は座席に座らせて貰い、その正面に御主人様が立って下さいます。
御主人様と一緒に過ごせる時間。
同じ空間にいられるだけで、なんて幸せなんだろう。
そう想っていた時、自分の中にふと違和感が生まれました。
先程頂いたご褒美。
今感じている幸せと違う…
私…
心から悦んでいなかった…
嬉しかったのは、御主人様が覚えていて下さったから。
私にご褒美をあげようと想って下さったから。
私の頑張りを認めて下さったから。
お金を頂いたからじゃなかったんだ…
その事実に突然気付き、自分の気持ちに酷く驚きました。
私には貧しかった過去があります。
生活をするのがやっとで、喉が渇いても自販機のジュースも買えなかった。
いつも家で作ったお茶を持ち歩き、洋服どころか下着を買う事も数年に一度でした。
ですからお金にはとてもシビアで、お金だけは裏切らないと思っていたんです。
そんな私が、お金を貰ったのに悦んでいなかった…
私が嬉しいのは、御主人様がいるから。
御主人様が私の事を考えて下さるから。
御主人様に大切にされていると感じるから。
私の全ては御主人様で、それ以外は何もいらないから。
私の価値観は、全てが御主人様なのだと気が付き、お金を受け取った事を後悔し始めていました。
けれどそんな事を言う訳にもいかず、電車は空港に到着します。
だって御主人様は、私を気遣ってご褒美を下さっている。
それを返す事なんて出来ない…
どうしようどうしようと考えながら、いつものように食事をして、手荷物検査場に到着してしまいました。
いつもよりも人が多く、行ってきますの御挨拶も出来ないまま、私は御主人様のお傍を離れます。
このまま何も言わずにいた方がいいだろうかとも想いましたが、御主人様に隠し事は出来ない。
私は手荷物検査の列に並びながら、先程受け取ったご褒美の件について、御主人様にメールを送りました。
すると御主人様からお返事が…
戻ってくる時の旅費に使いなさいと書いてあります。
旅費はいつも御主人様が出して下さるのに…
そうじゃないのに…
小さくなっていく御主人様のお姿。
その距離と上手く伝えられない事がもどかしくて、私は思い切って我儘を言う事にしました。
お金じゃないご褒美が欲しいです、と。
それは口付けでも、御主人様と旅行をする事でも構わない。
むしろその方が嬉しい。
御主人様が私のご褒美。
私の一番欲しいもの。
それをどうしても伝えたかった…
「何かお前がいつも身につけておける物を与えてもいいでしょう」
予想外の御主人様の御言葉。
飛行機の時間が迫っていなければ、私は御主人様の元へ走って戻っていた事でしょう。
凄く凄く嬉しい…
御主人様の御言葉で、私の中のわだかまりが一瞬で消えてしまった。
そうして頂いたご褒美は、御主人様の元で暮らす為の貯金にする事にしました。
手荷物検査を終えて振り返ります。
小さくなった御主人様が、いつものように大きく手を振って下さっている。
お互い歩き出しながら、その姿が見えなくなるまで手を振り続けていました。
今度はいつ御主人様の元に帰れるんだろう…
次の約束もないまま、私は涙をこらえて歩き出しました。
夜の雨で、飛行機からの光も見えない。
ただ目を閉じ、御主人様の事を想うばかりでした。
9度目の調教は終了となります。
いつもお付き合い下さりありがとうございます。
今回は体調を崩してしまい、次回調教までに完結する事が出来ませんでした。
先日、10度目の調教が終了しましたので、次回もお付き合い下さると嬉しいです。
最後に、御主人様が素足で私のクリトリスを弄って下さっている画像を掲載させて頂きます。