御主人様と愛奴 変態の日々の記録
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Author:愛奴
♥当ブログは性的表現・画像を使用しておりますので、18歳未満の方は直ちにブラウザバックをお願い致します。
またSMに嫌悪感をお持ちの方は閲覧をお控え下さい。
自己責任の元での閲覧をお願い致します。
御主人様の愛奴です。
お初の方は「はじめに」をご参照下さい。
コメントは承認制となっておりますので、「管理者にだけ表示を許可する」にチェックを入れて下さると非表示となります。
私からのお返事のみ掲載させて頂きますので、SMに興味のある方もノーマルの方も、皆様お気軽に足跡を残して下さると嬉しいです。
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金属の首輪と手枷を付けて貰い、御主人様の足元にいる私。
大きな窓際の椅子に腰掛けられた御主人様は、黒いスラックスの脚を伸ばし、私の両脚を左右に大きく開かれました。
その拍子に、背後にあるベッドの側面に、ころんと寄り掛かる格好になる私。
御主人様はそんな私の太股を抱え、更におまんこが天井に突き出すよう、私の位置を調整されます。
頭はベッドの側面に、背中は毛足の長い絨毯に接しているものの、その二点で身体を支えなければならず、とても不安定な体勢です。
再び椅子に腰掛けられた御主人様。
手を伸ばせば届く距離にいらっしゃる。
けれど両手には重い金属の手枷がきっちりと嵌っている為、その脚に触れる事すら出来ません。
御主人様の前に差し出されたおまんこ。
何も仰らない御主人様は、ローションまみれにならずに済んだバイブを取り出し、溢れた愛液の滑りを利用しておまんこを弄り始められます。
その程良い快感と御主人様への想いで、私はあっという間に絶頂を迎えてしまいそうになります。
けれど許可無く逝く事は赦されない。
おまんこの快楽に引きずられないよう、全身に力を込めて絶頂をやり過ごす私。
そうやって繰り返し高まる波を何とかはぐらかしていたのに、御主人様の御命令が次第に私を壊し始めました。
クリトリスの皮を剥くように指示を受けると、バイブの振動が直接敏感な部分に響きます。
まるで電気でも走ったかのよう。
抑えていた絶頂が私を襲おうとして、瞬時に高みへと持って行かれます。
子宮が勝手に収縮をして、おまんこが上下に動いて止まりません。
御主人様はそんな私を静かに観察しながらも、バイブを動かす手を休める事なく、緩やかな刺激を私に与え続けていました。
私は直ぐそこまで来ている絶頂の波を何とか越えながらも、身体を制御する事が出来ずにがくがくと痙攣してしまいます。
御主人様が何度も動かないようにと仰っていますが、どうしても止める事が出来ません。
痙攣する身体は次第にバランスを崩し始め、ついには絨毯の上に仰向けに倒れてしまい、頭半分がベッドの下に入り込んでしまいました。
それでも御主人様の手は止まらない。
半分しか見えない御主人様のお顔でしたが、その表情を確認する余裕すらありません。
“逝ってはいけない”
その御命令を守る事だけが、今私に出来る精一杯の事でした。
大きな窓際の椅子に腰掛けられた御主人様は、黒いスラックスの脚を伸ばし、私の両脚を左右に大きく開かれました。
その拍子に、背後にあるベッドの側面に、ころんと寄り掛かる格好になる私。
御主人様はそんな私の太股を抱え、更におまんこが天井に突き出すよう、私の位置を調整されます。
頭はベッドの側面に、背中は毛足の長い絨毯に接しているものの、その二点で身体を支えなければならず、とても不安定な体勢です。
再び椅子に腰掛けられた御主人様。
手を伸ばせば届く距離にいらっしゃる。
けれど両手には重い金属の手枷がきっちりと嵌っている為、その脚に触れる事すら出来ません。
御主人様の前に差し出されたおまんこ。
何も仰らない御主人様は、ローションまみれにならずに済んだバイブを取り出し、溢れた愛液の滑りを利用しておまんこを弄り始められます。
その程良い快感と御主人様への想いで、私はあっという間に絶頂を迎えてしまいそうになります。
けれど許可無く逝く事は赦されない。
おまんこの快楽に引きずられないよう、全身に力を込めて絶頂をやり過ごす私。
そうやって繰り返し高まる波を何とかはぐらかしていたのに、御主人様の御命令が次第に私を壊し始めました。
クリトリスの皮を剥くように指示を受けると、バイブの振動が直接敏感な部分に響きます。
まるで電気でも走ったかのよう。
抑えていた絶頂が私を襲おうとして、瞬時に高みへと持って行かれます。
子宮が勝手に収縮をして、おまんこが上下に動いて止まりません。
御主人様はそんな私を静かに観察しながらも、バイブを動かす手を休める事なく、緩やかな刺激を私に与え続けていました。
私は直ぐそこまで来ている絶頂の波を何とか越えながらも、身体を制御する事が出来ずにがくがくと痙攣してしまいます。
御主人様が何度も動かないようにと仰っていますが、どうしても止める事が出来ません。
痙攣する身体は次第にバランスを崩し始め、ついには絨毯の上に仰向けに倒れてしまい、頭半分がベッドの下に入り込んでしまいました。
それでも御主人様の手は止まらない。
半分しか見えない御主人様のお顔でしたが、その表情を確認する余裕すらありません。
“逝ってはいけない”
その御命令を守る事だけが、今私に出来る精一杯の事でした。
御主人様の指に促されるように、よたよたと歩みを進めてエレベーターから降りた私。
幸いそこには誰もおらず、御主人様の指は私のおまんこにくっついたまま。
優しく動かされる指に操られながら、私は部屋へと続く細い廊下を千鳥足で歩いて行きます。
お掃除中でドアが開いている部屋もありましたが、そんな事どうでも良かった。
誰かに見られる事よりも、御主人様に構って頂いているという事実が嬉しくて、私は判断力を完全に失っていました。
幸い誰にも会うことなく、目的の部屋の前へと辿り着いたのですが…
呼吸を荒げながらやっと部屋のドアを開けた私。
部屋の中に入った途端、御主人様の指は私のおまんこから離れていきました。
ほっとしたような、寂しいような複雑な気持ち。
その場に座り込んでしまいそうなくらい私は昂っていましたが、椅子に腰掛けられた御主人様からスーツケースを開けるようにとの御命令が届きます。
途切れる呼吸の合間に小さく返事をしながら、御主人様の前までスーツケースを運び、その足元に蓋を開きました。
と、何かがおかしい。
最初は、お道具を入れている袋が濡れているのかと想ったのですが、なんとローションが零れてしまっていたのです。
前日に中身を確認した時には気が付かなかったのですが、空港で荷物を預けた事で揺さぶられてしまったのかもしれません。
突然のハプニングに、御主人様も私も大慌て。
さっきまでの官能の空気はどこかへ行ってしまったよう。
とりあえずローションを出来る限り拭き取り、ホテルにいる時間は乾燥させておく事にしました。
御主人様から与えて頂いたお道具を汚してしまった事にショックを受けつつも、私は御主人様の纏う空気が変わった事をちゃんと感じ取っていました。
お部屋の入口の方へ向かい、私を呼ばれる御主人様。
お傍へ寄ると、入口の壁に備え付けられている細長い姿見の前に私を押し出されました。
鏡に映る自分と、その後ろにいらっしゃる御主人様。
私は決して背が低い方ではないのですが、それでも御主人様のお姿が見える。
まるで御主人様に包み込んで頂いているかのような状況に、私の胸は酷く高鳴っていました。
自分の姿を見ていなさいと御命令されると、先程と同じようにスカートをたくし上げ、すっかり濡れているおまんこにゆっくりと指を這わせる御主人様。
さっきは人目が気になって集中出来なかったけれど、ここには御主人様と私しかいない。
私に触れて下さる御主人様。
それが嬉しくて堪らない。
ワンピースは胸元まで捲り上げられ、露わになった乳房がその掌に潰されて形を変えていました。
この息苦しさと痛みが嬉しくて堪らない。
私があんまり嬉しそうに鳴くものだから、御主人様は丸出しのお尻を時々平手で叩かれます。
大きな掌にお尻がじんじんと痛みますが、それすらも嬉しくて堪らない。
私は御主人様になら、何をされても悦んでしまう変態愛奴なのです。
すっかり倒錯している私は、自分の体重すらも支えられなくなり、御主人様にその身体ごと預けてしまう始末。
鏡に手を付くように指示をされますが、それでも身体を支えられず、鏡に頬を付けて何とか立っていました。
その体勢のままクリトリスを優しく指で転がされ、私はその場に崩れ落ちる寸前。
けれどそうなる前に御主人様は私から離れ、再び窓際の椅子に腰掛けられます。
煙草を燻らせ、首輪を取り出される御主人様。
私がよろよろとその足元に座り込むと、付けてやるから髪を上げなさいと指示をされました。
肩にずっしりと感じる金属の首輪の重さ。
私の顔の高さに合わせて屈んで下さる御主人様。
その距離の近さにさえ興奮している私。
それすらも私の悦びの一つなのです。
お揃いの金属の手枷も付けて貰い、すっかり準備の整った私。
これから始まる調教の恐ろしさも知らずに、ただただ無邪気に悦んでいました。
幸いそこには誰もおらず、御主人様の指は私のおまんこにくっついたまま。
優しく動かされる指に操られながら、私は部屋へと続く細い廊下を千鳥足で歩いて行きます。
お掃除中でドアが開いている部屋もありましたが、そんな事どうでも良かった。
誰かに見られる事よりも、御主人様に構って頂いているという事実が嬉しくて、私は判断力を完全に失っていました。
幸い誰にも会うことなく、目的の部屋の前へと辿り着いたのですが…
呼吸を荒げながらやっと部屋のドアを開けた私。
部屋の中に入った途端、御主人様の指は私のおまんこから離れていきました。
ほっとしたような、寂しいような複雑な気持ち。
その場に座り込んでしまいそうなくらい私は昂っていましたが、椅子に腰掛けられた御主人様からスーツケースを開けるようにとの御命令が届きます。
途切れる呼吸の合間に小さく返事をしながら、御主人様の前までスーツケースを運び、その足元に蓋を開きました。
と、何かがおかしい。
最初は、お道具を入れている袋が濡れているのかと想ったのですが、なんとローションが零れてしまっていたのです。
前日に中身を確認した時には気が付かなかったのですが、空港で荷物を預けた事で揺さぶられてしまったのかもしれません。
突然のハプニングに、御主人様も私も大慌て。
さっきまでの官能の空気はどこかへ行ってしまったよう。
とりあえずローションを出来る限り拭き取り、ホテルにいる時間は乾燥させておく事にしました。
御主人様から与えて頂いたお道具を汚してしまった事にショックを受けつつも、私は御主人様の纏う空気が変わった事をちゃんと感じ取っていました。
お部屋の入口の方へ向かい、私を呼ばれる御主人様。
お傍へ寄ると、入口の壁に備え付けられている細長い姿見の前に私を押し出されました。
鏡に映る自分と、その後ろにいらっしゃる御主人様。
私は決して背が低い方ではないのですが、それでも御主人様のお姿が見える。
まるで御主人様に包み込んで頂いているかのような状況に、私の胸は酷く高鳴っていました。
自分の姿を見ていなさいと御命令されると、先程と同じようにスカートをたくし上げ、すっかり濡れているおまんこにゆっくりと指を這わせる御主人様。
さっきは人目が気になって集中出来なかったけれど、ここには御主人様と私しかいない。
私に触れて下さる御主人様。
それが嬉しくて堪らない。
ワンピースは胸元まで捲り上げられ、露わになった乳房がその掌に潰されて形を変えていました。
この息苦しさと痛みが嬉しくて堪らない。
私があんまり嬉しそうに鳴くものだから、御主人様は丸出しのお尻を時々平手で叩かれます。
大きな掌にお尻がじんじんと痛みますが、それすらも嬉しくて堪らない。
私は御主人様になら、何をされても悦んでしまう変態愛奴なのです。
すっかり倒錯している私は、自分の体重すらも支えられなくなり、御主人様にその身体ごと預けてしまう始末。
鏡に手を付くように指示をされますが、それでも身体を支えられず、鏡に頬を付けて何とか立っていました。
その体勢のままクリトリスを優しく指で転がされ、私はその場に崩れ落ちる寸前。
けれどそうなる前に御主人様は私から離れ、再び窓際の椅子に腰掛けられます。
煙草を燻らせ、首輪を取り出される御主人様。
私がよろよろとその足元に座り込むと、付けてやるから髪を上げなさいと指示をされました。
肩にずっしりと感じる金属の首輪の重さ。
私の顔の高さに合わせて屈んで下さる御主人様。
その距離の近さにさえ興奮している私。
それすらも私の悦びの一つなのです。
お揃いの金属の手枷も付けて貰い、すっかり準備の整った私。
これから始まる調教の恐ろしさも知らずに、ただただ無邪気に悦んでいました。
昼食を終え、ホテルにチェックインをする御主人様と私。
以前にも利用した事のあるホテルでしたが、私は一人緊張していました。
その理由は、調教前日の昨日、御主人様に御命令されていたからです。
エレベーターに乗ったら、オナニーをして部屋へ行くようにと...
それがどのような形で行われるのか私には全く想像が出来なかったし、何よりオナニーが苦手な私には、物凄くハードルの高い御命令でした。
御主人様がホテルのフロントで手続きを済ませている間に、オナニーがし易いよう手荷物を纏めた私。
重いスーツケースを引きながら、絨毯の上を静かに歩き出された御主人様の後をついて行きます。
頭の中は混乱したままでしたが、きっと考えても正解なんて出てこない。
御主人様の意のままにお任せしようと覚悟を決め、エレベーターに乗り込みました。
見上げる程高いエレベーターのドアが静かに閉じられると、御主人様は流れるように私へと手を伸ばされます。
誰もいない広いエレベーター内。
伸ばされた大きな手は、私のカシュクールの胸元に差し込まれ、下着をつけていない乳房を確認されました。
下着をつけないのはいつもの事。
けれど緊張している私は、過剰反応してしまいます。
直ぐに閉じられた胸元にほっと胸を撫で下ろしたのもつかの間。
御主人様の靴音が甲高く二度響き、そのまま私の背後へと回られました。
ついさっき褒めて頂いたばかりのお洋服。
私の太股に引っ掛かる事なくするするとたくし上げられ、剥き出しのおまんこはあっという間に御主人様の指に捕えられてしまいました。
既に湿り気を帯びているそこは、御主人様の指を緩やかに誘導します。
ゆっくりと、優しく。
その指使いに、おまんこだけでなく、私自身が蕩けてしまいそう。
「今日は愉しませなさい」
耳元で囁かれる愛しい低い声に、私はもう立っているのがやっと。
少しだけ顔を縦に振り、ゆっくりと御主人様の胸に背中を預けると、お尻に硬い物を感じました。
御主人様が悦んで下さっている...
それに合わせるように、おまんこは涎を垂らし始め、静かなエレベーターには水音が響いていました。
もう立っていられない...
足元から崩れ落ちそうになった時、チンと音がして、大きな扉が音も無く開きました。
以前にも利用した事のあるホテルでしたが、私は一人緊張していました。
その理由は、調教前日の昨日、御主人様に御命令されていたからです。
エレベーターに乗ったら、オナニーをして部屋へ行くようにと...
それがどのような形で行われるのか私には全く想像が出来なかったし、何よりオナニーが苦手な私には、物凄くハードルの高い御命令でした。
御主人様がホテルのフロントで手続きを済ませている間に、オナニーがし易いよう手荷物を纏めた私。
重いスーツケースを引きながら、絨毯の上を静かに歩き出された御主人様の後をついて行きます。
頭の中は混乱したままでしたが、きっと考えても正解なんて出てこない。
御主人様の意のままにお任せしようと覚悟を決め、エレベーターに乗り込みました。
見上げる程高いエレベーターのドアが静かに閉じられると、御主人様は流れるように私へと手を伸ばされます。
誰もいない広いエレベーター内。
伸ばされた大きな手は、私のカシュクールの胸元に差し込まれ、下着をつけていない乳房を確認されました。
下着をつけないのはいつもの事。
けれど緊張している私は、過剰反応してしまいます。
直ぐに閉じられた胸元にほっと胸を撫で下ろしたのもつかの間。
御主人様の靴音が甲高く二度響き、そのまま私の背後へと回られました。
ついさっき褒めて頂いたばかりのお洋服。
私の太股に引っ掛かる事なくするするとたくし上げられ、剥き出しのおまんこはあっという間に御主人様の指に捕えられてしまいました。
既に湿り気を帯びているそこは、御主人様の指を緩やかに誘導します。
ゆっくりと、優しく。
その指使いに、おまんこだけでなく、私自身が蕩けてしまいそう。
「今日は愉しませなさい」
耳元で囁かれる愛しい低い声に、私はもう立っているのがやっと。
少しだけ顔を縦に振り、ゆっくりと御主人様の胸に背中を預けると、お尻に硬い物を感じました。
御主人様が悦んで下さっている...
それに合わせるように、おまんこは涎を垂らし始め、静かなエレベーターには水音が響いていました。
もう立っていられない...
足元から崩れ落ちそうになった時、チンと音がして、大きな扉が音も無く開きました。
今回の調教は日帰り。
全国的に雨模様で、飛行機の小さな窓からは雲ばかりが見えていました。
辛うじて傘はささなくて良さそう。
空港から電車に乗り込んだ私に、御主人様からメールが届きます。
「いつもの所で待っていますよ」
いつもの所…
そんな些細な事に、一人で笑ってしまう私。
けれど都会の人達は他人には無関心で。
それが今の私には心地良く感じていました。
電車を降り、お道具の詰まったスーツケースを引いて、御主人様との待ち合わせ場所へと急ぎます。
いつものように歩道に溢れる人々。
きょろきょろと辺りを見渡していると、ふとそのお姿が私の目に留まりました。
細身の御主人様。
決して目立つ風貌ではいらっしゃらないのに、周りの全てが遮断され、御主人様だけが浮き上がっているかのよう。
都会の人々の波間に見える私をしっかりと捉えたその瞳は、いつものように冷たくて力強い。
その眼光に愛奴は一瞬竦むけれど、それがいつもの御主人様だと知っている私は、見えない尻尾を振りながら笑顔でその後を付いて行きました。
まずはいつものように軽くランチ。
お料理が来るまでに御主人様にお仕事の事等をお話していると、ふとご自分の携帯電話を私に向けられます。
カシャ、と小さく鳴るシャッター音。
初めて見る、御主人様の行動。
私はとても驚いて、どう反応したらいいのか判りません。
新しいお洋服を着た時、ヘアサロンに行った後等、時折私から写真をお送りする事はあっても、御主人様自ら調教以外の写真を撮られる事なんて今までなかった。
何でだろう?
考えても判らない私は、そのまま御主人様に尋ねます。
どうして写真を撮られたのですか?と。
けれど、たまにはいいでしょうと、はっきりとした答えを下さらない御主人様。
あまりしつこく聞いてもいけない気がして、私はそれ以上追求しない事にしました。
せめて、変な顔で写っていませんようにと願いながら。
「以前着ていた物と同じですか?」
また御主人様が突然に仰いました。
私は先程の写真の件に気を取られていた為に、慌ててお答えします。
今日のお洋服は、冬に着ていた物のデザイン違い。
私の説明を聞いた御主人様は、私にその場で立つように指示をされました。
隣の席が近い、人がたくさんいるカフェ。
そんな中でただ棒のように立ち上がるのは何だか恥ずかしい。
そう想い私は躊躇しますが、御主人様は真剣な眼差しで、私が立つのを待っていらっしゃる。
私は観念して、ゆっくりとその場に立ち上がります。
コンクリートの床に木の椅子が擦れて、大きな音が響きました。
御主人様が見ている…
それが何より恥ずかしくて堪らない。
自分の容姿に自信の無い私は、初めてお逢いした時のように、真っ直ぐ御主人様を見る事が出来ずにいました。
「いいんじゃないですか?」
予想もしていなかった御言葉。
御主人様が褒めて下さった…!
私は更に恥ずかしくなり、さっと元のように座ります。
写真を撮ったり、お洋服を褒めて下さったり…
いつもの御主人様と少し違う。
そう考えていたのが顔に出ていたのか、お前の穴で遊ばないといけませんね、と普通の声のボリュームで仰る御主人様。
私は嬉しいのと困るのとで、きっと変な顔をしていたと思います。
御主人様は、そんな私をじっと見ていらっしゃいました。
全国的に雨模様で、飛行機の小さな窓からは雲ばかりが見えていました。
辛うじて傘はささなくて良さそう。
空港から電車に乗り込んだ私に、御主人様からメールが届きます。
「いつもの所で待っていますよ」
いつもの所…
そんな些細な事に、一人で笑ってしまう私。
けれど都会の人達は他人には無関心で。
それが今の私には心地良く感じていました。
電車を降り、お道具の詰まったスーツケースを引いて、御主人様との待ち合わせ場所へと急ぎます。
いつものように歩道に溢れる人々。
きょろきょろと辺りを見渡していると、ふとそのお姿が私の目に留まりました。
細身の御主人様。
決して目立つ風貌ではいらっしゃらないのに、周りの全てが遮断され、御主人様だけが浮き上がっているかのよう。
都会の人々の波間に見える私をしっかりと捉えたその瞳は、いつものように冷たくて力強い。
その眼光に愛奴は一瞬竦むけれど、それがいつもの御主人様だと知っている私は、見えない尻尾を振りながら笑顔でその後を付いて行きました。
まずはいつものように軽くランチ。
お料理が来るまでに御主人様にお仕事の事等をお話していると、ふとご自分の携帯電話を私に向けられます。
カシャ、と小さく鳴るシャッター音。
初めて見る、御主人様の行動。
私はとても驚いて、どう反応したらいいのか判りません。
新しいお洋服を着た時、ヘアサロンに行った後等、時折私から写真をお送りする事はあっても、御主人様自ら調教以外の写真を撮られる事なんて今までなかった。
何でだろう?
考えても判らない私は、そのまま御主人様に尋ねます。
どうして写真を撮られたのですか?と。
けれど、たまにはいいでしょうと、はっきりとした答えを下さらない御主人様。
あまりしつこく聞いてもいけない気がして、私はそれ以上追求しない事にしました。
せめて、変な顔で写っていませんようにと願いながら。
「以前着ていた物と同じですか?」
また御主人様が突然に仰いました。
私は先程の写真の件に気を取られていた為に、慌ててお答えします。
今日のお洋服は、冬に着ていた物のデザイン違い。
私の説明を聞いた御主人様は、私にその場で立つように指示をされました。
隣の席が近い、人がたくさんいるカフェ。
そんな中でただ棒のように立ち上がるのは何だか恥ずかしい。
そう想い私は躊躇しますが、御主人様は真剣な眼差しで、私が立つのを待っていらっしゃる。
私は観念して、ゆっくりとその場に立ち上がります。
コンクリートの床に木の椅子が擦れて、大きな音が響きました。
御主人様が見ている…
それが何より恥ずかしくて堪らない。
自分の容姿に自信の無い私は、初めてお逢いした時のように、真っ直ぐ御主人様を見る事が出来ずにいました。
「いいんじゃないですか?」
予想もしていなかった御言葉。
御主人様が褒めて下さった…!
私は更に恥ずかしくなり、さっと元のように座ります。
写真を撮ったり、お洋服を褒めて下さったり…
いつもの御主人様と少し違う。
そう考えていたのが顔に出ていたのか、お前の穴で遊ばないといけませんね、と普通の声のボリュームで仰る御主人様。
私は嬉しいのと困るのとで、きっと変な顔をしていたと思います。
御主人様は、そんな私をじっと見ていらっしゃいました。
朝食を済ませ、お部屋に戻って来た御主人様と私。
「猫」のせいで痛めてしまった首を、ベッドでマッサージさせて頂きました。
余り首筋を圧迫してもいけないので、一通り揉み解すと、御主人様の腕の中に戻り少しだけ眠ります。
幸せな時間はあっという間。
日帰りの時よりもずっと長い時間を御主人様と過ごせているのに、私はどこまでも欲深い。
御主人様に飼われているくせに、御主人様を私の中に取り込んでしまいたいと想う程に、この想いは留まる事を知らないのです。
そろそろ用意をしようと御主人様に促され、コーヒーをご用意してから身支度を整えます。
私が化粧水を使っていると、御主人様の掌が私の前に差し出されました。
そこに化粧水を数滴垂らして差し上げると、ご自分のお顔に化粧水を付けられる御主人様。
私と同じ物を使って下さる。
そんな小さな事が嬉しくて、私は幸せな気持ちで身支度を続けました。
時計は丁度チェックアウトの時間。
お部屋を後にし、ロビーのソファーで手続きをします。
係の方を待っていると、突然御主人様が私の頬をつつかれました。
「肌の調子がいいんじゃないですか?」
たったそれだけの事なのに、思考が停止する私。
御主人様は肌の弾力を確かめられただけ。
そう解っていました。
けれど御主人様が自ら私に触れて下さる事なんて、調教の時でもそうそう無い事。
ましてや周りに人がいる時なんて…
「せっかく褒めてやったのに、お礼の言葉はないんですか?」
そう仰る御主人様に慌ててお礼を言う私。
笑顔で誤魔化しましたが、頭は全く働いておらず、まるで十代の少女にでもなったような感覚に陥っていました。
スムーズにチェックアウトを済ませ、旅館のスタッフさんに見送られながら旅館を後にした御主人様と私。
すっかり雨の上がった高速道路は、もののけ姫の景色がなくなった代わりに、雨で洗われた緑が何処までも続いていました。
「雨上がりの山は緑が深いですね。」
そう何度も仰って、車窓を愉しんでいらっしゃる御主人様。
壮大な山並みを眺めながら、私は車を空港へと走らせました。
予定通りに空港へと到着し、いつものお店で昼食を摂ります。
自然な流れで分厚い手帳を取り出された御主人様は、来月の調教の日にちを検討して下さっていました。
一人、心の中で大はしゃぎをする私。
御主人様がお忙しくなられてからは一月おきの調教が恒例のような感じになっていましたから、今回もまた一ヶ月はお逢い出来ないのだろうと想っていたのです。
いつもぐずる私を見兼ねて、次回の予定を組んで下さる御主人様。
申し訳ないと想う反面、嬉しくて飛び上がりそうな私がいました。
来月の調教予定を決めてから、飛行機の時間までお茶をする事にした御主人様と私。
カウンターテーブルに並んで座り、携帯で野球中継をチェックしていました。
お腹がいっぱいな事と中途半端な寝不足で、ふわふわと思考が緩やかになります。
元々口数の多い方ではない御主人様と私は、ぽつりぽつりと言葉を交わしながら、残り少ない時間を一緒に過ごしていました。
と、飛行機の到着が少し遅れる事を確認された御主人様。
突然立ち上がり、私を車の所まで送って下さると言うのです。
その御言葉に、またまた固まってしまう私。
飛行機が遅れるのなら、その分まだ一緒にいられるのに…
一分一秒でも御主人様の隣にいたいのに…
きっと私はそんな顔をしていたのだと想います。
「お腹の調子が悪いから、先に送ってあげますよ」と御主人様は少し困ったようなお顔で笑顔を見せて下さいました。
それならば我儘は言えない...
せっかく送って下さると言う御主人様に観念をして、カウンターの高い椅子からゆっくりと降りました。
昨日と同じ通路を通り、空港の駐車場へと向かいます。
違うのは私の気持ちだけ。
昨日と同じ道を通る、全く違う気持ちの自分が、何だか酷く滑稽に想えました。
それでも御主人様に促され、一人で乗り込んだ車を渋々発進させる私。
せっかく御主人様が見送って下さっているのだから、笑顔で御挨拶をしなければ...
そう想い、なんとか笑顔を保っていました。
けれど心の中は醜くどろどろとしていて、どうしても割り切れない。
湧き出た不安を自分で処理出来る程、私は成長出来ていないのです。
それでも走り出した私。
バックミラーで確認しようとすると、もうそこには御主人様のお姿はありませんでした。
行ってしまわれたんだ…
御主人様は少しでも私と一緒にいたいと想って下さらないのだろうか…
いつもより長い時間を過ごした事で、お腹一杯になってしまわれたのだろうか…
そんな情けない思考が一気に脳を侵食し、ぐっと涙が込み上げて来ます。
これもいつもの馬鹿な愛奴の思い過ごし。
そう自分で解っていました。
けれどただでさえ寂しさが溢れそうな私の心は、御主人様のお心さえも見えない。
そんな中途半端な気持ちのまま、進行方向に沿ってゆっくりと駐車場を一周する私。
ふと視線をやると、ターミナル内への入口に立って、こちらを見ている御主人様のお姿を見つけました。
私が見えなくなるまで、御主人様はその場からお見送りして下さっていたのです…!
ああ、本当に本当に馬鹿な愛奴。
御主人様は何時だって愛奴を気に掛けて下さっているのに。
それを痛い程解っているくせに。
私は自分の馬鹿さ加減に呆れながら、手を振って下さっている御主人様にぽつりと謝ります。
そうして流れて行く御主人様のお姿を目に焼き付けながら、お伝えする事の出来ない想いを一人で叫んでいました。
13度目の調教はこれにて終了となります。
周回遅れは現在進行形。
近日中に15度目の調教を受けに、御主人様の元へ帰る予定です。
いつも当ブログに足を運んで下さり、ありがとうございます。
14度目の調教も宜しくお願い致します。
愛奴
「猫」のせいで痛めてしまった首を、ベッドでマッサージさせて頂きました。
余り首筋を圧迫してもいけないので、一通り揉み解すと、御主人様の腕の中に戻り少しだけ眠ります。
幸せな時間はあっという間。
日帰りの時よりもずっと長い時間を御主人様と過ごせているのに、私はどこまでも欲深い。
御主人様に飼われているくせに、御主人様を私の中に取り込んでしまいたいと想う程に、この想いは留まる事を知らないのです。
そろそろ用意をしようと御主人様に促され、コーヒーをご用意してから身支度を整えます。
私が化粧水を使っていると、御主人様の掌が私の前に差し出されました。
そこに化粧水を数滴垂らして差し上げると、ご自分のお顔に化粧水を付けられる御主人様。
私と同じ物を使って下さる。
そんな小さな事が嬉しくて、私は幸せな気持ちで身支度を続けました。
時計は丁度チェックアウトの時間。
お部屋を後にし、ロビーのソファーで手続きをします。
係の方を待っていると、突然御主人様が私の頬をつつかれました。
「肌の調子がいいんじゃないですか?」
たったそれだけの事なのに、思考が停止する私。
御主人様は肌の弾力を確かめられただけ。
そう解っていました。
けれど御主人様が自ら私に触れて下さる事なんて、調教の時でもそうそう無い事。
ましてや周りに人がいる時なんて…
「せっかく褒めてやったのに、お礼の言葉はないんですか?」
そう仰る御主人様に慌ててお礼を言う私。
笑顔で誤魔化しましたが、頭は全く働いておらず、まるで十代の少女にでもなったような感覚に陥っていました。
スムーズにチェックアウトを済ませ、旅館のスタッフさんに見送られながら旅館を後にした御主人様と私。
すっかり雨の上がった高速道路は、もののけ姫の景色がなくなった代わりに、雨で洗われた緑が何処までも続いていました。
「雨上がりの山は緑が深いですね。」
そう何度も仰って、車窓を愉しんでいらっしゃる御主人様。
壮大な山並みを眺めながら、私は車を空港へと走らせました。
予定通りに空港へと到着し、いつものお店で昼食を摂ります。
自然な流れで分厚い手帳を取り出された御主人様は、来月の調教の日にちを検討して下さっていました。
一人、心の中で大はしゃぎをする私。
御主人様がお忙しくなられてからは一月おきの調教が恒例のような感じになっていましたから、今回もまた一ヶ月はお逢い出来ないのだろうと想っていたのです。
いつもぐずる私を見兼ねて、次回の予定を組んで下さる御主人様。
申し訳ないと想う反面、嬉しくて飛び上がりそうな私がいました。
来月の調教予定を決めてから、飛行機の時間までお茶をする事にした御主人様と私。
カウンターテーブルに並んで座り、携帯で野球中継をチェックしていました。
お腹がいっぱいな事と中途半端な寝不足で、ふわふわと思考が緩やかになります。
元々口数の多い方ではない御主人様と私は、ぽつりぽつりと言葉を交わしながら、残り少ない時間を一緒に過ごしていました。
と、飛行機の到着が少し遅れる事を確認された御主人様。
突然立ち上がり、私を車の所まで送って下さると言うのです。
その御言葉に、またまた固まってしまう私。
飛行機が遅れるのなら、その分まだ一緒にいられるのに…
一分一秒でも御主人様の隣にいたいのに…
きっと私はそんな顔をしていたのだと想います。
「お腹の調子が悪いから、先に送ってあげますよ」と御主人様は少し困ったようなお顔で笑顔を見せて下さいました。
それならば我儘は言えない...
せっかく送って下さると言う御主人様に観念をして、カウンターの高い椅子からゆっくりと降りました。
昨日と同じ通路を通り、空港の駐車場へと向かいます。
違うのは私の気持ちだけ。
昨日と同じ道を通る、全く違う気持ちの自分が、何だか酷く滑稽に想えました。
それでも御主人様に促され、一人で乗り込んだ車を渋々発進させる私。
せっかく御主人様が見送って下さっているのだから、笑顔で御挨拶をしなければ...
そう想い、なんとか笑顔を保っていました。
けれど心の中は醜くどろどろとしていて、どうしても割り切れない。
湧き出た不安を自分で処理出来る程、私は成長出来ていないのです。
それでも走り出した私。
バックミラーで確認しようとすると、もうそこには御主人様のお姿はありませんでした。
行ってしまわれたんだ…
御主人様は少しでも私と一緒にいたいと想って下さらないのだろうか…
いつもより長い時間を過ごした事で、お腹一杯になってしまわれたのだろうか…
そんな情けない思考が一気に脳を侵食し、ぐっと涙が込み上げて来ます。
これもいつもの馬鹿な愛奴の思い過ごし。
そう自分で解っていました。
けれどただでさえ寂しさが溢れそうな私の心は、御主人様のお心さえも見えない。
そんな中途半端な気持ちのまま、進行方向に沿ってゆっくりと駐車場を一周する私。
ふと視線をやると、ターミナル内への入口に立って、こちらを見ている御主人様のお姿を見つけました。
私が見えなくなるまで、御主人様はその場からお見送りして下さっていたのです…!
ああ、本当に本当に馬鹿な愛奴。
御主人様は何時だって愛奴を気に掛けて下さっているのに。
それを痛い程解っているくせに。
私は自分の馬鹿さ加減に呆れながら、手を振って下さっている御主人様にぽつりと謝ります。
そうして流れて行く御主人様のお姿を目に焼き付けながら、お伝えする事の出来ない想いを一人で叫んでいました。
13度目の調教はこれにて終了となります。
周回遅れは現在進行形。
近日中に15度目の調教を受けに、御主人様の元へ帰る予定です。
いつも当ブログに足を運んで下さり、ありがとうございます。
14度目の調教も宜しくお願い致します。
愛奴