御主人様と愛奴 変態の日々の記録
プロフィール
Author:愛奴
♥当ブログは性的表現・画像を使用しておりますので、18歳未満の方は直ちにブラウザバックをお願い致します。
またSMに嫌悪感をお持ちの方は閲覧をお控え下さい。
自己責任の元での閲覧をお願い致します。
御主人様の愛奴です。
お初の方は「はじめに」をご参照下さい。
コメントは承認制となっておりますので、「管理者にだけ表示を許可する」にチェックを入れて下さると非表示となります。
私からのお返事のみ掲載させて頂きますので、SMに興味のある方もノーマルの方も、皆様お気軽に足跡を残して下さると嬉しいです。
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ホテルからチェックアウトをした御主人様と私。
夕暮れの涼やかな風に吹かれ、いつもの電車へと乗り込みます。
車内は余り混んではいませんでしたが、結局は座る事が出来ず...。
それならばいっその事、息が出来ない程に混んでいたら良かったのに。
そうすれば御主人様にしがみついていられるのにと、一人心の中で小さく拗ねていました。
すると、揺れる電車に合わせて、御主人様が私に寄り掛かって下さったのです。
それは何時もの帰り道。
御主人様と私の無言の遣り取り。
私はそれが堪らなく嬉しくて。
御主人様に自分の体重を預けながら、空港までの時間を揺られていました。
一斉に電車から降りる人々。
はぐれないようにといつも掴まっている腕は、初めての半袖。
その素肌の柔らかい所を揉ませて頂きながら、御主人様に引き摺られてお店へと入って行きました。
手早く注文を済ませると、早速来月の調教日を決めて下さる御主人様。
それだけでも嬉しいのに、再来月に旅行が出来たら良いですねとまで仰って下さいます。
幸せ過ぎて足踏みをしたくなるような衝動に駆られる私。
御主人様とお話をしながら、来月のエアチケットを早速予約しました。
それから二人で見やすいよう、テーブルの端にご自分の携帯を立て掛けて下さり、野球観戦をしながら食事を続けます。
私が試合に夢中になっていると、御主人様が料理を取り分けて下さいました。
「何で私がやってあげなければいけないのですか」
そう仰り、鋭い視線を向けられる御主人様。
私はくすくすと笑いながら、幸せな時間を満喫していました。
けれどそれはここまでの話。
この後、私は天から地の底へと、真っ逆さまに墜ちてしまうのです。
食事を終え、また二の腕を揉みながら手荷物検査場前へと歩いて来た御主人様と私。
残り短い時間を大切にするように、椅子に座りながら1つの画面を一緒に見て、一喜一憂します。
あれから野球の試合を見るようになった私は、少しずつ選手の名前を覚えて来た所。
御主人様のお好きな物を理解出来る悦びが、嬉しくて堪らなかったのです。
その時。
出来れば知りたくなかった事を偶然知ってしまいました。
御主人様は何も反応されませんでしたが、私の心は一瞬で凍り付いて。
幸せだった気持ちはあっという間に吹き飛んでしまいました。
けれど御主人様に確認をするのはもっともっと怖い。
これ以上知ってしまったなら心が壊れてしまう。
直ぐに顔に出る私ですし、御主人様が気が付かれない筈はありません。
それでも何とか笑顔を張り付かせて、手荷物検査場を通り抜けました。
振り返ると、そのお顔が確認出来ない程に距離が出来てしまった御主人様と私。
何時ものように手を振って下さらない御主人様は、私と同じようにその場に立ち尽くしていらっしゃいます。
まるでその出来事が、越えられない川のように立ちはだかっているような気さえして来る。
それでも容赦なく迫る時間に、御主人様は何かを祓うよう、「早く行け」と手で合図を出されました。
私の事は、私より御主人様の方が理解して下さっている。
それでも。
またこうして動かない事実は、時折私を諫めにやって来るのです。
私は絨毯の上を搭乗口へと歩きながら、霞んで良く見えない携帯画面を見つめていました。
今、口を開いたならば、きっと御主人様の軽蔑する私が出て来る。
それに、変えたい訳でも責めたい訳でも、慰めて貰いたい訳でも何でもない。
そんな事はとうに理解しているし、御主人様の全てを受け入れている。
それでも。
苦しくて苦しくて、息が出来なくて。
何とか下らない言葉を打ち込んでから、ゆっくりと御主人様に願い出ます。
来月またその足元に迎えて下さい、と。
それが私の精一杯。
愛奴である私にとって、最も相応しい懇願でした。
この夜の空がどんな表情だったのか。
その記録は残っていません。
きっとどんなに綺麗な星が出ていたとしても、私の目には何も映らない。
きちんと自分の中で折合いを付ける為、ハンカチにその顔を伏せ、真っ暗な空へと飛び立ちました。
22度目の調教はこれにて終了となります。
終盤については記載するかどうか迷いましたが、自分の成長の一部として残しておきたかったので、このように纏めさせて頂きました。
余計な事は書かなくていいと、御主人様に叱られてしまうかもしれませんが…笑
今月は忙しく、中々更新が出来なかった為、また周回遅れになってしまいそうな予感。
次回からは23度目の調教に突入していきますので、またお付き合い頂けますと幸いです。
いつも当ブログに足を運んで下さり、ありがとうございます。
23度目の調教も宜しくお願い致します。
愛奴
夕暮れの涼やかな風に吹かれ、いつもの電車へと乗り込みます。
車内は余り混んではいませんでしたが、結局は座る事が出来ず...。
それならばいっその事、息が出来ない程に混んでいたら良かったのに。
そうすれば御主人様にしがみついていられるのにと、一人心の中で小さく拗ねていました。
すると、揺れる電車に合わせて、御主人様が私に寄り掛かって下さったのです。
それは何時もの帰り道。
御主人様と私の無言の遣り取り。
私はそれが堪らなく嬉しくて。
御主人様に自分の体重を預けながら、空港までの時間を揺られていました。
一斉に電車から降りる人々。
はぐれないようにといつも掴まっている腕は、初めての半袖。
その素肌の柔らかい所を揉ませて頂きながら、御主人様に引き摺られてお店へと入って行きました。
手早く注文を済ませると、早速来月の調教日を決めて下さる御主人様。
それだけでも嬉しいのに、再来月に旅行が出来たら良いですねとまで仰って下さいます。
幸せ過ぎて足踏みをしたくなるような衝動に駆られる私。
御主人様とお話をしながら、来月のエアチケットを早速予約しました。
それから二人で見やすいよう、テーブルの端にご自分の携帯を立て掛けて下さり、野球観戦をしながら食事を続けます。
私が試合に夢中になっていると、御主人様が料理を取り分けて下さいました。
「何で私がやってあげなければいけないのですか」
そう仰り、鋭い視線を向けられる御主人様。
私はくすくすと笑いながら、幸せな時間を満喫していました。
けれどそれはここまでの話。
この後、私は天から地の底へと、真っ逆さまに墜ちてしまうのです。
食事を終え、また二の腕を揉みながら手荷物検査場前へと歩いて来た御主人様と私。
残り短い時間を大切にするように、椅子に座りながら1つの画面を一緒に見て、一喜一憂します。
あれから野球の試合を見るようになった私は、少しずつ選手の名前を覚えて来た所。
御主人様のお好きな物を理解出来る悦びが、嬉しくて堪らなかったのです。
その時。
出来れば知りたくなかった事を偶然知ってしまいました。
御主人様は何も反応されませんでしたが、私の心は一瞬で凍り付いて。
幸せだった気持ちはあっという間に吹き飛んでしまいました。
けれど御主人様に確認をするのはもっともっと怖い。
これ以上知ってしまったなら心が壊れてしまう。
直ぐに顔に出る私ですし、御主人様が気が付かれない筈はありません。
それでも何とか笑顔を張り付かせて、手荷物検査場を通り抜けました。
振り返ると、そのお顔が確認出来ない程に距離が出来てしまった御主人様と私。
何時ものように手を振って下さらない御主人様は、私と同じようにその場に立ち尽くしていらっしゃいます。
まるでその出来事が、越えられない川のように立ちはだかっているような気さえして来る。
それでも容赦なく迫る時間に、御主人様は何かを祓うよう、「早く行け」と手で合図を出されました。
私の事は、私より御主人様の方が理解して下さっている。
それでも。
またこうして動かない事実は、時折私を諫めにやって来るのです。
私は絨毯の上を搭乗口へと歩きながら、霞んで良く見えない携帯画面を見つめていました。
今、口を開いたならば、きっと御主人様の軽蔑する私が出て来る。
それに、変えたい訳でも責めたい訳でも、慰めて貰いたい訳でも何でもない。
そんな事はとうに理解しているし、御主人様の全てを受け入れている。
それでも。
苦しくて苦しくて、息が出来なくて。
何とか下らない言葉を打ち込んでから、ゆっくりと御主人様に願い出ます。
来月またその足元に迎えて下さい、と。
それが私の精一杯。
愛奴である私にとって、最も相応しい懇願でした。
この夜の空がどんな表情だったのか。
その記録は残っていません。
きっとどんなに綺麗な星が出ていたとしても、私の目には何も映らない。
きちんと自分の中で折合いを付ける為、ハンカチにその顔を伏せ、真っ暗な空へと飛び立ちました。
22度目の調教はこれにて終了となります。
終盤については記載するかどうか迷いましたが、自分の成長の一部として残しておきたかったので、このように纏めさせて頂きました。
余計な事は書かなくていいと、御主人様に叱られてしまうかもしれませんが…笑
今月は忙しく、中々更新が出来なかった為、また周回遅れになってしまいそうな予感。
次回からは23度目の調教に突入していきますので、またお付き合い頂けますと幸いです。
いつも当ブログに足を運んで下さり、ありがとうございます。
23度目の調教も宜しくお願い致します。
愛奴