御主人様と愛奴 変態の日々の記録
プロフィール
Author:愛奴
♥当ブログは性的表現・画像を使用しておりますので、18歳未満の方は直ちにブラウザバックをお願い致します。
またSMに嫌悪感をお持ちの方は閲覧をお控え下さい。
自己責任の元での閲覧をお願い致します。
御主人様の愛奴です。
お初の方は「はじめに」をご参照下さい。
コメントは承認制となっておりますので、「管理者にだけ表示を許可する」にチェックを入れて下さると非表示となります。
私からのお返事のみ掲載させて頂きますので、SMに興味のある方もノーマルの方も、皆様お気軽に足跡を残して下さると嬉しいです。
リンク
アクセスカウンター
月別アーカイブ
- 2022/05 (1)
- 2022/01 (1)
- 2021/05 (1)
- 2020/12 (1)
- 2020/08 (2)
- 2020/06 (1)
- 2020/05 (1)
- 2020/03 (2)
- 2020/02 (2)
- 2020/01 (5)
- 2019/12 (2)
- 2019/11 (2)
- 2019/10 (3)
- 2019/09 (4)
- 2019/08 (5)
- 2019/07 (3)
- 2019/06 (3)
- 2019/05 (7)
- 2019/04 (5)
- 2019/03 (7)
- 2019/02 (3)
- 2019/01 (8)
- 2018/12 (3)
- 2018/11 (3)
- 2018/10 (5)
- 2018/09 (5)
- 2018/08 (5)
- 2018/07 (8)
- 2018/06 (7)
- 2018/05 (5)
- 2018/04 (4)
- 2018/03 (3)
- 2018/02 (6)
- 2018/01 (4)
- 2017/12 (3)
- 2017/11 (6)
- 2017/10 (3)
- 2017/09 (3)
- 2017/08 (6)
- 2017/07 (8)
- 2017/06 (5)
- 2017/05 (4)
- 2017/04 (11)
- 2017/03 (3)
- 2017/02 (4)
- 2017/01 (12)
- 2016/12 (12)
- 2016/11 (4)
- 2016/10 (10)
- 2016/09 (15)
ブロとも一覧
ブロとも申請フォーム
検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
まだ暗い中、御主人様の元へ帰る為に家を出た私。
飛行機を降りてもその寒さは変わらず、私はコートの襟元をきつく閉じました。
到着を御報告した私に、「いつもの店で待っていますよ」と御主人様からのお返事が届きます。
〝いつもの〟。
その心地良さに一人で口角を上げながら、御主人様が待っていて下さるお店へと到着しました。
店員さんに待ち合わせである事を告げ、店内をきょろきょろと見渡します。
けれど御主人様の御姿は見当たりません。
絶対に喫煙席の筈なのに…
再度メールでご連絡しようと携帯を取り出した時、「あちらのお客様ではありませんか?」と、店員さんが声を掛けてくれました。
私が立っている位置から死角になっていた壁の向こう。
前回と同じ席に、御主人様の御姿がありました。
お仕事をされているのか、私には全く気が付かれていません。
私は店員さんにお礼を言って、「お待たせしました」と御主人様の前に座ります。
以前はこうして向かい合って座る事が苦手でしたが、そんな気持ちはいつの間にか感じなくなっていました。
御主人様のお顔を眺めているのも、私の日常の一つになっているのです。
前回と同じメニューを、ぱくぱくと召し上がる御主人様。
あまりたくさん召し上がられる方ではないので、その食欲からお元気である事が伺えます。
よく笑って下さっている...
お元気そうなその御姿に、私も嬉しくなっていました。
御主人様からお預かりしたお財布で会計を済ませ、ホテルのチェックインへと向かいます。
フロントで御主人様と並んで立つのは、何だかくすぐったい気がして...
署名の文字がいつも雑になってしまうのです。
いつものお部屋の大きな窓からは、外の気温が想像出来ない程の陽射しが降り注いでいます。
御主人様のお洋服をハンガーに掛けていると、お酒を買って来ていないのかと聞かれました。
……固まる私。
いつもはランチの後に飲み物を買ってからホテルへと向かうのですが、今回はそのままチェックインをしてしまっていました。
お酒は御主人様にとって、なくてはならない物。
けれどランチからそのままホテルのフロントへ向かわれたので、ご自分で持参されているのだろうと勝手に思い込んでしまっていたのです。
案の定、お部屋の冷蔵庫には水一本すら入っていない…。
確認するべきだった…。
どうしようもなくなった私は、空港で買ってきたお菓子とペットボトル、いつもの封筒を持って、おずおずと御主人様の足元に座りました。
飛行機を降りてもその寒さは変わらず、私はコートの襟元をきつく閉じました。
到着を御報告した私に、「いつもの店で待っていますよ」と御主人様からのお返事が届きます。
〝いつもの〟。
その心地良さに一人で口角を上げながら、御主人様が待っていて下さるお店へと到着しました。
店員さんに待ち合わせである事を告げ、店内をきょろきょろと見渡します。
けれど御主人様の御姿は見当たりません。
絶対に喫煙席の筈なのに…
再度メールでご連絡しようと携帯を取り出した時、「あちらのお客様ではありませんか?」と、店員さんが声を掛けてくれました。
私が立っている位置から死角になっていた壁の向こう。
前回と同じ席に、御主人様の御姿がありました。
お仕事をされているのか、私には全く気が付かれていません。
私は店員さんにお礼を言って、「お待たせしました」と御主人様の前に座ります。
以前はこうして向かい合って座る事が苦手でしたが、そんな気持ちはいつの間にか感じなくなっていました。
御主人様のお顔を眺めているのも、私の日常の一つになっているのです。
前回と同じメニューを、ぱくぱくと召し上がる御主人様。
あまりたくさん召し上がられる方ではないので、その食欲からお元気である事が伺えます。
よく笑って下さっている...
お元気そうなその御姿に、私も嬉しくなっていました。
御主人様からお預かりしたお財布で会計を済ませ、ホテルのチェックインへと向かいます。
フロントで御主人様と並んで立つのは、何だかくすぐったい気がして...
署名の文字がいつも雑になってしまうのです。
いつものお部屋の大きな窓からは、外の気温が想像出来ない程の陽射しが降り注いでいます。
御主人様のお洋服をハンガーに掛けていると、お酒を買って来ていないのかと聞かれました。
……固まる私。
いつもはランチの後に飲み物を買ってからホテルへと向かうのですが、今回はそのままチェックインをしてしまっていました。
お酒は御主人様にとって、なくてはならない物。
けれどランチからそのままホテルのフロントへ向かわれたので、ご自分で持参されているのだろうと勝手に思い込んでしまっていたのです。
案の定、お部屋の冷蔵庫には水一本すら入っていない…。
確認するべきだった…。
どうしようもなくなった私は、空港で買ってきたお菓子とペットボトル、いつもの封筒を持って、おずおずと御主人様の足元に座りました。
旅館を後にした御主人様と私。
高速のインターまでの田舎道をのんびりと走りながら、前日と同じ内容の会話を愉しみます。
こんな道だったね、ここは前にも通ったね。
その中でも目を引いたのは、色付いた木々の鮮やかさ。
「来年の旅行も秋にしよう」
私よりも紅葉に釘付けになっていらっしゃった御主人様は、そう提案して下さいました。
それは約一年後のお話。
それだけでも嬉しいのに、「棚田は再来年ですね」と、その次の年のお話までして下さいます。
そんな事が当たり前にお話出来る事の嬉しさ。
運転中でなかったら、きっと飛び跳ねてしまっていた事でしょう。
私は座席に深く座り直し、嬉しさに背筋を伸ばして、高速のインターへと入って行きました。
紅葉をとても愉しんでいらっしゃった御主人様は、高速道路からの景色に少しご不満な様子。
どこまでも続く緑の山々に、赤や黄色の鮮やかな景色が見れなくなってつまらないと仰いました。
けれどこの道中の車窓を愉しみにしているのだと、穏やかな表情を見せて下さいます。
それがとても嬉しかった。
私が住んでいる土地。
私が御主人様にお見せしたい物。
それを言葉にせずとも、御主人様は感じ取って下さっている。
その心地良さは何物にも変えられないのです。
旅の疲れが少し出ているのか、車中の会話は多くはありません。
けれど二人の時間は穏やかに、そして優しく流れて行きました。
昨日とは違い、次第に暗くなっていく空。
空港が見える頃には、小さな雨粒がフロントガラスを覆っていました。
旅の終わりを感じられた御主人様は、「運転お疲れ様」と私を労って下さいます。
その御言葉に、私が嬉しそうな顔をしたからでしょうか。
御主人様は、運転している私の太腿を何度も強く叩かれました。
痛いですとじゃれ合う御主人様と私。
その痛みが〝名残惜しい〟という合図に想えて、急に寂しさが押し寄せて来ました。
私のそんな気配を感じ取られたのか、御主人様は、「楽しかったですね」、「いい旅を提供出来る、役に立つ愛奴で良かったです」と、次々に御言葉を掛けて下さいます。
それは私にとって最高の褒め言葉。
御主人様はいつもと変わらずクールな表情でしたが、決してお世辞等を言う方ではないと知っている私。
その真っ直ぐな褒め言葉に、御主人様の素直なお気持ちを感じて、私の心は幸福感で満たされていました。
空港に到着した御主人様と私。
いつものお店でいつものメニューを注文します。
お料理が運ばれて来るのを待っていると、次の調教は年末でいいかと御主人様が仰いました。
一瞬固まりそうになりましたが、そうなるであろう事は予想していた私。
先月もお逢い出来ましたし、御主人様のお仕事が忙しいのももちろん知っていました。
何より去年の11月、年末にお逢い出来ない事を私が酷く嘆いた為、御主人様はそこを汲んで下さったのだと容易に想像出来たからです。
11月は私にとって意味のある月でしたが、御主人様のお気遣いが嬉しくて。
私は素直にお返事をしました。
それにきっと変わらないのです。
一ヵ月後だろうと二ヵ月後だろうと。
私が御主人様のお傍にいたい気持ちは365日変わりませんし、いつもいつも離れなければならない瞬間はやって来る。
それを悲しむ必要はないと、御主人様は馬鹿な愛奴に繰り返し教えて下さるのですから。
食事を終えた御主人様と私は、手荷物検査場へと向かいます。
下りのエスカレーターで私を先に乗せて下さった御主人様は、再び私の太腿を強く叩かれました。
それが〝名残惜しい〟という合図に想えて…
強ばった表情を見られないように、私は前だけを見つめていました。
お昼間の空港にはたくさんの人が行き交っています。
もちろん、ここで「御挨拶」をする事は出来ません。
ただ視線を絡ませ、何も言葉にする事が出来ず、御主人様は愛奴を置いて歩き出されました。
少しずつ遠ざかって行く御主人様。
数歩進む毎に振り返っては、私に手を振って下さる。
愉しかった分、一緒に過ごした分、寂しさはいつにも増して襲って来ます。
御主人様も名残惜しく想って下さっているのかな…
寂しいと想って下さっているのかな…
何度も何度も振り返って下さる御姿が、視界の中でゆらりと滲みました。
私は一瞬天を仰いで、込み上げて来る物を押さえ込みます。
「泣く必要はありません」
この瞬間が訪れる度に、何度も何度も優しく言い聞かせて下さる御主人様の御言葉。
そこに込められているお気持ちを想い出し、私は自分の気持ちを落ち着かせます。
そうして検査を終えられた御主人様は、再び振り返って大きく手を振って下さいました。
お互いの表情が見えない程の距離。
私もそれに応えるように、肘をいっぱいに伸ばして手を振ります。
搭乗口へ向かって歩き出された御主人様の御姿を出来るだけこの目に収めておこうと、私は場所を移動しながら御主人様を探しました。
すると隣の検査レーンの入口の向こうに、こちらを見て下さっている御主人様の御姿を見つけたのです。
私は嬉しくて、御主人様に届くように再び大きく手を振ります。
それに応えて下さる御主人様。
また歩き出された御主人様でしたが、最後にもう一つの入口がありました。
再度、御主人様がこちらに気が付いて下さるかは判りません。
けれど一瞬でもその御姿をこの目に留めたい。
そう想った私は、十数メートル程離れたその入口の向こうをじっと見つめて待ちました。
けれどその御姿は見当たらない。
御主人様の歩くスピードから考えて、流石にもう行ってしまわれたかな…
そう想った時、遠くからでも判るその立ち姿が入口の向こうに現れたのです。
そしてこちらを振り返ったそのシルエットは、私をその目に捉えると、大きく手を振って下さいました。
御主人様は私の事をいつも解っていて下さる…
私はその幸せに、先程とは違う涙を溜めて、大きく大きく手を振り返しました。
空港の駐車場へと戻り、一人、車に乗り込んだ私。
先程まで御主人様がいて下さった空間は、煙草の愛しい匂いで包まれていました。
この状況に、いつかの私は大泣きしたっけ…
その積み重ねて来た時間を想い出し、一度は飲み込んだ物がぐっと込み上げて来ます。
いつまでもここにいたら泣いてしまう…
急に寒く感じた車を発進させた私は、やはり寂しくて仕方がなくて。
自分の未熟さを感じながら、飛び立つ飛行機の下を一人で走って行きました。
16度目の調教はこれにて終了となります。
周回遅れは更に遅れ、17、18回目の調教も既に終了してしまっている状態です。
19回目の調教まで少し時間がありますので、今年もスピードアップを目標に記録して行きたいと想います。
いつも当ブログに足を運んで下さり、ありがとうございます。
今年も宜しくお願い致します。
愛奴
高速のインターまでの田舎道をのんびりと走りながら、前日と同じ内容の会話を愉しみます。
こんな道だったね、ここは前にも通ったね。
その中でも目を引いたのは、色付いた木々の鮮やかさ。
「来年の旅行も秋にしよう」
私よりも紅葉に釘付けになっていらっしゃった御主人様は、そう提案して下さいました。
それは約一年後のお話。
それだけでも嬉しいのに、「棚田は再来年ですね」と、その次の年のお話までして下さいます。
そんな事が当たり前にお話出来る事の嬉しさ。
運転中でなかったら、きっと飛び跳ねてしまっていた事でしょう。
私は座席に深く座り直し、嬉しさに背筋を伸ばして、高速のインターへと入って行きました。
紅葉をとても愉しんでいらっしゃった御主人様は、高速道路からの景色に少しご不満な様子。
どこまでも続く緑の山々に、赤や黄色の鮮やかな景色が見れなくなってつまらないと仰いました。
けれどこの道中の車窓を愉しみにしているのだと、穏やかな表情を見せて下さいます。
それがとても嬉しかった。
私が住んでいる土地。
私が御主人様にお見せしたい物。
それを言葉にせずとも、御主人様は感じ取って下さっている。
その心地良さは何物にも変えられないのです。
旅の疲れが少し出ているのか、車中の会話は多くはありません。
けれど二人の時間は穏やかに、そして優しく流れて行きました。
昨日とは違い、次第に暗くなっていく空。
空港が見える頃には、小さな雨粒がフロントガラスを覆っていました。
旅の終わりを感じられた御主人様は、「運転お疲れ様」と私を労って下さいます。
その御言葉に、私が嬉しそうな顔をしたからでしょうか。
御主人様は、運転している私の太腿を何度も強く叩かれました。
痛いですとじゃれ合う御主人様と私。
その痛みが〝名残惜しい〟という合図に想えて、急に寂しさが押し寄せて来ました。
私のそんな気配を感じ取られたのか、御主人様は、「楽しかったですね」、「いい旅を提供出来る、役に立つ愛奴で良かったです」と、次々に御言葉を掛けて下さいます。
それは私にとって最高の褒め言葉。
御主人様はいつもと変わらずクールな表情でしたが、決してお世辞等を言う方ではないと知っている私。
その真っ直ぐな褒め言葉に、御主人様の素直なお気持ちを感じて、私の心は幸福感で満たされていました。
空港に到着した御主人様と私。
いつものお店でいつものメニューを注文します。
お料理が運ばれて来るのを待っていると、次の調教は年末でいいかと御主人様が仰いました。
一瞬固まりそうになりましたが、そうなるであろう事は予想していた私。
先月もお逢い出来ましたし、御主人様のお仕事が忙しいのももちろん知っていました。
何より去年の11月、年末にお逢い出来ない事を私が酷く嘆いた為、御主人様はそこを汲んで下さったのだと容易に想像出来たからです。
11月は私にとって意味のある月でしたが、御主人様のお気遣いが嬉しくて。
私は素直にお返事をしました。
それにきっと変わらないのです。
一ヵ月後だろうと二ヵ月後だろうと。
私が御主人様のお傍にいたい気持ちは365日変わりませんし、いつもいつも離れなければならない瞬間はやって来る。
それを悲しむ必要はないと、御主人様は馬鹿な愛奴に繰り返し教えて下さるのですから。
食事を終えた御主人様と私は、手荷物検査場へと向かいます。
下りのエスカレーターで私を先に乗せて下さった御主人様は、再び私の太腿を強く叩かれました。
それが〝名残惜しい〟という合図に想えて…
強ばった表情を見られないように、私は前だけを見つめていました。
お昼間の空港にはたくさんの人が行き交っています。
もちろん、ここで「御挨拶」をする事は出来ません。
ただ視線を絡ませ、何も言葉にする事が出来ず、御主人様は愛奴を置いて歩き出されました。
少しずつ遠ざかって行く御主人様。
数歩進む毎に振り返っては、私に手を振って下さる。
愉しかった分、一緒に過ごした分、寂しさはいつにも増して襲って来ます。
御主人様も名残惜しく想って下さっているのかな…
寂しいと想って下さっているのかな…
何度も何度も振り返って下さる御姿が、視界の中でゆらりと滲みました。
私は一瞬天を仰いで、込み上げて来る物を押さえ込みます。
「泣く必要はありません」
この瞬間が訪れる度に、何度も何度も優しく言い聞かせて下さる御主人様の御言葉。
そこに込められているお気持ちを想い出し、私は自分の気持ちを落ち着かせます。
そうして検査を終えられた御主人様は、再び振り返って大きく手を振って下さいました。
お互いの表情が見えない程の距離。
私もそれに応えるように、肘をいっぱいに伸ばして手を振ります。
搭乗口へ向かって歩き出された御主人様の御姿を出来るだけこの目に収めておこうと、私は場所を移動しながら御主人様を探しました。
すると隣の検査レーンの入口の向こうに、こちらを見て下さっている御主人様の御姿を見つけたのです。
私は嬉しくて、御主人様に届くように再び大きく手を振ります。
それに応えて下さる御主人様。
また歩き出された御主人様でしたが、最後にもう一つの入口がありました。
再度、御主人様がこちらに気が付いて下さるかは判りません。
けれど一瞬でもその御姿をこの目に留めたい。
そう想った私は、十数メートル程離れたその入口の向こうをじっと見つめて待ちました。
けれどその御姿は見当たらない。
御主人様の歩くスピードから考えて、流石にもう行ってしまわれたかな…
そう想った時、遠くからでも判るその立ち姿が入口の向こうに現れたのです。
そしてこちらを振り返ったそのシルエットは、私をその目に捉えると、大きく手を振って下さいました。
御主人様は私の事をいつも解っていて下さる…
私はその幸せに、先程とは違う涙を溜めて、大きく大きく手を振り返しました。
空港の駐車場へと戻り、一人、車に乗り込んだ私。
先程まで御主人様がいて下さった空間は、煙草の愛しい匂いで包まれていました。
この状況に、いつかの私は大泣きしたっけ…
その積み重ねて来た時間を想い出し、一度は飲み込んだ物がぐっと込み上げて来ます。
いつまでもここにいたら泣いてしまう…
急に寒く感じた車を発進させた私は、やはり寂しくて仕方がなくて。
自分の未熟さを感じながら、飛び立つ飛行機の下を一人で走って行きました。
16度目の調教はこれにて終了となります。
周回遅れは更に遅れ、17、18回目の調教も既に終了してしまっている状態です。
19回目の調教まで少し時間がありますので、今年もスピードアップを目標に記録して行きたいと想います。
いつも当ブログに足を運んで下さり、ありがとうございます。
今年も宜しくお願い致します。
愛奴
愛奴の待つお部屋に戻って来られた御主人様。
ベッドにうつ伏せになられると、湯上りのマッサージをするようにと御命令されました。
その頃には私もすっかり動けるようになっていたので、昨日と同じようにオイルを掌に伸ばし、まだ湿っているお肌を滑らかに指圧して行きます。
以前はどこを押しても痛い痛いと仰っていた御主人様でしたが、最近は痛みが少なくなっていらっしゃるご様子。
私も嬉しくなり、リラックス効果も含め、丁寧に揉みほぐして行きました。
すると突然、くしゃみをされる御主人様。
温泉の熱が引き、急に寒気を感じられたのかもしれません。
私は一瞬躊躇いましたが、これはチャンスかもしれないと想い、うつ伏せになっていらっしゃる御主人様のお背中目がけて、身体ごと飛び込みました。
うつ伏せの御主人様の上に、うつ伏せの愛奴。
叱られるかもしれないと想いましたが、御主人様を温める布団になる絶好のチャンスだと想ったのです。
もう何度もこの話をしていますが、御主人様との触れ合いは、私にとっては物凄く特別。
実際にお逢いする前から主従関係にあった御主人様と私の間には、普通の恋人同士のような触れ合いはないのだろうと想っていたし、そうあるべきではないのだと想っていました。
だから初めてお逢いした時に抱きしめて頂いた事。
膝の上に座らせて頂いた事。
口付けて頂いた事。
腕の中で眠らせて頂いた事。
今も昨日の事のように覚えています。
全てが夢のようで、私は一生分の幸せを一晩で使い果たしたのだと本気で想っていました。
「暖かいけれど首輪が冷たいですね」
私の下にいらっしゃる御主人様が、くすくすと小さく笑いながら仰います。
私は叱られなかった事より、御主人様が私の行動を受け入れて下さった事を一人悦んで、そっと身体を離しました。
背の高い私は、きっと重いだろうなと想ったのです。
けれどお傍にいたい。
離れたけれど、離れたくない。
どうしていいか判らなくなった私は、御主人様の隣にそっと寄り添いました。
そして少しでも触れていたくて、掌のマッサージを始めたのです。
掌を揉んで貰うのも気持ちが良いと前に仰っていましたから、御主人様にも悦んで頂けると想って…。
大きな手。
初めて手を繋いで下さったのは、御主人様が住んでいらっしゃる街に行った時の事。
あの時も物凄く幸せだった...
そう想っていると、私の手の中で脱力をしていた大きな掌が、意思を持ってゆっくりと動き出しました。
あ、手を繋いで下さるのかな...。
そんな淡い期待をした私の予想を上回り、御主人様は私の指の間にご自分の指を差し込み、ぎゅっと握って下さったのです。
想いもしなかった事態に、自分の全身の産毛が逆立ったような感覚に陥りました。
それは私がぶら下がっている訳ではない、御主人様の意思。
そのお気持ちが嬉しくて幸せで、私は繋がれた手をそっと写真に収めました。
そうして朝の時間を愉しんでいると、旅館の方から朝食のお知らせが入ります。
仕方なく首輪を外して貰い、揃って食卓についた御主人様と私。
静かな空間で食事をしていると、ふと御主人様が仰いました。
今年はたくさん旅行に行ったから、次は来年ですね、と。
温泉貯金もしないといけませんね、と。
その御言葉を聞き、いつも御主人様に甘えてばかりだなと、一人反省をする私。
来年もたくさん温泉に行けるよう、御主人様に温泉を愉しんで頂けるよう、もっともっと頑張って稼がなければと心に誓いました。
朝食を終え、それぞれに身支度を整えます。
御主人様は脱衣所の鏡の前、私は持参したメイク用の鏡を使う。
同じ空間の中で、お互いが自然に振舞っている事があまりに違和感がなくて。
御主人様と積み重ねて来た時間がそうさせている事をひしひしと感じた私は、また一人、優しい気持ちに包まれていました。
ベッドにうつ伏せになられると、湯上りのマッサージをするようにと御命令されました。
その頃には私もすっかり動けるようになっていたので、昨日と同じようにオイルを掌に伸ばし、まだ湿っているお肌を滑らかに指圧して行きます。
以前はどこを押しても痛い痛いと仰っていた御主人様でしたが、最近は痛みが少なくなっていらっしゃるご様子。
私も嬉しくなり、リラックス効果も含め、丁寧に揉みほぐして行きました。
すると突然、くしゃみをされる御主人様。
温泉の熱が引き、急に寒気を感じられたのかもしれません。
私は一瞬躊躇いましたが、これはチャンスかもしれないと想い、うつ伏せになっていらっしゃる御主人様のお背中目がけて、身体ごと飛び込みました。
うつ伏せの御主人様の上に、うつ伏せの愛奴。
叱られるかもしれないと想いましたが、御主人様を温める布団になる絶好のチャンスだと想ったのです。
もう何度もこの話をしていますが、御主人様との触れ合いは、私にとっては物凄く特別。
実際にお逢いする前から主従関係にあった御主人様と私の間には、普通の恋人同士のような触れ合いはないのだろうと想っていたし、そうあるべきではないのだと想っていました。
だから初めてお逢いした時に抱きしめて頂いた事。
膝の上に座らせて頂いた事。
口付けて頂いた事。
腕の中で眠らせて頂いた事。
今も昨日の事のように覚えています。
全てが夢のようで、私は一生分の幸せを一晩で使い果たしたのだと本気で想っていました。
「暖かいけれど首輪が冷たいですね」
私の下にいらっしゃる御主人様が、くすくすと小さく笑いながら仰います。
私は叱られなかった事より、御主人様が私の行動を受け入れて下さった事を一人悦んで、そっと身体を離しました。
背の高い私は、きっと重いだろうなと想ったのです。
けれどお傍にいたい。
離れたけれど、離れたくない。
どうしていいか判らなくなった私は、御主人様の隣にそっと寄り添いました。
そして少しでも触れていたくて、掌のマッサージを始めたのです。
掌を揉んで貰うのも気持ちが良いと前に仰っていましたから、御主人様にも悦んで頂けると想って…。
大きな手。
初めて手を繋いで下さったのは、御主人様が住んでいらっしゃる街に行った時の事。
あの時も物凄く幸せだった...
そう想っていると、私の手の中で脱力をしていた大きな掌が、意思を持ってゆっくりと動き出しました。
あ、手を繋いで下さるのかな...。
そんな淡い期待をした私の予想を上回り、御主人様は私の指の間にご自分の指を差し込み、ぎゅっと握って下さったのです。
想いもしなかった事態に、自分の全身の産毛が逆立ったような感覚に陥りました。
それは私がぶら下がっている訳ではない、御主人様の意思。
そのお気持ちが嬉しくて幸せで、私は繋がれた手をそっと写真に収めました。
そうして朝の時間を愉しんでいると、旅館の方から朝食のお知らせが入ります。
仕方なく首輪を外して貰い、揃って食卓についた御主人様と私。
静かな空間で食事をしていると、ふと御主人様が仰いました。
今年はたくさん旅行に行ったから、次は来年ですね、と。
温泉貯金もしないといけませんね、と。
その御言葉を聞き、いつも御主人様に甘えてばかりだなと、一人反省をする私。
来年もたくさん温泉に行けるよう、御主人様に温泉を愉しんで頂けるよう、もっともっと頑張って稼がなければと心に誓いました。
朝食を終え、それぞれに身支度を整えます。
御主人様は脱衣所の鏡の前、私は持参したメイク用の鏡を使う。
同じ空間の中で、お互いが自然に振舞っている事があまりに違和感がなくて。
御主人様と積み重ねて来た時間がそうさせている事をひしひしと感じた私は、また一人、優しい気持ちに包まれていました。
朝、6時。
私は、先に起きていらっしゃった御主人様の気配で目を覚ましました。
寝過ぎてしまったと肩を落とされている御主人様は、夜中に一度起きられ、再度眠られてしまったのだと仰っています。
その声を遠くに聞いている私。
朝が大の苦手な私は、目を開ける事なく、枕に顔を擦り付けていました。
ふと御主人様の気配を直ぐ近くに感じてうっすら目を開けると、ひんやりと冷たい金属が、私の首に固定されました。
御主人様の所有物の証。
嬉しくて、日向ぼっこをしている猫のように、ますます布団に包まる私。
「温泉に行きますよ」と、布団から覗いている脹脛をぺちんと叩かれ、急いでその後を追い掛けました。
山の朝はとても冷え込んでいます。
熱い温泉の湯気は、その空気に触れて、水面を白く流れていました。
昨晩、汗をかいていた事もあり、変に冷えた身体に震えが止まらない私。
寒いのに、お湯が熱くて肩まで浸かれないのです。
嘘のようにがたがたと震えながら、熱い、寒いと騒いでいる愛奴を見兼ね、御主人様がその肩にお湯を掛けて下さいました。
その優しいお気持ちが、お湯にまで伝わっているかのよう。
さらさらと私の肩から背中に流れて行く御主人様の優しさが、次第に私の震えを落ち着かせてくれました。
そんな私の様子を、御主人様は観察されていたのでしょう。
用意しておいた乳首吸引器を徐に取り出し、無言で私の乳首を吸い上げていく御主人様。
乳輪ごとすっぽりと覆われ、真空状態になった乳首。
それは痛みでもなく、快楽でもない。
苦しい刺激に、私は顔を顰めていました。
けれどそんな私に構う事もなく、御主人様は私の傍を離れ、朝の温泉を愉しまれています。
私はその場から動けず、小さな呻き声を上げる事しか出来ませんでした。
それはたった2、3分程度だったと思います。
吸引器を静かに外して下さった御主人様は、ぷっくりと膨らんだ乳首を見て何か言う訳でもなく、そこに触れるでもなく、何事もなかったかのようにそのまま温泉を出て行かれました。
急いでその後を追う私。
脱衣所で両手を広げて下さる御主人様のお身体を拭き上げながら、こうしてお役に立てる事を一人こっそりと悦んでいました。
もちろん、御主人様はお見通しなのですが。
御主人様に関する事は、何でも嬉しい。
そこに自分が関われる事が嬉しくて堪らない。
御主人様のお洋服を整える事。
そのグラスにお酒を注ぐ事。
マッサージをする事。
お風呂の後にお身体を拭かせて頂く事。
そのお湯の準備ですら、嬉しくて誇らしい。
私が御主人様の為に出来る事。
だから私は御主人様の為、悦んで風俗で働いているのです。
バスタオルで拭き上げたばかりのお身体は、温泉で温まり過ぎた熱を帯びて、しっとりと湿っています。
けれどそんな事を気にされる様子もない御主人様は、再びベッドに横たわり、私に御奉仕を命じられました。
お風呂上がりの御主人様は、いつも温かい。
自分の口内よりも温かくなっているそれを舌で包み込み、御主人様と体温を共有していました。
ふと想い出されたのか、封筒を取ってくるようにと仰る御主人様。
私は一旦その場から離れ、急いで御主人様に封筒をお渡しすると、愛しいペニスに再び吸い付きました。
がさがさと封筒の中身を確認されている音がして、私の傍にたくさんの紙切れが落ちて来ます。
それは私が御主人様の為に稼いだ物であるけれど、その価値は、私が今まで生きてきた中で感じていた物とはまるっきり違う物になっていました。
それは「御主人様の物」。
御主人様から頂いている飼育費も、全て御主人様の物。
もちろん生活するにはなくてはならない物ですが、私にとってはそれ以上に、御主人様に悦んで頂く為の紙でしかない。
そう想うようになっていました。
私にとって最も重要なのは、御主人様に悦んで頂く事なのですから。
そんな事を想いながら、御主人様のお好きな所を舌で何度も擦る私。
「気持ち良いですよ」と声を掛けて頂き、ますます御奉仕に没頭します。
一層膨らみ、硬くなるペニス。
じわじわと溢れてくる味が口内の粘膜を万遍なく覆った時、仰向けになるようにと指示を頂きました。
御主人様に使って頂ける…!
そう私の顔には書いてあったのかもしれません。
恥じらいも躊躇いもなくシーツに転がり、脚を左右に大きく開きます。
それと同時に、長く肥大した小陰唇も口を開いて、御主人様を迎え入れる準備が整いました。
御主人様の唇から、その穴目指して垂らされる唾液。
その滑りを利用して侵入して来た愛しいペニスに、私は息をする事も忘れていました。
それは苦しい快楽。
そして私を埋め尽くす幸福感。
脚を抱えるように促され、上からぐっと押さえ込まれる。
深く深く抉られる。
このまま息が止まってしまえばいいのに…
骨や血管までも揺さぶられて、私は御主人様の所有物である事を実感していました。
「奥まで注いであげますよ」
その御言葉に、お願いしますと声を絞り出すのがやっと。
それを合図に私の中のペニスが強く脈打ち、たっぷりと精子を頂きました。
ゆっくりと私から離れた御主人様は、使い終わった穴にティッシュを数枚下さいます。
流石に起き上がる気力のない私は、温泉へ向かわれる御主人様のお背中をぼんやりと眺めていました。
そうしておまんこにあてがったティッシュを確認すると、そこにはまた白い精子に混じって、赤い物が付着していたのです。
私はそれを見て、一人微笑んでいました。
私は、先に起きていらっしゃった御主人様の気配で目を覚ましました。
寝過ぎてしまったと肩を落とされている御主人様は、夜中に一度起きられ、再度眠られてしまったのだと仰っています。
その声を遠くに聞いている私。
朝が大の苦手な私は、目を開ける事なく、枕に顔を擦り付けていました。
ふと御主人様の気配を直ぐ近くに感じてうっすら目を開けると、ひんやりと冷たい金属が、私の首に固定されました。
御主人様の所有物の証。
嬉しくて、日向ぼっこをしている猫のように、ますます布団に包まる私。
「温泉に行きますよ」と、布団から覗いている脹脛をぺちんと叩かれ、急いでその後を追い掛けました。
山の朝はとても冷え込んでいます。
熱い温泉の湯気は、その空気に触れて、水面を白く流れていました。
昨晩、汗をかいていた事もあり、変に冷えた身体に震えが止まらない私。
寒いのに、お湯が熱くて肩まで浸かれないのです。
嘘のようにがたがたと震えながら、熱い、寒いと騒いでいる愛奴を見兼ね、御主人様がその肩にお湯を掛けて下さいました。
その優しいお気持ちが、お湯にまで伝わっているかのよう。
さらさらと私の肩から背中に流れて行く御主人様の優しさが、次第に私の震えを落ち着かせてくれました。
そんな私の様子を、御主人様は観察されていたのでしょう。
用意しておいた乳首吸引器を徐に取り出し、無言で私の乳首を吸い上げていく御主人様。
乳輪ごとすっぽりと覆われ、真空状態になった乳首。
それは痛みでもなく、快楽でもない。
苦しい刺激に、私は顔を顰めていました。
けれどそんな私に構う事もなく、御主人様は私の傍を離れ、朝の温泉を愉しまれています。
私はその場から動けず、小さな呻き声を上げる事しか出来ませんでした。
それはたった2、3分程度だったと思います。
吸引器を静かに外して下さった御主人様は、ぷっくりと膨らんだ乳首を見て何か言う訳でもなく、そこに触れるでもなく、何事もなかったかのようにそのまま温泉を出て行かれました。
急いでその後を追う私。
脱衣所で両手を広げて下さる御主人様のお身体を拭き上げながら、こうしてお役に立てる事を一人こっそりと悦んでいました。
もちろん、御主人様はお見通しなのですが。
御主人様に関する事は、何でも嬉しい。
そこに自分が関われる事が嬉しくて堪らない。
御主人様のお洋服を整える事。
そのグラスにお酒を注ぐ事。
マッサージをする事。
お風呂の後にお身体を拭かせて頂く事。
そのお湯の準備ですら、嬉しくて誇らしい。
私が御主人様の為に出来る事。
だから私は御主人様の為、悦んで風俗で働いているのです。
バスタオルで拭き上げたばかりのお身体は、温泉で温まり過ぎた熱を帯びて、しっとりと湿っています。
けれどそんな事を気にされる様子もない御主人様は、再びベッドに横たわり、私に御奉仕を命じられました。
お風呂上がりの御主人様は、いつも温かい。
自分の口内よりも温かくなっているそれを舌で包み込み、御主人様と体温を共有していました。
ふと想い出されたのか、封筒を取ってくるようにと仰る御主人様。
私は一旦その場から離れ、急いで御主人様に封筒をお渡しすると、愛しいペニスに再び吸い付きました。
がさがさと封筒の中身を確認されている音がして、私の傍にたくさんの紙切れが落ちて来ます。
それは私が御主人様の為に稼いだ物であるけれど、その価値は、私が今まで生きてきた中で感じていた物とはまるっきり違う物になっていました。
それは「御主人様の物」。
御主人様から頂いている飼育費も、全て御主人様の物。
もちろん生活するにはなくてはならない物ですが、私にとってはそれ以上に、御主人様に悦んで頂く為の紙でしかない。
そう想うようになっていました。
私にとって最も重要なのは、御主人様に悦んで頂く事なのですから。
そんな事を想いながら、御主人様のお好きな所を舌で何度も擦る私。
「気持ち良いですよ」と声を掛けて頂き、ますます御奉仕に没頭します。
一層膨らみ、硬くなるペニス。
じわじわと溢れてくる味が口内の粘膜を万遍なく覆った時、仰向けになるようにと指示を頂きました。
御主人様に使って頂ける…!
そう私の顔には書いてあったのかもしれません。
恥じらいも躊躇いもなくシーツに転がり、脚を左右に大きく開きます。
それと同時に、長く肥大した小陰唇も口を開いて、御主人様を迎え入れる準備が整いました。
御主人様の唇から、その穴目指して垂らされる唾液。
その滑りを利用して侵入して来た愛しいペニスに、私は息をする事も忘れていました。
それは苦しい快楽。
そして私を埋め尽くす幸福感。
脚を抱えるように促され、上からぐっと押さえ込まれる。
深く深く抉られる。
このまま息が止まってしまえばいいのに…
骨や血管までも揺さぶられて、私は御主人様の所有物である事を実感していました。
「奥まで注いであげますよ」
その御言葉に、お願いしますと声を絞り出すのがやっと。
それを合図に私の中のペニスが強く脈打ち、たっぷりと精子を頂きました。
ゆっくりと私から離れた御主人様は、使い終わった穴にティッシュを数枚下さいます。
流石に起き上がる気力のない私は、温泉へ向かわれる御主人様のお背中をぼんやりと眺めていました。
そうしておまんこにあてがったティッシュを確認すると、そこにはまた白い精子に混じって、赤い物が付着していたのです。
私はそれを見て、一人微笑んでいました。
森の中の露天風呂を愉しむ御主人様と私。
毎日温泉がいいなと仰る御主人様に、そうですねと相槌を打ちます。
静かにゆっくりと流れる時間は、何物にも変えられない。
御主人様はこんな空間がお好きなのだなと改めて感じ、それを言葉にする事なく同じ気持ちになれる事を嬉しく想っていました。
温泉から上がると、御主人様が愉しみにされていた野球が始まります。
これを見る為に、夕食の時間を早めた程。
画面に向かって喜んだり、悔しがったり。
いつも物静かな御主人様の見慣れない御姿に、私は画面よりもそちらの方に釘付けになっていました。
食事が始まっても、野球が気になって仕方がない御主人様。
携帯でその動向を見守ったり、途中でテレビの前に移動したりと大忙しです。
もしいつでも御主人様にお逢い出来る環境にあったなら…
こんな御主人様の御姿が見られるのかもしれないと、はしゃぐ御姿を愛おしく見守っていました。
食事を終えると、再度温泉に行かれる御主人様。
私はお部屋に残り、少し片付けをしてからスーツケースを開けました。
お道具をお使いになるかは判りませんが、いつでも使えるように準備しておく事。
それが愛奴の心構えであると想っています。
そうしているうちに温泉から戻られた御主人様は、ベッドに横になられ、マッサージをするようにと私に指示をされました。
私はスーツケースから取り出しておいたオイルを手に取り、すっかり温かくなっている肌にその手を滑らせて行きます。
御主人様にとって、それは至福の時だったのでしょう。
「温泉に入って、愛奴にマッサージをさせるのは良いものですね。」
「みんなこんな愛奴が欲しいでしょうに。」
そんな御言葉をうっとりと仰る御主人様。
私はあまり聞く事のない褒め言葉に、嬉しさを表出させる事も忘れてしまっていました。
直接褒めて頂く事はもちろん、その何気なく仰った御言葉が、物凄く物凄く嬉しかったのです。
マッサージが終わると、30分経ったら起こすようにと言われ、本格的にベッドに潜り込まれた御主人様。
温泉の時はもちろん、日帰りの時でもよく眠られる御主人様ですが、今日はまだ一度もお休みになっていらっしゃいませんでした。
私は自分も眠りこけてしまうような気がして、携帯のタイマーをセットしてから、その腕の中に潜り込みます。
「冷たいですね」
そう仰りながらも、冷えた私の脚に、ご自分の温かい脚を絡めて下さる御主人様。
私の額にその頬をくっ付け、これ以上は身体が近付けないという程に、私を抱いて下さいました。
このまま御主人様の中に取り込まれてしまいたい。
そうすれば、いつまでもいつまでも御主人様のお傍にいられるのに…
御主人様の穏やかな寝息を耳元で聞きながら、私もそっと目を閉じました。
アラームの音で目を覚ました私は、酷く汗をかいています。
そっとその首元に手をやると、ぐっすり眠っている御主人様も同じように汗をかいていらっしゃいました。
山奥の離れは冷え込んでいて、暖房を消すと寒くて堪りません。
私は一人ベッドに座り、エアコンを調整しながら御主人様の様子を伺っていました。
1時間、2時間…。
言われた通りにその都度声を掛けますが、御主人様が起きられる様子はない。
私はそれでいいと想っていました。
確かに起こすようにと仰いましたが、せっかくの温泉です。
御主人様にゆっくりと休んで頂きたい。
その気持ちがとても強かったのです。
あまりくっついてしまうと、また汗をかかれてしまう…。
そう想った私は、御主人様に身体を寄せる事なく、そのお隣にそっと身体を休ませました。
と、今まであった物がない事に気が付かれた御主人様。
目を閉じたまま、私の上に大きな腕を乗せられると、あっという間に私をまたその胸に抱き込んでしまわれました。
今まで生きてた中で、こんなに幸せな夜があっただろうか…。
いつまでもその肌の感触に包まれていたかったけれど、その寝息に合わせて、私も段々と幸せな眠りに落ちていきました。
毎日温泉がいいなと仰る御主人様に、そうですねと相槌を打ちます。
静かにゆっくりと流れる時間は、何物にも変えられない。
御主人様はこんな空間がお好きなのだなと改めて感じ、それを言葉にする事なく同じ気持ちになれる事を嬉しく想っていました。
温泉から上がると、御主人様が愉しみにされていた野球が始まります。
これを見る為に、夕食の時間を早めた程。
画面に向かって喜んだり、悔しがったり。
いつも物静かな御主人様の見慣れない御姿に、私は画面よりもそちらの方に釘付けになっていました。
食事が始まっても、野球が気になって仕方がない御主人様。
携帯でその動向を見守ったり、途中でテレビの前に移動したりと大忙しです。
もしいつでも御主人様にお逢い出来る環境にあったなら…
こんな御主人様の御姿が見られるのかもしれないと、はしゃぐ御姿を愛おしく見守っていました。
食事を終えると、再度温泉に行かれる御主人様。
私はお部屋に残り、少し片付けをしてからスーツケースを開けました。
お道具をお使いになるかは判りませんが、いつでも使えるように準備しておく事。
それが愛奴の心構えであると想っています。
そうしているうちに温泉から戻られた御主人様は、ベッドに横になられ、マッサージをするようにと私に指示をされました。
私はスーツケースから取り出しておいたオイルを手に取り、すっかり温かくなっている肌にその手を滑らせて行きます。
御主人様にとって、それは至福の時だったのでしょう。
「温泉に入って、愛奴にマッサージをさせるのは良いものですね。」
「みんなこんな愛奴が欲しいでしょうに。」
そんな御言葉をうっとりと仰る御主人様。
私はあまり聞く事のない褒め言葉に、嬉しさを表出させる事も忘れてしまっていました。
直接褒めて頂く事はもちろん、その何気なく仰った御言葉が、物凄く物凄く嬉しかったのです。
マッサージが終わると、30分経ったら起こすようにと言われ、本格的にベッドに潜り込まれた御主人様。
温泉の時はもちろん、日帰りの時でもよく眠られる御主人様ですが、今日はまだ一度もお休みになっていらっしゃいませんでした。
私は自分も眠りこけてしまうような気がして、携帯のタイマーをセットしてから、その腕の中に潜り込みます。
「冷たいですね」
そう仰りながらも、冷えた私の脚に、ご自分の温かい脚を絡めて下さる御主人様。
私の額にその頬をくっ付け、これ以上は身体が近付けないという程に、私を抱いて下さいました。
このまま御主人様の中に取り込まれてしまいたい。
そうすれば、いつまでもいつまでも御主人様のお傍にいられるのに…
御主人様の穏やかな寝息を耳元で聞きながら、私もそっと目を閉じました。
アラームの音で目を覚ました私は、酷く汗をかいています。
そっとその首元に手をやると、ぐっすり眠っている御主人様も同じように汗をかいていらっしゃいました。
山奥の離れは冷え込んでいて、暖房を消すと寒くて堪りません。
私は一人ベッドに座り、エアコンを調整しながら御主人様の様子を伺っていました。
1時間、2時間…。
言われた通りにその都度声を掛けますが、御主人様が起きられる様子はない。
私はそれでいいと想っていました。
確かに起こすようにと仰いましたが、せっかくの温泉です。
御主人様にゆっくりと休んで頂きたい。
その気持ちがとても強かったのです。
あまりくっついてしまうと、また汗をかかれてしまう…。
そう想った私は、御主人様に身体を寄せる事なく、そのお隣にそっと身体を休ませました。
と、今まであった物がない事に気が付かれた御主人様。
目を閉じたまま、私の上に大きな腕を乗せられると、あっという間に私をまたその胸に抱き込んでしまわれました。
今まで生きてた中で、こんなに幸せな夜があっただろうか…。
いつまでもその肌の感触に包まれていたかったけれど、その寝息に合わせて、私も段々と幸せな眠りに落ちていきました。