御主人様と愛奴 変態の日々の記録
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Author:愛奴
♥当ブログは性的表現・画像を使用しておりますので、18歳未満の方は直ちにブラウザバックをお願い致します。
またSMに嫌悪感をお持ちの方は閲覧をお控え下さい。
自己責任の元での閲覧をお願い致します。
御主人様の愛奴です。
お初の方は「はじめに」をご参照下さい。
コメントは承認制となっておりますので、「管理者にだけ表示を許可する」にチェックを入れて下さると非表示となります。
私からのお返事のみ掲載させて頂きますので、SMに興味のある方もノーマルの方も、皆様お気軽に足跡を残して下さると嬉しいです。
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旅館を後にした御主人様と私。
高速のインターまでの田舎道をのんびりと走りながら、前日と同じ内容の会話を愉しみます。
こんな道だったね、ここは前にも通ったね。
その中でも目を引いたのは、色付いた木々の鮮やかさ。
「来年の旅行も秋にしよう」
私よりも紅葉に釘付けになっていらっしゃった御主人様は、そう提案して下さいました。
それは約一年後のお話。
それだけでも嬉しいのに、「棚田は再来年ですね」と、その次の年のお話までして下さいます。
そんな事が当たり前にお話出来る事の嬉しさ。
運転中でなかったら、きっと飛び跳ねてしまっていた事でしょう。
私は座席に深く座り直し、嬉しさに背筋を伸ばして、高速のインターへと入って行きました。
紅葉をとても愉しんでいらっしゃった御主人様は、高速道路からの景色に少しご不満な様子。
どこまでも続く緑の山々に、赤や黄色の鮮やかな景色が見れなくなってつまらないと仰いました。
けれどこの道中の車窓を愉しみにしているのだと、穏やかな表情を見せて下さいます。
それがとても嬉しかった。
私が住んでいる土地。
私が御主人様にお見せしたい物。
それを言葉にせずとも、御主人様は感じ取って下さっている。
その心地良さは何物にも変えられないのです。
旅の疲れが少し出ているのか、車中の会話は多くはありません。
けれど二人の時間は穏やかに、そして優しく流れて行きました。
昨日とは違い、次第に暗くなっていく空。
空港が見える頃には、小さな雨粒がフロントガラスを覆っていました。
旅の終わりを感じられた御主人様は、「運転お疲れ様」と私を労って下さいます。
その御言葉に、私が嬉しそうな顔をしたからでしょうか。
御主人様は、運転している私の太腿を何度も強く叩かれました。
痛いですとじゃれ合う御主人様と私。
その痛みが〝名残惜しい〟という合図に想えて、急に寂しさが押し寄せて来ました。
私のそんな気配を感じ取られたのか、御主人様は、「楽しかったですね」、「いい旅を提供出来る、役に立つ愛奴で良かったです」と、次々に御言葉を掛けて下さいます。
それは私にとって最高の褒め言葉。
御主人様はいつもと変わらずクールな表情でしたが、決してお世辞等を言う方ではないと知っている私。
その真っ直ぐな褒め言葉に、御主人様の素直なお気持ちを感じて、私の心は幸福感で満たされていました。
空港に到着した御主人様と私。
いつものお店でいつものメニューを注文します。
お料理が運ばれて来るのを待っていると、次の調教は年末でいいかと御主人様が仰いました。
一瞬固まりそうになりましたが、そうなるであろう事は予想していた私。
先月もお逢い出来ましたし、御主人様のお仕事が忙しいのももちろん知っていました。
何より去年の11月、年末にお逢い出来ない事を私が酷く嘆いた為、御主人様はそこを汲んで下さったのだと容易に想像出来たからです。
11月は私にとって意味のある月でしたが、御主人様のお気遣いが嬉しくて。
私は素直にお返事をしました。
それにきっと変わらないのです。
一ヵ月後だろうと二ヵ月後だろうと。
私が御主人様のお傍にいたい気持ちは365日変わりませんし、いつもいつも離れなければならない瞬間はやって来る。
それを悲しむ必要はないと、御主人様は馬鹿な愛奴に繰り返し教えて下さるのですから。
食事を終えた御主人様と私は、手荷物検査場へと向かいます。
下りのエスカレーターで私を先に乗せて下さった御主人様は、再び私の太腿を強く叩かれました。
それが〝名残惜しい〟という合図に想えて…
強ばった表情を見られないように、私は前だけを見つめていました。
お昼間の空港にはたくさんの人が行き交っています。
もちろん、ここで「御挨拶」をする事は出来ません。
ただ視線を絡ませ、何も言葉にする事が出来ず、御主人様は愛奴を置いて歩き出されました。
少しずつ遠ざかって行く御主人様。
数歩進む毎に振り返っては、私に手を振って下さる。
愉しかった分、一緒に過ごした分、寂しさはいつにも増して襲って来ます。
御主人様も名残惜しく想って下さっているのかな…
寂しいと想って下さっているのかな…
何度も何度も振り返って下さる御姿が、視界の中でゆらりと滲みました。
私は一瞬天を仰いで、込み上げて来る物を押さえ込みます。
「泣く必要はありません」
この瞬間が訪れる度に、何度も何度も優しく言い聞かせて下さる御主人様の御言葉。
そこに込められているお気持ちを想い出し、私は自分の気持ちを落ち着かせます。
そうして検査を終えられた御主人様は、再び振り返って大きく手を振って下さいました。
お互いの表情が見えない程の距離。
私もそれに応えるように、肘をいっぱいに伸ばして手を振ります。
搭乗口へ向かって歩き出された御主人様の御姿を出来るだけこの目に収めておこうと、私は場所を移動しながら御主人様を探しました。
すると隣の検査レーンの入口の向こうに、こちらを見て下さっている御主人様の御姿を見つけたのです。
私は嬉しくて、御主人様に届くように再び大きく手を振ります。
それに応えて下さる御主人様。
また歩き出された御主人様でしたが、最後にもう一つの入口がありました。
再度、御主人様がこちらに気が付いて下さるかは判りません。
けれど一瞬でもその御姿をこの目に留めたい。
そう想った私は、十数メートル程離れたその入口の向こうをじっと見つめて待ちました。
けれどその御姿は見当たらない。
御主人様の歩くスピードから考えて、流石にもう行ってしまわれたかな…
そう想った時、遠くからでも判るその立ち姿が入口の向こうに現れたのです。
そしてこちらを振り返ったそのシルエットは、私をその目に捉えると、大きく手を振って下さいました。
御主人様は私の事をいつも解っていて下さる…
私はその幸せに、先程とは違う涙を溜めて、大きく大きく手を振り返しました。
空港の駐車場へと戻り、一人、車に乗り込んだ私。
先程まで御主人様がいて下さった空間は、煙草の愛しい匂いで包まれていました。
この状況に、いつかの私は大泣きしたっけ…
その積み重ねて来た時間を想い出し、一度は飲み込んだ物がぐっと込み上げて来ます。
いつまでもここにいたら泣いてしまう…
急に寒く感じた車を発進させた私は、やはり寂しくて仕方がなくて。
自分の未熟さを感じながら、飛び立つ飛行機の下を一人で走って行きました。
16度目の調教はこれにて終了となります。
周回遅れは更に遅れ、17、18回目の調教も既に終了してしまっている状態です。
19回目の調教まで少し時間がありますので、今年もスピードアップを目標に記録して行きたいと想います。
いつも当ブログに足を運んで下さり、ありがとうございます。
今年も宜しくお願い致します。
愛奴
高速のインターまでの田舎道をのんびりと走りながら、前日と同じ内容の会話を愉しみます。
こんな道だったね、ここは前にも通ったね。
その中でも目を引いたのは、色付いた木々の鮮やかさ。
「来年の旅行も秋にしよう」
私よりも紅葉に釘付けになっていらっしゃった御主人様は、そう提案して下さいました。
それは約一年後のお話。
それだけでも嬉しいのに、「棚田は再来年ですね」と、その次の年のお話までして下さいます。
そんな事が当たり前にお話出来る事の嬉しさ。
運転中でなかったら、きっと飛び跳ねてしまっていた事でしょう。
私は座席に深く座り直し、嬉しさに背筋を伸ばして、高速のインターへと入って行きました。
紅葉をとても愉しんでいらっしゃった御主人様は、高速道路からの景色に少しご不満な様子。
どこまでも続く緑の山々に、赤や黄色の鮮やかな景色が見れなくなってつまらないと仰いました。
けれどこの道中の車窓を愉しみにしているのだと、穏やかな表情を見せて下さいます。
それがとても嬉しかった。
私が住んでいる土地。
私が御主人様にお見せしたい物。
それを言葉にせずとも、御主人様は感じ取って下さっている。
その心地良さは何物にも変えられないのです。
旅の疲れが少し出ているのか、車中の会話は多くはありません。
けれど二人の時間は穏やかに、そして優しく流れて行きました。
昨日とは違い、次第に暗くなっていく空。
空港が見える頃には、小さな雨粒がフロントガラスを覆っていました。
旅の終わりを感じられた御主人様は、「運転お疲れ様」と私を労って下さいます。
その御言葉に、私が嬉しそうな顔をしたからでしょうか。
御主人様は、運転している私の太腿を何度も強く叩かれました。
痛いですとじゃれ合う御主人様と私。
その痛みが〝名残惜しい〟という合図に想えて、急に寂しさが押し寄せて来ました。
私のそんな気配を感じ取られたのか、御主人様は、「楽しかったですね」、「いい旅を提供出来る、役に立つ愛奴で良かったです」と、次々に御言葉を掛けて下さいます。
それは私にとって最高の褒め言葉。
御主人様はいつもと変わらずクールな表情でしたが、決してお世辞等を言う方ではないと知っている私。
その真っ直ぐな褒め言葉に、御主人様の素直なお気持ちを感じて、私の心は幸福感で満たされていました。
空港に到着した御主人様と私。
いつものお店でいつものメニューを注文します。
お料理が運ばれて来るのを待っていると、次の調教は年末でいいかと御主人様が仰いました。
一瞬固まりそうになりましたが、そうなるであろう事は予想していた私。
先月もお逢い出来ましたし、御主人様のお仕事が忙しいのももちろん知っていました。
何より去年の11月、年末にお逢い出来ない事を私が酷く嘆いた為、御主人様はそこを汲んで下さったのだと容易に想像出来たからです。
11月は私にとって意味のある月でしたが、御主人様のお気遣いが嬉しくて。
私は素直にお返事をしました。
それにきっと変わらないのです。
一ヵ月後だろうと二ヵ月後だろうと。
私が御主人様のお傍にいたい気持ちは365日変わりませんし、いつもいつも離れなければならない瞬間はやって来る。
それを悲しむ必要はないと、御主人様は馬鹿な愛奴に繰り返し教えて下さるのですから。
食事を終えた御主人様と私は、手荷物検査場へと向かいます。
下りのエスカレーターで私を先に乗せて下さった御主人様は、再び私の太腿を強く叩かれました。
それが〝名残惜しい〟という合図に想えて…
強ばった表情を見られないように、私は前だけを見つめていました。
お昼間の空港にはたくさんの人が行き交っています。
もちろん、ここで「御挨拶」をする事は出来ません。
ただ視線を絡ませ、何も言葉にする事が出来ず、御主人様は愛奴を置いて歩き出されました。
少しずつ遠ざかって行く御主人様。
数歩進む毎に振り返っては、私に手を振って下さる。
愉しかった分、一緒に過ごした分、寂しさはいつにも増して襲って来ます。
御主人様も名残惜しく想って下さっているのかな…
寂しいと想って下さっているのかな…
何度も何度も振り返って下さる御姿が、視界の中でゆらりと滲みました。
私は一瞬天を仰いで、込み上げて来る物を押さえ込みます。
「泣く必要はありません」
この瞬間が訪れる度に、何度も何度も優しく言い聞かせて下さる御主人様の御言葉。
そこに込められているお気持ちを想い出し、私は自分の気持ちを落ち着かせます。
そうして検査を終えられた御主人様は、再び振り返って大きく手を振って下さいました。
お互いの表情が見えない程の距離。
私もそれに応えるように、肘をいっぱいに伸ばして手を振ります。
搭乗口へ向かって歩き出された御主人様の御姿を出来るだけこの目に収めておこうと、私は場所を移動しながら御主人様を探しました。
すると隣の検査レーンの入口の向こうに、こちらを見て下さっている御主人様の御姿を見つけたのです。
私は嬉しくて、御主人様に届くように再び大きく手を振ります。
それに応えて下さる御主人様。
また歩き出された御主人様でしたが、最後にもう一つの入口がありました。
再度、御主人様がこちらに気が付いて下さるかは判りません。
けれど一瞬でもその御姿をこの目に留めたい。
そう想った私は、十数メートル程離れたその入口の向こうをじっと見つめて待ちました。
けれどその御姿は見当たらない。
御主人様の歩くスピードから考えて、流石にもう行ってしまわれたかな…
そう想った時、遠くからでも判るその立ち姿が入口の向こうに現れたのです。
そしてこちらを振り返ったそのシルエットは、私をその目に捉えると、大きく手を振って下さいました。
御主人様は私の事をいつも解っていて下さる…
私はその幸せに、先程とは違う涙を溜めて、大きく大きく手を振り返しました。
空港の駐車場へと戻り、一人、車に乗り込んだ私。
先程まで御主人様がいて下さった空間は、煙草の愛しい匂いで包まれていました。
この状況に、いつかの私は大泣きしたっけ…
その積み重ねて来た時間を想い出し、一度は飲み込んだ物がぐっと込み上げて来ます。
いつまでもここにいたら泣いてしまう…
急に寒く感じた車を発進させた私は、やはり寂しくて仕方がなくて。
自分の未熟さを感じながら、飛び立つ飛行機の下を一人で走って行きました。
16度目の調教はこれにて終了となります。
周回遅れは更に遅れ、17、18回目の調教も既に終了してしまっている状態です。
19回目の調教まで少し時間がありますので、今年もスピードアップを目標に記録して行きたいと想います。
いつも当ブログに足を運んで下さり、ありがとうございます。
今年も宜しくお願い致します。
愛奴