御主人様と愛奴 変態の日々の記録
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Author:愛奴
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またSMに嫌悪感をお持ちの方は閲覧をお控え下さい。
自己責任の元での閲覧をお願い致します。
御主人様の愛奴です。
お初の方は「はじめに」をご参照下さい。
コメントは承認制となっておりますので、「管理者にだけ表示を許可する」にチェックを入れて下さると非表示となります。
私からのお返事のみ掲載させて頂きますので、SMに興味のある方もノーマルの方も、皆様お気軽に足跡を残して下さると嬉しいです。
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昼食を終え、ホテルにチェックインをする御主人様と私。
以前にも利用した事のあるホテルでしたが、私は一人緊張していました。
その理由は、調教前日の昨日、御主人様に御命令されていたからです。
エレベーターに乗ったら、オナニーをして部屋へ行くようにと...
それがどのような形で行われるのか私には全く想像が出来なかったし、何よりオナニーが苦手な私には、物凄くハードルの高い御命令でした。
御主人様がホテルのフロントで手続きを済ませている間に、オナニーがし易いよう手荷物を纏めた私。
重いスーツケースを引きながら、絨毯の上を静かに歩き出された御主人様の後をついて行きます。
頭の中は混乱したままでしたが、きっと考えても正解なんて出てこない。
御主人様の意のままにお任せしようと覚悟を決め、エレベーターに乗り込みました。
見上げる程高いエレベーターのドアが静かに閉じられると、御主人様は流れるように私へと手を伸ばされます。
誰もいない広いエレベーター内。
伸ばされた大きな手は、私のカシュクールの胸元に差し込まれ、下着をつけていない乳房を確認されました。
下着をつけないのはいつもの事。
けれど緊張している私は、過剰反応してしまいます。
直ぐに閉じられた胸元にほっと胸を撫で下ろしたのもつかの間。
御主人様の靴音が甲高く二度響き、そのまま私の背後へと回られました。
ついさっき褒めて頂いたばかりのお洋服。
私の太股に引っ掛かる事なくするするとたくし上げられ、剥き出しのおまんこはあっという間に御主人様の指に捕えられてしまいました。
既に湿り気を帯びているそこは、御主人様の指を緩やかに誘導します。
ゆっくりと、優しく。
その指使いに、おまんこだけでなく、私自身が蕩けてしまいそう。
「今日は愉しませなさい」
耳元で囁かれる愛しい低い声に、私はもう立っているのがやっと。
少しだけ顔を縦に振り、ゆっくりと御主人様の胸に背中を預けると、お尻に硬い物を感じました。
御主人様が悦んで下さっている...
それに合わせるように、おまんこは涎を垂らし始め、静かなエレベーターには水音が響いていました。
もう立っていられない...
足元から崩れ落ちそうになった時、チンと音がして、大きな扉が音も無く開きました。
以前にも利用した事のあるホテルでしたが、私は一人緊張していました。
その理由は、調教前日の昨日、御主人様に御命令されていたからです。
エレベーターに乗ったら、オナニーをして部屋へ行くようにと...
それがどのような形で行われるのか私には全く想像が出来なかったし、何よりオナニーが苦手な私には、物凄くハードルの高い御命令でした。
御主人様がホテルのフロントで手続きを済ませている間に、オナニーがし易いよう手荷物を纏めた私。
重いスーツケースを引きながら、絨毯の上を静かに歩き出された御主人様の後をついて行きます。
頭の中は混乱したままでしたが、きっと考えても正解なんて出てこない。
御主人様の意のままにお任せしようと覚悟を決め、エレベーターに乗り込みました。
見上げる程高いエレベーターのドアが静かに閉じられると、御主人様は流れるように私へと手を伸ばされます。
誰もいない広いエレベーター内。
伸ばされた大きな手は、私のカシュクールの胸元に差し込まれ、下着をつけていない乳房を確認されました。
下着をつけないのはいつもの事。
けれど緊張している私は、過剰反応してしまいます。
直ぐに閉じられた胸元にほっと胸を撫で下ろしたのもつかの間。
御主人様の靴音が甲高く二度響き、そのまま私の背後へと回られました。
ついさっき褒めて頂いたばかりのお洋服。
私の太股に引っ掛かる事なくするするとたくし上げられ、剥き出しのおまんこはあっという間に御主人様の指に捕えられてしまいました。
既に湿り気を帯びているそこは、御主人様の指を緩やかに誘導します。
ゆっくりと、優しく。
その指使いに、おまんこだけでなく、私自身が蕩けてしまいそう。
「今日は愉しませなさい」
耳元で囁かれる愛しい低い声に、私はもう立っているのがやっと。
少しだけ顔を縦に振り、ゆっくりと御主人様の胸に背中を預けると、お尻に硬い物を感じました。
御主人様が悦んで下さっている...
それに合わせるように、おまんこは涎を垂らし始め、静かなエレベーターには水音が響いていました。
もう立っていられない...
足元から崩れ落ちそうになった時、チンと音がして、大きな扉が音も無く開きました。
朝食を済ませ、お部屋に戻って来た御主人様と私。
「猫」のせいで痛めてしまった首を、ベッドでマッサージさせて頂きました。
余り首筋を圧迫してもいけないので、一通り揉み解すと、御主人様の腕の中に戻り少しだけ眠ります。
幸せな時間はあっという間。
日帰りの時よりもずっと長い時間を御主人様と過ごせているのに、私はどこまでも欲深い。
御主人様に飼われているくせに、御主人様を私の中に取り込んでしまいたいと想う程に、この想いは留まる事を知らないのです。
そろそろ用意をしようと御主人様に促され、コーヒーをご用意してから身支度を整えます。
私が化粧水を使っていると、御主人様の掌が私の前に差し出されました。
そこに化粧水を数滴垂らして差し上げると、ご自分のお顔に化粧水を付けられる御主人様。
私と同じ物を使って下さる。
そんな小さな事が嬉しくて、私は幸せな気持ちで身支度を続けました。
時計は丁度チェックアウトの時間。
お部屋を後にし、ロビーのソファーで手続きをします。
係の方を待っていると、突然御主人様が私の頬をつつかれました。
「肌の調子がいいんじゃないですか?」
たったそれだけの事なのに、思考が停止する私。
御主人様は肌の弾力を確かめられただけ。
そう解っていました。
けれど御主人様が自ら私に触れて下さる事なんて、調教の時でもそうそう無い事。
ましてや周りに人がいる時なんて…
「せっかく褒めてやったのに、お礼の言葉はないんですか?」
そう仰る御主人様に慌ててお礼を言う私。
笑顔で誤魔化しましたが、頭は全く働いておらず、まるで十代の少女にでもなったような感覚に陥っていました。
スムーズにチェックアウトを済ませ、旅館のスタッフさんに見送られながら旅館を後にした御主人様と私。
すっかり雨の上がった高速道路は、もののけ姫の景色がなくなった代わりに、雨で洗われた緑が何処までも続いていました。
「雨上がりの山は緑が深いですね。」
そう何度も仰って、車窓を愉しんでいらっしゃる御主人様。
壮大な山並みを眺めながら、私は車を空港へと走らせました。
予定通りに空港へと到着し、いつものお店で昼食を摂ります。
自然な流れで分厚い手帳を取り出された御主人様は、来月の調教の日にちを検討して下さっていました。
一人、心の中で大はしゃぎをする私。
御主人様がお忙しくなられてからは一月おきの調教が恒例のような感じになっていましたから、今回もまた一ヶ月はお逢い出来ないのだろうと想っていたのです。
いつもぐずる私を見兼ねて、次回の予定を組んで下さる御主人様。
申し訳ないと想う反面、嬉しくて飛び上がりそうな私がいました。
来月の調教予定を決めてから、飛行機の時間までお茶をする事にした御主人様と私。
カウンターテーブルに並んで座り、携帯で野球中継をチェックしていました。
お腹がいっぱいな事と中途半端な寝不足で、ふわふわと思考が緩やかになります。
元々口数の多い方ではない御主人様と私は、ぽつりぽつりと言葉を交わしながら、残り少ない時間を一緒に過ごしていました。
と、飛行機の到着が少し遅れる事を確認された御主人様。
突然立ち上がり、私を車の所まで送って下さると言うのです。
その御言葉に、またまた固まってしまう私。
飛行機が遅れるのなら、その分まだ一緒にいられるのに…
一分一秒でも御主人様の隣にいたいのに…
きっと私はそんな顔をしていたのだと想います。
「お腹の調子が悪いから、先に送ってあげますよ」と御主人様は少し困ったようなお顔で笑顔を見せて下さいました。
それならば我儘は言えない...
せっかく送って下さると言う御主人様に観念をして、カウンターの高い椅子からゆっくりと降りました。
昨日と同じ通路を通り、空港の駐車場へと向かいます。
違うのは私の気持ちだけ。
昨日と同じ道を通る、全く違う気持ちの自分が、何だか酷く滑稽に想えました。
それでも御主人様に促され、一人で乗り込んだ車を渋々発進させる私。
せっかく御主人様が見送って下さっているのだから、笑顔で御挨拶をしなければ...
そう想い、なんとか笑顔を保っていました。
けれど心の中は醜くどろどろとしていて、どうしても割り切れない。
湧き出た不安を自分で処理出来る程、私は成長出来ていないのです。
それでも走り出した私。
バックミラーで確認しようとすると、もうそこには御主人様のお姿はありませんでした。
行ってしまわれたんだ…
御主人様は少しでも私と一緒にいたいと想って下さらないのだろうか…
いつもより長い時間を過ごした事で、お腹一杯になってしまわれたのだろうか…
そんな情けない思考が一気に脳を侵食し、ぐっと涙が込み上げて来ます。
これもいつもの馬鹿な愛奴の思い過ごし。
そう自分で解っていました。
けれどただでさえ寂しさが溢れそうな私の心は、御主人様のお心さえも見えない。
そんな中途半端な気持ちのまま、進行方向に沿ってゆっくりと駐車場を一周する私。
ふと視線をやると、ターミナル内への入口に立って、こちらを見ている御主人様のお姿を見つけました。
私が見えなくなるまで、御主人様はその場からお見送りして下さっていたのです…!
ああ、本当に本当に馬鹿な愛奴。
御主人様は何時だって愛奴を気に掛けて下さっているのに。
それを痛い程解っているくせに。
私は自分の馬鹿さ加減に呆れながら、手を振って下さっている御主人様にぽつりと謝ります。
そうして流れて行く御主人様のお姿を目に焼き付けながら、お伝えする事の出来ない想いを一人で叫んでいました。
13度目の調教はこれにて終了となります。
周回遅れは現在進行形。
近日中に15度目の調教を受けに、御主人様の元へ帰る予定です。
いつも当ブログに足を運んで下さり、ありがとうございます。
14度目の調教も宜しくお願い致します。
愛奴
「猫」のせいで痛めてしまった首を、ベッドでマッサージさせて頂きました。
余り首筋を圧迫してもいけないので、一通り揉み解すと、御主人様の腕の中に戻り少しだけ眠ります。
幸せな時間はあっという間。
日帰りの時よりもずっと長い時間を御主人様と過ごせているのに、私はどこまでも欲深い。
御主人様に飼われているくせに、御主人様を私の中に取り込んでしまいたいと想う程に、この想いは留まる事を知らないのです。
そろそろ用意をしようと御主人様に促され、コーヒーをご用意してから身支度を整えます。
私が化粧水を使っていると、御主人様の掌が私の前に差し出されました。
そこに化粧水を数滴垂らして差し上げると、ご自分のお顔に化粧水を付けられる御主人様。
私と同じ物を使って下さる。
そんな小さな事が嬉しくて、私は幸せな気持ちで身支度を続けました。
時計は丁度チェックアウトの時間。
お部屋を後にし、ロビーのソファーで手続きをします。
係の方を待っていると、突然御主人様が私の頬をつつかれました。
「肌の調子がいいんじゃないですか?」
たったそれだけの事なのに、思考が停止する私。
御主人様は肌の弾力を確かめられただけ。
そう解っていました。
けれど御主人様が自ら私に触れて下さる事なんて、調教の時でもそうそう無い事。
ましてや周りに人がいる時なんて…
「せっかく褒めてやったのに、お礼の言葉はないんですか?」
そう仰る御主人様に慌ててお礼を言う私。
笑顔で誤魔化しましたが、頭は全く働いておらず、まるで十代の少女にでもなったような感覚に陥っていました。
スムーズにチェックアウトを済ませ、旅館のスタッフさんに見送られながら旅館を後にした御主人様と私。
すっかり雨の上がった高速道路は、もののけ姫の景色がなくなった代わりに、雨で洗われた緑が何処までも続いていました。
「雨上がりの山は緑が深いですね。」
そう何度も仰って、車窓を愉しんでいらっしゃる御主人様。
壮大な山並みを眺めながら、私は車を空港へと走らせました。
予定通りに空港へと到着し、いつものお店で昼食を摂ります。
自然な流れで分厚い手帳を取り出された御主人様は、来月の調教の日にちを検討して下さっていました。
一人、心の中で大はしゃぎをする私。
御主人様がお忙しくなられてからは一月おきの調教が恒例のような感じになっていましたから、今回もまた一ヶ月はお逢い出来ないのだろうと想っていたのです。
いつもぐずる私を見兼ねて、次回の予定を組んで下さる御主人様。
申し訳ないと想う反面、嬉しくて飛び上がりそうな私がいました。
来月の調教予定を決めてから、飛行機の時間までお茶をする事にした御主人様と私。
カウンターテーブルに並んで座り、携帯で野球中継をチェックしていました。
お腹がいっぱいな事と中途半端な寝不足で、ふわふわと思考が緩やかになります。
元々口数の多い方ではない御主人様と私は、ぽつりぽつりと言葉を交わしながら、残り少ない時間を一緒に過ごしていました。
と、飛行機の到着が少し遅れる事を確認された御主人様。
突然立ち上がり、私を車の所まで送って下さると言うのです。
その御言葉に、またまた固まってしまう私。
飛行機が遅れるのなら、その分まだ一緒にいられるのに…
一分一秒でも御主人様の隣にいたいのに…
きっと私はそんな顔をしていたのだと想います。
「お腹の調子が悪いから、先に送ってあげますよ」と御主人様は少し困ったようなお顔で笑顔を見せて下さいました。
それならば我儘は言えない...
せっかく送って下さると言う御主人様に観念をして、カウンターの高い椅子からゆっくりと降りました。
昨日と同じ通路を通り、空港の駐車場へと向かいます。
違うのは私の気持ちだけ。
昨日と同じ道を通る、全く違う気持ちの自分が、何だか酷く滑稽に想えました。
それでも御主人様に促され、一人で乗り込んだ車を渋々発進させる私。
せっかく御主人様が見送って下さっているのだから、笑顔で御挨拶をしなければ...
そう想い、なんとか笑顔を保っていました。
けれど心の中は醜くどろどろとしていて、どうしても割り切れない。
湧き出た不安を自分で処理出来る程、私は成長出来ていないのです。
それでも走り出した私。
バックミラーで確認しようとすると、もうそこには御主人様のお姿はありませんでした。
行ってしまわれたんだ…
御主人様は少しでも私と一緒にいたいと想って下さらないのだろうか…
いつもより長い時間を過ごした事で、お腹一杯になってしまわれたのだろうか…
そんな情けない思考が一気に脳を侵食し、ぐっと涙が込み上げて来ます。
これもいつもの馬鹿な愛奴の思い過ごし。
そう自分で解っていました。
けれどただでさえ寂しさが溢れそうな私の心は、御主人様のお心さえも見えない。
そんな中途半端な気持ちのまま、進行方向に沿ってゆっくりと駐車場を一周する私。
ふと視線をやると、ターミナル内への入口に立って、こちらを見ている御主人様のお姿を見つけました。
私が見えなくなるまで、御主人様はその場からお見送りして下さっていたのです…!
ああ、本当に本当に馬鹿な愛奴。
御主人様は何時だって愛奴を気に掛けて下さっているのに。
それを痛い程解っているくせに。
私は自分の馬鹿さ加減に呆れながら、手を振って下さっている御主人様にぽつりと謝ります。
そうして流れて行く御主人様のお姿を目に焼き付けながら、お伝えする事の出来ない想いを一人で叫んでいました。
13度目の調教はこれにて終了となります。
周回遅れは現在進行形。
近日中に15度目の調教を受けに、御主人様の元へ帰る予定です。
いつも当ブログに足を運んで下さり、ありがとうございます。
14度目の調教も宜しくお願い致します。
愛奴
「風呂へ行きますよ」
そう言って御主人様は、使用された愛奴を置いて温泉へと向かわれました。
私もその後を追う為、両腕に力を入れて、べったりと床に潰れた身体をなんとか起こします。
今度はティッシュが近くに無いので、ぐっと膣に力を込め、一歩一歩を踏みしめながら脱衣所へと向かいました。
なんとか零さずに辿り着けた...
既にお湯に浸かっていらっしゃる御主人様の背中を眺めながら、洗い場のタイルに足を取られないようにしゃがみ込み、自分で中を洗い流します。
まだふらつく脚に力を込め、ゆっくりとお湯に浸かる私。
御主人様のお隣で森を見上げると、木々の間にはうっすらと朝霧が流れていました。
何も仰らない御主人様の横顔。
朝の澄んだ空気に響く、鳥の声。
汗を流された御主人様は、そのまますっと立ち上がり、お部屋へと戻って行かれます。
私も直ぐにその後に続きましたが、お部屋に御主人様のお姿はありませんでした。
一通り1階を探索してから、2階へと上がってみる私。
そっとお部屋を覗くと、ベッドに横たわっている御主人様を見つけました。
そのままお側へと近付くと、私の気配を感じ取られた御主人様は、静かに左腕を伸ばして下さいます。
私の大好きな場所。
その腕の中に飛び込み、温泉で温まった身体を御主人様にすり寄せました。
少し眠っていたようで、朝食の時間が迫っています。
夕食の時と同じようにお揃いの下駄を履き、御主人様に捕まりながら、石畳の上を朝食のお部屋へと急ぎました。
旅館のお庭が見える硝子張りのお部屋。
御主人様はしきりにご自分の首を捻っていらっしゃいます。
どうやら寝違えてしまわれた様子。
「猫がいたせいでしょう」
腕に眠る私をそう例えられ、お前のせいだよと言わんばかりの優しい睨みをきかせていらっしゃいました。
「それで?仕事の件は?」
突然話を切り出された御主人様。
それは私が少し前に、御主人様に相談させて頂いていた事でした。
現在、御主人様の為に風俗で働いている私。
それは御主人様が私に与えて下さったお仕事。
私は悦んで働いていますが、年月を経れば歳はとるもの。
いくらこのお仕事が好きでも、いつかは卒業しなければなりません。
この身体を使って、御主人様の為に稼げなくなる...
それを想うとどうしても辛くて...
将来の為に、今出来る準備をしておきたいと考えている事をお伝えしていたのでした。
けれどそれにはもう一つ理由があって...
お酒や煙草をたくさん嗜まれる御主人様。
順番からいっても、きっといつか私は御主人様をお見送りする事となるでしょう。
そうなった時、私には生きる理由が無くなる。
御主人様のいらっしゃらない世界では、私は生きる事を止めてしまう。
でもそんな事を御主人様がお赦しになる筈がない。
だから生きる理由を作っておきたかった。
こんな馬鹿な事を考えている愛奴に、御主人様は呆れられていると解っています。
けれど私にはとても近しい未来に想えて、空っぽになる自分が容易に想像出来るのです。
私の全ては御主人様で作られていますから、そうなる事は必然。
それでも命が尽きるまで生きる為には、何か縋れる物を作っておきたかったのです。
けれどその場では上手く説明が出来ず、結論の出ないまま朝食の時間は過ぎて行きました。
「私の為に死ねる愛奴。それが私の理想です。」
そう仰っていた御主人様。
私はいつかそうする事を赦して貰えるのでしょうか。
けれど御主人様にそれを確認する必要はない。
御主人様はいつでも私の事をお見通しなのですから。
そう言って御主人様は、使用された愛奴を置いて温泉へと向かわれました。
私もその後を追う為、両腕に力を入れて、べったりと床に潰れた身体をなんとか起こします。
今度はティッシュが近くに無いので、ぐっと膣に力を込め、一歩一歩を踏みしめながら脱衣所へと向かいました。
なんとか零さずに辿り着けた...
既にお湯に浸かっていらっしゃる御主人様の背中を眺めながら、洗い場のタイルに足を取られないようにしゃがみ込み、自分で中を洗い流します。
まだふらつく脚に力を込め、ゆっくりとお湯に浸かる私。
御主人様のお隣で森を見上げると、木々の間にはうっすらと朝霧が流れていました。
何も仰らない御主人様の横顔。
朝の澄んだ空気に響く、鳥の声。
汗を流された御主人様は、そのまますっと立ち上がり、お部屋へと戻って行かれます。
私も直ぐにその後に続きましたが、お部屋に御主人様のお姿はありませんでした。
一通り1階を探索してから、2階へと上がってみる私。
そっとお部屋を覗くと、ベッドに横たわっている御主人様を見つけました。
そのままお側へと近付くと、私の気配を感じ取られた御主人様は、静かに左腕を伸ばして下さいます。
私の大好きな場所。
その腕の中に飛び込み、温泉で温まった身体を御主人様にすり寄せました。
少し眠っていたようで、朝食の時間が迫っています。
夕食の時と同じようにお揃いの下駄を履き、御主人様に捕まりながら、石畳の上を朝食のお部屋へと急ぎました。
旅館のお庭が見える硝子張りのお部屋。
御主人様はしきりにご自分の首を捻っていらっしゃいます。
どうやら寝違えてしまわれた様子。
「猫がいたせいでしょう」
腕に眠る私をそう例えられ、お前のせいだよと言わんばかりの優しい睨みをきかせていらっしゃいました。
「それで?仕事の件は?」
突然話を切り出された御主人様。
それは私が少し前に、御主人様に相談させて頂いていた事でした。
現在、御主人様の為に風俗で働いている私。
それは御主人様が私に与えて下さったお仕事。
私は悦んで働いていますが、年月を経れば歳はとるもの。
いくらこのお仕事が好きでも、いつかは卒業しなければなりません。
この身体を使って、御主人様の為に稼げなくなる...
それを想うとどうしても辛くて...
将来の為に、今出来る準備をしておきたいと考えている事をお伝えしていたのでした。
けれどそれにはもう一つ理由があって...
お酒や煙草をたくさん嗜まれる御主人様。
順番からいっても、きっといつか私は御主人様をお見送りする事となるでしょう。
そうなった時、私には生きる理由が無くなる。
御主人様のいらっしゃらない世界では、私は生きる事を止めてしまう。
でもそんな事を御主人様がお赦しになる筈がない。
だから生きる理由を作っておきたかった。
こんな馬鹿な事を考えている愛奴に、御主人様は呆れられていると解っています。
けれど私にはとても近しい未来に想えて、空っぽになる自分が容易に想像出来るのです。
私の全ては御主人様で作られていますから、そうなる事は必然。
それでも命が尽きるまで生きる為には、何か縋れる物を作っておきたかったのです。
けれどその場では上手く説明が出来ず、結論の出ないまま朝食の時間は過ぎて行きました。
「私の為に死ねる愛奴。それが私の理想です。」
そう仰っていた御主人様。
私はいつかそうする事を赦して貰えるのでしょうか。
けれど御主人様にそれを確認する必要はない。
御主人様はいつでも私の事をお見通しなのですから。
御奉仕を命じられた御主人様は、気持ち良くさせるようにと更に御言葉を続けられます。
けれど私は既に畳に這いつくばり、大好きなペニスに辿り着いた後。
頭の上から降ってくるその御言葉を受けながら、目の前にある愛おしいペニスに舌を這わせていました。
そうしてせっかく始まった御奉仕でしたが、一旦中止。
御主人様は私の名前を静かに呼ばれると、上に向けた掌を、私の目の前に差し出されました。
その掌に乗るべき物…
私は途端に立ち上がり、スーツケースの中からそれを取り出し、御主人様の掌の上にそっと乗せます。
いつもより少し分厚い茶封筒。
表情は少しもお変りありませんが、私は御主人様のお顔をしっかりと確認してから、その脚の間に蹲り、再び御奉仕を始めました。
「分厚いですね」
そのお声が少し弾んでいるような気がして、私は一層丁寧に唇と舌を這わせます。
目を閉じている私の耳に微かに届く、お札の擦れる音。
数えては畳の上に放られて、また数えられていく。
御主人様は悦んで下さっているだろうか…
そればかりが気になっていた時。
「私に与えられた仕事が出来て嬉しいでしょう」
そう御主人様が仰いました。
その答えは聞かなくても解っていらっしゃる。
けれど御主人様は何度も何度も確認されるのです。
私の中に傷痕となって、深く深く刻まれるように。
ですから私は、何度も何度も頷く。
御主人様の教えがどれだけ私の中に深く根付いているか。
それにどれだけお応えしたいと想っているのか。
少しでも強く御主人様にお伝え出来るように、繰り返し頷くのです。
「もっと稼いで来なさいね」
口いっぱいにペニスを頬ばったまま、鼻を鳴らしてお応えする愛奴。
その想いが伝わったのか、御主人様から好きな所を舐めてもいいとお赦しが出ました。
私は思いきり舌を伸ばし、御主人様のお好きな所を重点的に擦っていきます。
御主人様の優しいお声は、更に私の上に静かに降り注ぐ。
「口とおまんこ、どちらに欲しいですか?」
突然の質問に固まる私。
だってそれは当然の事。
御主人様の全てが愛おしい私にとって、御主人様の愛奴である私にとって、「選ぶ」という行為は存在しない。
それを御存知である御主人様は、私が答えられないと解っていて、敢えてそう尋ねられたのかもしれません。
たくさん稼いできた愛奴への御褒美…
けれどその時の私に頭が回る筈もなく、頷く事も首を振る事も出来ずにいました。
そんな私の様子を見て、御主人様はどう想われたのでしょう。
「どちらでもいいのですか?」
と、更に私の意思を確認して下さいました。
私は最も適切な質問を与えられ、ふんふんと鼻を鳴らしてお答えします。
そんな愛奴の答えを悦んで頂けたのでしょうか。
うつ伏せになってお尻を上げるようにとの御命令を頂きました。
私はペニスから離れたものの口を閉じられず、もごもごと唇の形を整えながら、御主人様に使って頂きやすいように畳に突っ伏しました。
「濡れていなくても使っていいですね?」
今日の御主人様は何だか饒舌。
けれど私に御主人様の様子を伺う余裕はありません。
突き出したお尻に垂らされる御主人様の唾液。
つうっとアナルとおまんこに線を引くと、その僅かな滑りを利用して、私の御奉仕を受けたペニスが一気に侵入して来ました。
表面は濡れていなかったようですが、おまんこの中は愛液でいっぱい。
御奉仕をさせて頂いているだけで濡らしてしまう変態愛奴ですから、仕方ありません。
「直ぐに出してあげますよ」
そう背後から聞こえる声は、どこか切なそう。
御主人様が悦んで下さっている…
私を使って気持ち良くなって下さっている…
その悦びにおまんこがぎゅうぎゅうと収縮し、あっという間に御主人様の精子をその奥へ飲み込んでしまいました。
けれど私は既に畳に這いつくばり、大好きなペニスに辿り着いた後。
頭の上から降ってくるその御言葉を受けながら、目の前にある愛おしいペニスに舌を這わせていました。
そうしてせっかく始まった御奉仕でしたが、一旦中止。
御主人様は私の名前を静かに呼ばれると、上に向けた掌を、私の目の前に差し出されました。
その掌に乗るべき物…
私は途端に立ち上がり、スーツケースの中からそれを取り出し、御主人様の掌の上にそっと乗せます。
いつもより少し分厚い茶封筒。
表情は少しもお変りありませんが、私は御主人様のお顔をしっかりと確認してから、その脚の間に蹲り、再び御奉仕を始めました。
「分厚いですね」
そのお声が少し弾んでいるような気がして、私は一層丁寧に唇と舌を這わせます。
目を閉じている私の耳に微かに届く、お札の擦れる音。
数えては畳の上に放られて、また数えられていく。
御主人様は悦んで下さっているだろうか…
そればかりが気になっていた時。
「私に与えられた仕事が出来て嬉しいでしょう」
そう御主人様が仰いました。
その答えは聞かなくても解っていらっしゃる。
けれど御主人様は何度も何度も確認されるのです。
私の中に傷痕となって、深く深く刻まれるように。
ですから私は、何度も何度も頷く。
御主人様の教えがどれだけ私の中に深く根付いているか。
それにどれだけお応えしたいと想っているのか。
少しでも強く御主人様にお伝え出来るように、繰り返し頷くのです。
「もっと稼いで来なさいね」
口いっぱいにペニスを頬ばったまま、鼻を鳴らしてお応えする愛奴。
その想いが伝わったのか、御主人様から好きな所を舐めてもいいとお赦しが出ました。
私は思いきり舌を伸ばし、御主人様のお好きな所を重点的に擦っていきます。
御主人様の優しいお声は、更に私の上に静かに降り注ぐ。
「口とおまんこ、どちらに欲しいですか?」
突然の質問に固まる私。
だってそれは当然の事。
御主人様の全てが愛おしい私にとって、御主人様の愛奴である私にとって、「選ぶ」という行為は存在しない。
それを御存知である御主人様は、私が答えられないと解っていて、敢えてそう尋ねられたのかもしれません。
たくさん稼いできた愛奴への御褒美…
けれどその時の私に頭が回る筈もなく、頷く事も首を振る事も出来ずにいました。
そんな私の様子を見て、御主人様はどう想われたのでしょう。
「どちらでもいいのですか?」
と、更に私の意思を確認して下さいました。
私は最も適切な質問を与えられ、ふんふんと鼻を鳴らしてお答えします。
そんな愛奴の答えを悦んで頂けたのでしょうか。
うつ伏せになってお尻を上げるようにとの御命令を頂きました。
私はペニスから離れたものの口を閉じられず、もごもごと唇の形を整えながら、御主人様に使って頂きやすいように畳に突っ伏しました。
「濡れていなくても使っていいですね?」
今日の御主人様は何だか饒舌。
けれど私に御主人様の様子を伺う余裕はありません。
突き出したお尻に垂らされる御主人様の唾液。
つうっとアナルとおまんこに線を引くと、その僅かな滑りを利用して、私の御奉仕を受けたペニスが一気に侵入して来ました。
表面は濡れていなかったようですが、おまんこの中は愛液でいっぱい。
御奉仕をさせて頂いているだけで濡らしてしまう変態愛奴ですから、仕方ありません。
「直ぐに出してあげますよ」
そう背後から聞こえる声は、どこか切なそう。
御主人様が悦んで下さっている…
私を使って気持ち良くなって下さっている…
その悦びにおまんこがぎゅうぎゅうと収縮し、あっという間に御主人様の精子をその奥へ飲み込んでしまいました。
温泉から上がり、夕食の時間まで2階のベッドで寛ぐ御主人様と私。
うつ伏せになられた御主人様の腰をマッサージしてから、その腕の中で少し眠りました。
居心地の良すぎるこの場所は非常に危険。
しっかりとアラームをセットしてから、御主人様の温もりの中に顔を埋めました。
夕食は母屋の個室に移動をします。
履き慣れない下駄と石畳に、上手く歩く事が出来ない私。
先に歩いて行かれる御主人様に声をお掛けして、その袖に掴まらせて頂きました。
私の速度に合わせて、ゆっくりと歩いて下さる御主人様。
何も仰らないけれど、その優しさが酷く嬉しい。
お庭のお花を見ながら、濡れた石畳の上を下駄を鳴らして歩いて行きました。
夕食を済ませ、お部屋に戻った御主人様と私。
御主人様が応援されている野球チームの試合をテレビで観戦しながら、私はその足をマッサージさせて頂きます。
テレビに向かって声を掛け、応援歌を口ずさむ御主人様。
いつもこんな風に過ごしていらっしゃるのだろうか…
私の知らない御主人様の日常を想像しながら、足の裏を丁寧に揉みほぐしていきました。
御主人様に見つけて頂いてからしばらく経った頃、将来は近くで暮らすようにと提案して下さった御主人様。
最初はとても驚きましたが、思いつきや想像で何かを仰る事はないと既に知っていた私。
いつかそうなる日が来るのだと、今もその目標に向かって日々を過ごしています。
時には苦しかったり、弱音を吐いたりしてしまう私だけれど、御主人様はいつも変わらず。
穏やかで揺るぎのない流れのように、凛と私の前を歩いて下さる。
だから私はどこまでもいつまでも御主人様について行きたいと想うのです。
その意のままに。
そうして御主人様のお傍で暮らせる時には、こうやって何気ない御主人様のお姿に目を細めるのだなと、未来を想像しながらマッサージを続けていました。
試合が想うように進まなかったようで、御主人様は拗ねたように温泉に向かわれます。
私も後を追いかけ、身体を温めてからベッドに入りました。
以前は緊張で上手く眠れなかった腕の中は、今では私の最も安らげる場所。
すっかり熟睡してしまい、目覚ましが鳴った時には早朝の5痔になっていました。
最高に居心地の良い御主人様の腕の中では、覚醒する事は不可能。
「もう少しくっついていようか」
そう仰る御主人様に、嬉しくて嬉しくて仕方のない私。
けれどそれも夢の中の言葉のように、私は更にしがみつき、再び眠りにつきました。
6時。
御主人様が起き上がり、とんとんと木の階段を降りて行かれます。
その音を聞きながらも、私は目を開ける事が出来ずにいました。
もぞもぞと布団の中で転がりながら、やっとの事で、身体を起こした私。
まだ半分しか起きていない頭で1階に降りて行くと、温泉から上がられた御主人様を見つけ、朝の御挨拶をしました。
山の朝はとても冷え込んでいます。
御主人様に促され、私はぼんやりとした頭で、一人温泉に浸かりました。
朝の冷たい空気と温かいお湯に、やっと覚醒してくる。
そうすると早く御主人様の元に戻りたくて、急いで身体を拭きあげました。
お部屋に戻ると、座椅子に座っていらっしゃる御主人様の背中が目にとまります。
後ろ姿さえも愛おしい。
私は一人でこっそり微笑んでから、静かに畳を踏みしめてその横に座りました。
「お前に奉仕をさせてやらないとなりませんね」
その御言葉に、目が輝く私。
自分でもそう感じる程に、御主人様への御奉仕が好きで堪らないのです。
うつ伏せになられた御主人様の腰をマッサージしてから、その腕の中で少し眠りました。
居心地の良すぎるこの場所は非常に危険。
しっかりとアラームをセットしてから、御主人様の温もりの中に顔を埋めました。
夕食は母屋の個室に移動をします。
履き慣れない下駄と石畳に、上手く歩く事が出来ない私。
先に歩いて行かれる御主人様に声をお掛けして、その袖に掴まらせて頂きました。
私の速度に合わせて、ゆっくりと歩いて下さる御主人様。
何も仰らないけれど、その優しさが酷く嬉しい。
お庭のお花を見ながら、濡れた石畳の上を下駄を鳴らして歩いて行きました。
夕食を済ませ、お部屋に戻った御主人様と私。
御主人様が応援されている野球チームの試合をテレビで観戦しながら、私はその足をマッサージさせて頂きます。
テレビに向かって声を掛け、応援歌を口ずさむ御主人様。
いつもこんな風に過ごしていらっしゃるのだろうか…
私の知らない御主人様の日常を想像しながら、足の裏を丁寧に揉みほぐしていきました。
御主人様に見つけて頂いてからしばらく経った頃、将来は近くで暮らすようにと提案して下さった御主人様。
最初はとても驚きましたが、思いつきや想像で何かを仰る事はないと既に知っていた私。
いつかそうなる日が来るのだと、今もその目標に向かって日々を過ごしています。
時には苦しかったり、弱音を吐いたりしてしまう私だけれど、御主人様はいつも変わらず。
穏やかで揺るぎのない流れのように、凛と私の前を歩いて下さる。
だから私はどこまでもいつまでも御主人様について行きたいと想うのです。
その意のままに。
そうして御主人様のお傍で暮らせる時には、こうやって何気ない御主人様のお姿に目を細めるのだなと、未来を想像しながらマッサージを続けていました。
試合が想うように進まなかったようで、御主人様は拗ねたように温泉に向かわれます。
私も後を追いかけ、身体を温めてからベッドに入りました。
以前は緊張で上手く眠れなかった腕の中は、今では私の最も安らげる場所。
すっかり熟睡してしまい、目覚ましが鳴った時には早朝の5痔になっていました。
最高に居心地の良い御主人様の腕の中では、覚醒する事は不可能。
「もう少しくっついていようか」
そう仰る御主人様に、嬉しくて嬉しくて仕方のない私。
けれどそれも夢の中の言葉のように、私は更にしがみつき、再び眠りにつきました。
6時。
御主人様が起き上がり、とんとんと木の階段を降りて行かれます。
その音を聞きながらも、私は目を開ける事が出来ずにいました。
もぞもぞと布団の中で転がりながら、やっとの事で、身体を起こした私。
まだ半分しか起きていない頭で1階に降りて行くと、温泉から上がられた御主人様を見つけ、朝の御挨拶をしました。
山の朝はとても冷え込んでいます。
御主人様に促され、私はぼんやりとした頭で、一人温泉に浸かりました。
朝の冷たい空気と温かいお湯に、やっと覚醒してくる。
そうすると早く御主人様の元に戻りたくて、急いで身体を拭きあげました。
お部屋に戻ると、座椅子に座っていらっしゃる御主人様の背中が目にとまります。
後ろ姿さえも愛おしい。
私は一人でこっそり微笑んでから、静かに畳を踏みしめてその横に座りました。
「お前に奉仕をさせてやらないとなりませんね」
その御言葉に、目が輝く私。
自分でもそう感じる程に、御主人様への御奉仕が好きで堪らないのです。