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御主人様と愛奴 変態の日々の記録

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Author:愛奴
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4度目の調教① ~トラブルでの始まり~

今月の調教は日帰り。

私が乗る予定だった飛行機が遅れたので、御主人様はお一人でランチを済まされたそうです。

店員さんが聞き間違いをして運ばれて来たマティーニを飲まれ、ご機嫌な御主人様。

駅の改札までお迎えに来て下さいました。

人混みの向こうに背の高い御主人様のお姿を見つけ、自然と顔が緩んでしまう私。

重いスーツケースを引いて御主人様のお傍に行くと、御主人様は私を見ても表情を変えず、長い脚で歩き出されます。

スーツケースに振り回されながら人混みを掻き分け、やっと御主人様の右腕に辿り着きました。

「お酒の匂いがしますね」

私がそう言うと、御主人様はふっと目頭を下げて、嬉しそうにマティーニを飲んだ事をお話して下さいました。

御主人様のこの笑顔がお気に入り。

いつもの張り詰めた雰囲気はもちろん素敵なのですが、たまに見せて下さるこのお顔が大好きなのです。

「お持ちしましょうか?」

そう仰ったのは御主人様。

重いスーツケースに振り回されて歩いている私を見兼ねて、御主人様が少しだけ意地悪そうに申し出て下さいました。

けれど私は、大丈夫ですと遠慮します。

御主人様は数日前から体調が悪く、万全で無い体勢で今日の日を迎えられました。

そんな御主人様に荷物を持って頂く訳にはいきません。

それにこれは御主人様に使って頂く為の調教道具。

私がいくら非力でも持てない重さではありませんし、私に無理が無いようにと、御主人様は持ってくるお道具を選んで下さっていました。

それならば尚更、愛奴である私がお持ちするべきだと想ったのです。




ホテルへ行く前に、コンビニに寄って飲み物を調達しました。

御主人様はもちろんお酒。

私がカルピスソーダを選ぶと、子供だなと笑われました。

そんな瞬間も愛おしいのです。



飛行機の遅延により、1時間20分遅れで始まる4度目の調教。

限られた時間、私の全身全霊で御主人様にお仕えしようと誓うのでした。




【 2017/01/22 23:37 】

リアル調教  | コメント(0)  |

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