御主人様と愛奴 変態の日々の記録
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Author:愛奴
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御主人様の愛奴です。
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私からのお返事のみ掲載させて頂きますので、SMに興味のある方もノーマルの方も、皆様お気軽に足跡を残して下さると嬉しいです。
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冬を前に、ぐっと冷え込んだ早朝。
前日に御主人様と服装の相談をしていた私は、準備していたワンピースに着替えて家を出ました。
ぴんと高い水色の空は、何処までも澄んだように広がって。
快晴のフライトは、私を何時もより早く御主人様の元へ運んでくれたのでした。
何時ものお店の、何時もの席。
すっかり秋冬の装いになられた御主人様は、今日もスーツ姿がとても素敵で。
周りの景色が本当に霞んで見える程。
「あれが私の御主人様?」
そう自分の目を疑った過去を想い出しながら、お向いの席へと座りました。
何時ものメニューと優しい会話。
穏やかな時間にリラックスされたのか、後で少し散歩をしようかと提案して下さる御主人様。
初めての事にきょとんとする私に、紅葉の程度を確かめたいのだと優しいお顔を見せて下さいます。
確かに今日は予定よりも早く到着していましたし、チェックインの時間までは少し余裕があります。
ですから、そのご提案に特別な意味はなかったのかもしれません。
それでも。
御主人様と一緒にまた違った時間を過ごせる事が、私にはとても特別な事に感じられて。
お店を後にした私は、御主人様の数歩後を着いて歩き出しました。
まるで見えないリードに引かれているように。
外は穏やかな秋晴れ。
少しひんやりと感じる空気に、御主人様の背中を追い掛けながら、緩やかな坂道を必死に登ります。
今日も歩みの遅い愛奴を何度も振り返りながら、私が着いて来ているかを確認して下さる御主人様。
まだ青い雑木の葉を確認しながら、他愛のない言葉を交わしていました。
本当はその腕に掴まらせて頂きたい。
けれど私の心は、ひっそりと冷たい風にざわめいていて。
それを掻き消すように明るく振る舞いながら、がむしゃらに足を動かしていたのですが。
緩やかな下り坂に差し掛かった時。
思わず足がもつれて御主人様の背中にぶつかってしまいました。
そんな愛奴を振り返り、怪訝そうな視線を向けられたのですが…。
「また転ぶのかと思いましたよ」
その一言が。
小さな私の心を、一気に吹き飛ばして行ったのです。
それは何度目の調教だったでしょう。
夕暮れ時、御主人様の腕に掴まりながら、駅までの坂道を下っていた時の事。
どんどんと歩いて行かれる御主人様に引きずられていた私は、予想通りにヒールで躓いてしまい…。
細身の御主人様に、全体重でぶら下がってしまいました。
けれど御主人様はしっかりと私を支えて下さって。
その力強さに胸を打たれた事は、私の中で大切な想い出の一つとなっていました。
その時と同じ。
馬鹿な愛奴を見下ろす視線と、その奥にある暖かい優しさ。
御主人様もあの時の事を覚えていて下さったのだと。
ぐっと込み上げる想いに、私の心は混乱していました。
前日に御主人様と服装の相談をしていた私は、準備していたワンピースに着替えて家を出ました。
ぴんと高い水色の空は、何処までも澄んだように広がって。
快晴のフライトは、私を何時もより早く御主人様の元へ運んでくれたのでした。
何時ものお店の、何時もの席。
すっかり秋冬の装いになられた御主人様は、今日もスーツ姿がとても素敵で。
周りの景色が本当に霞んで見える程。
「あれが私の御主人様?」
そう自分の目を疑った過去を想い出しながら、お向いの席へと座りました。
何時ものメニューと優しい会話。
穏やかな時間にリラックスされたのか、後で少し散歩をしようかと提案して下さる御主人様。
初めての事にきょとんとする私に、紅葉の程度を確かめたいのだと優しいお顔を見せて下さいます。
確かに今日は予定よりも早く到着していましたし、チェックインの時間までは少し余裕があります。
ですから、そのご提案に特別な意味はなかったのかもしれません。
それでも。
御主人様と一緒にまた違った時間を過ごせる事が、私にはとても特別な事に感じられて。
お店を後にした私は、御主人様の数歩後を着いて歩き出しました。
まるで見えないリードに引かれているように。
外は穏やかな秋晴れ。
少しひんやりと感じる空気に、御主人様の背中を追い掛けながら、緩やかな坂道を必死に登ります。
今日も歩みの遅い愛奴を何度も振り返りながら、私が着いて来ているかを確認して下さる御主人様。
まだ青い雑木の葉を確認しながら、他愛のない言葉を交わしていました。
本当はその腕に掴まらせて頂きたい。
けれど私の心は、ひっそりと冷たい風にざわめいていて。
それを掻き消すように明るく振る舞いながら、がむしゃらに足を動かしていたのですが。
緩やかな下り坂に差し掛かった時。
思わず足がもつれて御主人様の背中にぶつかってしまいました。
そんな愛奴を振り返り、怪訝そうな視線を向けられたのですが…。
「また転ぶのかと思いましたよ」
その一言が。
小さな私の心を、一気に吹き飛ばして行ったのです。
それは何度目の調教だったでしょう。
夕暮れ時、御主人様の腕に掴まりながら、駅までの坂道を下っていた時の事。
どんどんと歩いて行かれる御主人様に引きずられていた私は、予想通りにヒールで躓いてしまい…。
細身の御主人様に、全体重でぶら下がってしまいました。
けれど御主人様はしっかりと私を支えて下さって。
その力強さに胸を打たれた事は、私の中で大切な想い出の一つとなっていました。
その時と同じ。
馬鹿な愛奴を見下ろす視線と、その奥にある暖かい優しさ。
御主人様もあの時の事を覚えていて下さったのだと。
ぐっと込み上げる想いに、私の心は混乱していました。