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御主人様と愛奴 変態の日々の記録

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Author:愛奴
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21度目の調教④ ~御主人様と車の中で~

“今日は調教ではないのだから、下着を付けて来てもいい”

そう仰った御主人様自身も、こんな展開は想定していなかったのかもしれません。

調教でなくても御主人様が楽しんで下さる事。

こうして私を使おうと想って下さる事。

そのどちらもが私にとっては余りにも特別で、御主人様の全てはいつも私を満たして止まないのです。




後部座席の足元に座ったまま、御主人様のベルトを外してファスナーを下ろそうとした私。

けれど既にその中身は膨張していて、上手く取り出す事が出来ません。

もたもたしている私を前に、自ら腰を浮かせてペニスを取り出して下さった御主人様。

それは何時も見る陽射しの下と同じ容量で、そのシルエットだけが硬く浮かび上がっていました。




御主人様の匂い。

熱いお身体。

頭から毛布を掛けられている私にはそれ等が増長され、きちんと御奉仕が出来ているのかすらも判断が付きません。

けれど御主人様は服を脱がれている訳ではない。

私が気を抜けば、大量の唾液が溢れてしまい、お洋服を汚してしまう可能性がある。

そんな事態は避けなければならない。

私は動かす度に溢れて来る自分の唾液を吸い取りながら、舌の動きを止めないよう必死に御奉仕を続けていました。




「嬉しいでしょう?」

毛布の向こうから聞こえたのは、少し遠くに感じる御主人様の低い声。

私を一瞬にして虜にしてしまうその響きに、身体中の血液が物凄い速さで巡って行くのを感じます。

息苦しい毛布の中。

呼吸を制限する深い御奉仕。

酸素を少量しか得られない脳は次第に意識を霞ませ、塞がれた口が何とか呼吸をしようと声を漏らしています。

苦しくて、嬉しくて。

おまんこが疼いて仕方がない。

そんな私を感じて下さったのか、使ってやりたいけれど今日は仕方がないね、と毛布越しに声を掛けて下さいました。

その瞬間。

御主人様のお気持ちが嬉しくて嬉しくて。

御主人様のペニスを口内に収めたまま、一気におまんこが収縮し、勝手に絶頂へと達してしまったのです。




「もっと速く」

そう仰り、私の頭を掴んで強制的に動かされる御主人様。

激しく出入りするペニスに、まるでおまんこを使って頂いているような錯覚に陥る私。

犯されている口内が悦んで、また勝手に逝ってしまいそう…。

その時、御主人様の合図と共に口内に広がった液体。

ふんわりと鼻に抜ける愛しい匂いに、私の動きは止まりました。

けれど飲み込んでしまうのが勿体ない。

与えて頂いた精子をなるべく味わいたかったのですが、このままではお掃除をする事が出来ません。

仕方なく、なるべくゆっくりと喉に滑らせて行きます。

それでもまだ欲しかった。

お掃除を口実に、ペニスを丁寧に丁寧に舌でなぞって行く私。

それが再び御奉仕になっている事に気が付かれたのでしょう。

このままにしていたら、愛奴がペニスを離さなくなる。

そう感じられたのか、御主人様が腰を引かれるのと同時に、精を吐き出したペニスは私の中から出て行ってしまいました。




車に乗せていたウエットティッシュで、私の唾液を綺麗に拭き取ると、御主人様は再び横になられます。

そしてその足元に愛奴を置いて下さると、ショートパンツからはみ出している太腿に大きな掌を乗せ、そのまま眠られてしまいました。

すやすやと聞こえて来る穏やかな寝息。

優しい寝顔の御主人様を見守りがら、こんなにも愛おしく想える感情と存在があるのだと。

葛藤を繰り返しながら、やっとここまで辿り着けたのだと。

太腿に感じるその掌に、最高の幸福を感じていました。




セットしておいたアラームが鳴り、ぱちくりと目を覚まされた御主人様。

車を後にし、再びエレベーターへと乗り込みます。

誰もいない空間。

先程と同じようにおまんこを叩かれそうになりましたが、ふと私が動いた事で、無意識に避けてしまいました。

睨まれる御主人様、笑う私。

離れる時間が近付いて来ても、もう落ち込む事はありません。

泣く必要はない。

悲しむ必要はない。

繰り返し繰り返し御主人様が囁いて下さるその御言葉の意味を、この時やっと理解出来たと実感した愛奴なのでした。




手荷物検査場の前。

私の目をしっかりと見て下さり、行ってくるよと告げて下さる御主人様。

そのお声が瞳が、いつもほんの少しだけ寂しそうに見えるのは、きっと私の想い過ごしではないのだと想います。

私は御主人様を見上げて、行ってらっしゃいませとお返事をしました。

きっと表情は引き攣っていたけれど、それが悲しさではなく、名残惜しさである事をお伝えしたくて。

溢れる人混みに紛れて行く御主人様と手を振り合いました。

その御姿が少しだけ見えるのではないかと、隣のレーンにもその隣のレーンにも気を配っていましたが、とうとうその御姿を見つける事は出来ませんでした。

飛行機の遅延で多く行き交う人の波に、愛しい背中は飲み込まれてしまったようです。

すると突然、取り残されたような気持ちになった私。

その場を足早に立ち去り、駐車場へと向かいます。

悲しい事も、苦しい事もない。

けれどやっぱりどうしても寂しくなってしまう。

動かされた車の後部座席に御主人様の面影を感じながら、私は急いで空港を後にしました。




光輝く夜の空港。

闇の中へと車を走らせると、次第に強烈な眠気が襲って来ます。

それは御主人様が私を使って下さった証。

その事実に胸を締め付けながら、私は野球の応援歌の動画を繰り返し見ていました。

またいつか、こうして御主人様と過ごせる時が来たなら。

それを御主人様が望んで下さったなら。

初めての恋心に戸惑う少女のように、私の心はふわふわと浮かんでいました。












21度目の調教はこれにて終了となります。

調教ではない予定の逢瀬だったのですが、御主人様に許可を頂き、掲載させて頂きました。

結果的に調教を含める形になりましたが、いつもとは違った気付きのある時間だったと想います。

次回からは22度目の調教に突入していきますので、またお付き合い頂けますと幸いです。




いつも当ブログに足を運んで下さり、ありがとうございます。

22度目の調教も宜しくお願い致します。



愛奴



【 2019/09/04 22:34 】

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