御主人様と愛奴 変態の日々の記録
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Author:愛奴
♥当ブログは性的表現・画像を使用しておりますので、18歳未満の方は直ちにブラウザバックをお願い致します。
またSMに嫌悪感をお持ちの方は閲覧をお控え下さい。
自己責任の元での閲覧をお願い致します。
御主人様の愛奴です。
お初の方は「はじめに」をご参照下さい。
コメントは承認制となっておりますので、「管理者にだけ表示を許可する」にチェックを入れて下さると非表示となります。
私からのお返事のみ掲載させて頂きますので、SMに興味のある方もノーマルの方も、皆様お気軽に足跡を残して下さると嬉しいです。
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御主人様のお身体をバスタオルで拭き上げ、その後に続いてお部屋へ戻った私。
ベッドに腰掛けられた御主人様は、ベルベットの巾着から螺を取り出されていました。
その意味を理解し、絨毯の上に座った私は、静かにその両手を差し出します。
まるで罪人のような金属の重い手枷。
そこから開放された両手首には、赤い痕が刻まれていました。
「これは重いですからね」
手枷を仕舞いながら、そう優しく仰る御主人様。
けれどその不自由ささえ心地良い。
そう言葉にしなくても、御主人様は私の思考すらもお見通しなのです。
「今度は足の裏にしましょうか」
絨毯に座ったまま、自由になった手首を見つめていた愛奴にそう仰る御主人様。
気持ちよさそうにシーツにうつ伏せになり、その施術を静かに待っていらっしゃいました。
手枷の取り除かれた両手にオイルを含ませた私は、先程中断された脹脛に座らせて頂き、再度マッサージを開始します。
ゆったりとした静かな時間。
御主人様はお仕事をされているようで、真剣に携帯を見ていらっしゃいます。
お互いに逆方向を向いている御主人様と私。
交わす言葉は何もありません。
けれど私はその事を少しも不満に感じませんでした。
ただこのゆっくりと流れて行く時間。
御主人様のお傍にいられる事。
お傍に置いて下さる事が嬉しくて。
私はそれだけで満たされていました。
足全体を揉み終わった私は、先程と同じように御主人様のお隣に転がります。
まだお仕事を続けていらっしゃる御主人様にリラックスして頂きたくて、マッサージで温かくなった掌を、そっとその首の後ろに充てがってみました。
「いいですね、手湿布ですか」
そう仰り、すんなりと受け入れて下さる御主人様。
人は肌が触れ合っているだけで安心出来るし、ストレス緩和にも繋がる。
持ち合わせていた知識に御主人様が悦んで下さった事が嬉しくて。
直ぐ目の前にある御主人様の二の腕に、自分の顔をくっつけてみました。
「暖かいですね」
携帯を伏せ、目を閉じたまま私の体温を感じて下さっている御主人様。
私がいつもお傍にいます。
どんな時でも御主人様のお力に。
そんな想いを込め、御主人様の温もりを感じながら私もそっと目を閉じました。
今回の調教の少し前のお話。
御主人様にとある出来事が起こり、私は今日の日をいつも通りに振る舞えるのか、少し不安になっていました。
貴重な御主人様との時間。
こんな性格ですから、一人心の中でぐずぐずとしてしまうのではないかと心配していたのです。
けれど逆にその出来事がきっかけとなり、私は私の中で覚悟を決めていました。
自分の中で、何がけじめのような物がついていたのだと想います。
今までずっと心の奥底に抱いていた期待。
抑え切れない自分の欲望。
そんな物にずっと私は苦しんでいて、それを時折吐き出す事で、更に御主人様を傷付けてしまっていました。
例え吐き出さなくても、御主人様は御存知だったに違いありません。
私が一人、やっても意味のない葛藤をし続けている事。
それに対して変わる事のない事実に、私が苦しんでいる事。
けれどそれを判っていらっしゃる御主人様だって苦しんでいらっしゃったに違いないのに…。
御主人様はただ静かに、いつもその想いを受け止めて下さっていました。
私もそれを理解していながら、自分ではどうする事も出来ず…。
私の愛は御主人様の為ではなく、自分の為の物だったのです。
もちろんそんなつもりは毛頭ありません。
御主人様の為に...。
そう在りたいといつも努力していましたが、私には凄く凄く難しい事で。
こうして調教を振り返り、何度自分を見つめ直しても、堂々巡りをするばかりでした。
けれどこの出来事をきっかけにして、私はその本当の意味を掴む事が出来たのです。
「御主人様の為に」
そこに込められる物は、私から御主人様への無償の愛。
御主人様のお気持ちのままに。
穢れなき忠誠心で御主人様に寄り添う。
私はその本当の意味を、この時初めて実感していました。
ベッドに腰掛けられた御主人様は、ベルベットの巾着から螺を取り出されていました。
その意味を理解し、絨毯の上に座った私は、静かにその両手を差し出します。
まるで罪人のような金属の重い手枷。
そこから開放された両手首には、赤い痕が刻まれていました。
「これは重いですからね」
手枷を仕舞いながら、そう優しく仰る御主人様。
けれどその不自由ささえ心地良い。
そう言葉にしなくても、御主人様は私の思考すらもお見通しなのです。
「今度は足の裏にしましょうか」
絨毯に座ったまま、自由になった手首を見つめていた愛奴にそう仰る御主人様。
気持ちよさそうにシーツにうつ伏せになり、その施術を静かに待っていらっしゃいました。
手枷の取り除かれた両手にオイルを含ませた私は、先程中断された脹脛に座らせて頂き、再度マッサージを開始します。
ゆったりとした静かな時間。
御主人様はお仕事をされているようで、真剣に携帯を見ていらっしゃいます。
お互いに逆方向を向いている御主人様と私。
交わす言葉は何もありません。
けれど私はその事を少しも不満に感じませんでした。
ただこのゆっくりと流れて行く時間。
御主人様のお傍にいられる事。
お傍に置いて下さる事が嬉しくて。
私はそれだけで満たされていました。
足全体を揉み終わった私は、先程と同じように御主人様のお隣に転がります。
まだお仕事を続けていらっしゃる御主人様にリラックスして頂きたくて、マッサージで温かくなった掌を、そっとその首の後ろに充てがってみました。
「いいですね、手湿布ですか」
そう仰り、すんなりと受け入れて下さる御主人様。
人は肌が触れ合っているだけで安心出来るし、ストレス緩和にも繋がる。
持ち合わせていた知識に御主人様が悦んで下さった事が嬉しくて。
直ぐ目の前にある御主人様の二の腕に、自分の顔をくっつけてみました。
「暖かいですね」
携帯を伏せ、目を閉じたまま私の体温を感じて下さっている御主人様。
私がいつもお傍にいます。
どんな時でも御主人様のお力に。
そんな想いを込め、御主人様の温もりを感じながら私もそっと目を閉じました。
今回の調教の少し前のお話。
御主人様にとある出来事が起こり、私は今日の日をいつも通りに振る舞えるのか、少し不安になっていました。
貴重な御主人様との時間。
こんな性格ですから、一人心の中でぐずぐずとしてしまうのではないかと心配していたのです。
けれど逆にその出来事がきっかけとなり、私は私の中で覚悟を決めていました。
自分の中で、何がけじめのような物がついていたのだと想います。
今までずっと心の奥底に抱いていた期待。
抑え切れない自分の欲望。
そんな物にずっと私は苦しんでいて、それを時折吐き出す事で、更に御主人様を傷付けてしまっていました。
例え吐き出さなくても、御主人様は御存知だったに違いありません。
私が一人、やっても意味のない葛藤をし続けている事。
それに対して変わる事のない事実に、私が苦しんでいる事。
けれどそれを判っていらっしゃる御主人様だって苦しんでいらっしゃったに違いないのに…。
御主人様はただ静かに、いつもその想いを受け止めて下さっていました。
私もそれを理解していながら、自分ではどうする事も出来ず…。
私の愛は御主人様の為ではなく、自分の為の物だったのです。
もちろんそんなつもりは毛頭ありません。
御主人様の為に...。
そう在りたいといつも努力していましたが、私には凄く凄く難しい事で。
こうして調教を振り返り、何度自分を見つめ直しても、堂々巡りをするばかりでした。
けれどこの出来事をきっかけにして、私はその本当の意味を掴む事が出来たのです。
「御主人様の為に」
そこに込められる物は、私から御主人様への無償の愛。
御主人様のお気持ちのままに。
穢れなき忠誠心で御主人様に寄り添う。
私はその本当の意味を、この時初めて実感していました。