御主人様と愛奴 変態の日々の記録
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Author:愛奴
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またSMに嫌悪感をお持ちの方は閲覧をお控え下さい。
自己責任の元での閲覧をお願い致します。
御主人様の愛奴です。
お初の方は「はじめに」をご参照下さい。
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私からのお返事のみ掲載させて頂きますので、SMに興味のある方もノーマルの方も、皆様お気軽に足跡を残して下さると嬉しいです。
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御主人様の上で揺さぶられながら、このまま精子を注いで頂けるかと想っていた愛奴。
けれどそのままペニスは引き抜かれ、私は御主人様の上から下ろされてしまいました。
私が下手だから、悦んで頂けなかったのかな…
身体に残る快楽の中で、私は上手に動けなかった自分に放心したまま、枕を整えられている御主人様の御姿をぼんやりと眺めていました。
綺麗になった枕に頭を乗せられた御主人様。
その腕の中に来るようにと、私に合図を下さいます。
先程とは違って、見えない尻尾を項垂れさせたまま、私はそっとその腕の中に潜り込みました。
やっぱり悦んで頂けなかったのかな…
御主人様に気持ち良くなって頂く事が出来なかったのかな…
しゅんとしている私に気付かれたのか、御主人様は布団の中の脚を私に絡ませて下さいました。
優しく感じる御主人様の体温。
嬉しい…!
さっきまでのしぼんだ気持ちが一瞬で消え去り、私は一気に幸せ気分に包まれます。
もしかしたら御主人様は寒かっただけなのかもしれません。
けれど私に触れて下さる事が嬉しくて堪らなくて、私は幸せを噛み締めながらぎゅっと目を閉じました。
一瞬、眠っていた愛奴。
御主人様を起こさないようにそっとベッドを抜け出し、首輪だけを身に付けたまま、バスタブにお湯を張ります。
けれど水音に気が付かれた御主人様は、私がお部屋に戻ると、既に目を覚ましていらっしゃいました。
一緒にお風呂に入りながら、次回の温泉についてお話する御主人様と愛奴。
今回の調教の前から、次の調教は温泉旅行だと決めていたのです。
以前利用して、御主人様が気に入って下さった旅館。
秋も深まる温泉宿に、御主人様も愉しみにして下さっている様子。
私は御主人様をどのようにおもてなししようかと、わくわくする気持ちが抑えられずにいました。
お互いに身支度をしながらも、御主人様は尚も野球観戦を続けていらっしゃいます。
そんなにお好きなんだなと、普段見る事の出来ない御主人様の様子を微笑ましく眺めていました。
お部屋を後にした御主人様と愛奴。
ホテルのフロントにスーツケースを預け、タクシー乗り場を目指して歩き出しました。
と、私の先を歩いていらっしゃる御主人様が、後方に向かって手を伸ばして下さっています。
私は手を繋いでもいいのかと一瞬舞い上がりましたが、よく見ると、御主人様は袖を捲って手首を差し出されていました。
不思議に想いながらそこに触れる私。
熱い…
その時、全てのサインが一瞬で繋がりました。
眠くてぼーっとしていると仰っていた御主人様。
この季節にしては暖かそうな上着。
空港までタクシーを利用するとの提案。
冷えた身体。
手首の熱感から、御主人様は熱があるのだと直ぐに判りました。
もしかして、ずっとご気分が優れなかったのでは…
何で今の今まで気が付かなかったんだろう…
私は自責の念に駆られましたが、それより何より、御主人様が心配で堪りませんでした。
けれど大丈夫だとしか仰らない御主人様。
手首を繋いだままタクシーに乗り込みます。
私の冷たい手に伝わる、御主人様の熱。
少しでも心地良くなって頂きたいと想い、私は自分の冷たい腕を御主人様の手に押し当てていました。
冷たくて気持ちが良いと、手を繋いで下さる御主人様。
悦んでいる場合ではないのですが、御主人様と滅多に手を繋ぐ事のない私は、嬉しい気持ちをこっそりと押し殺していました。
夕方の都会はすっかりオレンジ。
いつもは満員電車から眺めている風景を、御主人様と手を繋いで静かに見つめる。
そんな贅沢な時間。
御主人様の体調がこれ以上悪くなりませんようにと、私はタクシーの窓から見える夕焼けに祈る事しか出来ませんでした。
けれどそのままペニスは引き抜かれ、私は御主人様の上から下ろされてしまいました。
私が下手だから、悦んで頂けなかったのかな…
身体に残る快楽の中で、私は上手に動けなかった自分に放心したまま、枕を整えられている御主人様の御姿をぼんやりと眺めていました。
綺麗になった枕に頭を乗せられた御主人様。
その腕の中に来るようにと、私に合図を下さいます。
先程とは違って、見えない尻尾を項垂れさせたまま、私はそっとその腕の中に潜り込みました。
やっぱり悦んで頂けなかったのかな…
御主人様に気持ち良くなって頂く事が出来なかったのかな…
しゅんとしている私に気付かれたのか、御主人様は布団の中の脚を私に絡ませて下さいました。
優しく感じる御主人様の体温。
嬉しい…!
さっきまでのしぼんだ気持ちが一瞬で消え去り、私は一気に幸せ気分に包まれます。
もしかしたら御主人様は寒かっただけなのかもしれません。
けれど私に触れて下さる事が嬉しくて堪らなくて、私は幸せを噛み締めながらぎゅっと目を閉じました。
一瞬、眠っていた愛奴。
御主人様を起こさないようにそっとベッドを抜け出し、首輪だけを身に付けたまま、バスタブにお湯を張ります。
けれど水音に気が付かれた御主人様は、私がお部屋に戻ると、既に目を覚ましていらっしゃいました。
一緒にお風呂に入りながら、次回の温泉についてお話する御主人様と愛奴。
今回の調教の前から、次の調教は温泉旅行だと決めていたのです。
以前利用して、御主人様が気に入って下さった旅館。
秋も深まる温泉宿に、御主人様も愉しみにして下さっている様子。
私は御主人様をどのようにおもてなししようかと、わくわくする気持ちが抑えられずにいました。
お互いに身支度をしながらも、御主人様は尚も野球観戦を続けていらっしゃいます。
そんなにお好きなんだなと、普段見る事の出来ない御主人様の様子を微笑ましく眺めていました。
お部屋を後にした御主人様と愛奴。
ホテルのフロントにスーツケースを預け、タクシー乗り場を目指して歩き出しました。
と、私の先を歩いていらっしゃる御主人様が、後方に向かって手を伸ばして下さっています。
私は手を繋いでもいいのかと一瞬舞い上がりましたが、よく見ると、御主人様は袖を捲って手首を差し出されていました。
不思議に想いながらそこに触れる私。
熱い…
その時、全てのサインが一瞬で繋がりました。
眠くてぼーっとしていると仰っていた御主人様。
この季節にしては暖かそうな上着。
空港までタクシーを利用するとの提案。
冷えた身体。
手首の熱感から、御主人様は熱があるのだと直ぐに判りました。
もしかして、ずっとご気分が優れなかったのでは…
何で今の今まで気が付かなかったんだろう…
私は自責の念に駆られましたが、それより何より、御主人様が心配で堪りませんでした。
けれど大丈夫だとしか仰らない御主人様。
手首を繋いだままタクシーに乗り込みます。
私の冷たい手に伝わる、御主人様の熱。
少しでも心地良くなって頂きたいと想い、私は自分の冷たい腕を御主人様の手に押し当てていました。
冷たくて気持ちが良いと、手を繋いで下さる御主人様。
悦んでいる場合ではないのですが、御主人様と滅多に手を繋ぐ事のない私は、嬉しい気持ちをこっそりと押し殺していました。
夕方の都会はすっかりオレンジ。
いつもは満員電車から眺めている風景を、御主人様と手を繋いで静かに見つめる。
そんな贅沢な時間。
御主人様の体調がこれ以上悪くなりませんようにと、私はタクシーの窓から見える夕焼けに祈る事しか出来ませんでした。