御主人様と愛奴 変態の日々の記録
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Author:愛奴
♥当ブログは性的表現・画像を使用しておりますので、18歳未満の方は直ちにブラウザバックをお願い致します。
またSMに嫌悪感をお持ちの方は閲覧をお控え下さい。
自己責任の元での閲覧をお願い致します。
御主人様の愛奴です。
お初の方は「はじめに」をご参照下さい。
コメントは承認制となっておりますので、「管理者にだけ表示を許可する」にチェックを入れて下さると非表示となります。
私からのお返事のみ掲載させて頂きますので、SMに興味のある方もノーマルの方も、皆様お気軽に足跡を残して下さると嬉しいです。
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御主人様はとても早起き。
いつの間にか眠っていた私は、御主人様に脚を叩かれて目が覚めました。
そのまま温泉へと歩いて行かれる背中をぼんやりと見つめ、一呼吸おいてから私もその後に続きます。
露天風呂の扉を開けると、朝の凛とした空気の中に御主人様の後ろ姿を見つけました。
朝日に照らされて湯気はますます白く流れ、空は薄い水色。
昨日と同じように自然の音しかしない空間は、御主人様の心をきっとどこまでも癒してくれていたに違いありません。
御主人様がぽつりと仰いました。
「温泉から離れたくないですね」
その御言葉を聞けて、私はこの旅館を選んで本当に良かったと想いました。
朝食を済ませると、御主人様は最後の温泉へと向かわれます。
私は昨日の寝不足が尾を引いていましたから、一人ベッドで御主人様が戻って来られるのを待っていました。
満たされたお腹に、忍び寄ってくる睡魔。
うとうとし始めた頃、温まった御主人様がベッドへと戻っていらっしゃいました。
そしてまだ湿り気を帯びた身体をシーツの上に休ませると、そこに左腕を伸ばされます。
そうする事が当たり前のような、私の指定席。
私は餌を待ちわびていた犬のように、そこを目掛けて飛び込みました。
頬から足先まで、身体全体で感じる御主人様の感覚。
ずっとこれが欲しかった。
私は昨夜の分まで取り戻そうと、出来る限り自分の身体を御主人様にくっつけます。
すると急に襲って来る強い睡魔。
やっぱり私が眠る場所は御主人様の腕の中なんだ…
そう想いながら、うっかり眠ってしまわないように一人睡魔と戦っていました。
チェックアウトの時間ぎりぎりまでベッドで過ごした私達は、それぞれに身支度を始めます。
日帰りの時よりも長い時間を御主人様と過ごす事が出来たのに、私の欲は尽きる事を知らない。
名残惜しい気持ちをいっぱいに抱えながら、車で旅館を後にしました。
空港でゆっくりランチが出来るよう、帰りは高速道路を通ります。
私がいつも見慣れている山並みも、御主人様には目新しい様子。
きっとまだまだ疲れが残っているでしょうに、御主人様は窓の外をずっと眺めていらっしゃいました。
それは運転している私への気遣いだったのかもしれません。
空港へ到着し、2度目の調教の時と同じお店でランチをします。
あの時と同じメニューなのに、御主人様と私の関係性は全く違う。
お料理を取り分ける事にも随分慣れた。
その変化に、自然と顔がにやけてしまっていました。
「今度は5月に旅行しよう」
ふと御主人様が仰いました。
まさかの2回連続での旅行。
全く予想をしていなかった提案に、さっきまで寂しさを抱えていた私の心は一気に色を変えます。
また御主人様とたくさん一緒にいられる…!
まるでプレゼントを貰った時のように、私は一人でこっそりとはしゃいでいました。
今回は私が御主人様をお見送りする番。
泣かないように、笑顔でいなければ…
そう想っていました。
ランチ後の手荷物検査場までのエレベーターで、私はわざと御主人様にくっつき、その匂いを思いっきり吸い込みます。
また御主人様の元に帰る時まで…
少しの辛抱。
そう自分に言い聞かせました。
検査場の前まで来ると、踵を返して私に向き合って下さる御主人様。
その背丈が高くて、私はぐっと上を向きます。
「行ってくるよ」
そう仰った御主人様のお顔は、いつも私が見ているものとは違いました。
私を見送って下さる時には、早く行けと笑顔を見せて下さるのに。
私に泣く必要はないと言って下さるのに。
今日はどうしてそんなに寂しそうなお顔をされているのですか?
私と離れる事を寂しいと想って下さっているのですか?
御主人様のその表情を見た途端、私の笑顔は一気に引き攣りました。
けれど泣かない。
寂しいけれど、悲しくはない。
だって御主人様が次の約束を下さったから。
私の顔を見て、御主人様は流れるように歩き出されました。
いつまでもこうしていると余計に名残惜しくなる。
私もそれは痛い程に解っていましたから。
見送る私を何度も振り返り、手を振って下さる御主人様。
愛おしくて愛おしくて堪らない。
こんなに誰かを愛した事はない。
全てを捨ててでも欲しい人。
自分を犠牲にしてでも守りたい人。
それは歪んだ形で始まった筈なのに、御主人様への想いは子供のように真っ直ぐで無垢。
御主人様がいつも健やかで、心穏やかに過ごされるよう、愛奴はいつもお祈りしています。
そうして見えなくなった御主人様のお姿。
届いたメールには、御主人様からの「ありがとう」の文字がありました。
12度目の調教は、これにて終了となります。
周回遅れだったものが更に遅れて、14度目の調教まで終了してしまっている状態…
そろそろ本腰を入れてスピードアップするつもりです。
いつも読んで下さりありがとうございます。
13度目の調教もよろしくお願い致します。
愛奴
いつの間にか眠っていた私は、御主人様に脚を叩かれて目が覚めました。
そのまま温泉へと歩いて行かれる背中をぼんやりと見つめ、一呼吸おいてから私もその後に続きます。
露天風呂の扉を開けると、朝の凛とした空気の中に御主人様の後ろ姿を見つけました。
朝日に照らされて湯気はますます白く流れ、空は薄い水色。
昨日と同じように自然の音しかしない空間は、御主人様の心をきっとどこまでも癒してくれていたに違いありません。
御主人様がぽつりと仰いました。
「温泉から離れたくないですね」
その御言葉を聞けて、私はこの旅館を選んで本当に良かったと想いました。
朝食を済ませると、御主人様は最後の温泉へと向かわれます。
私は昨日の寝不足が尾を引いていましたから、一人ベッドで御主人様が戻って来られるのを待っていました。
満たされたお腹に、忍び寄ってくる睡魔。
うとうとし始めた頃、温まった御主人様がベッドへと戻っていらっしゃいました。
そしてまだ湿り気を帯びた身体をシーツの上に休ませると、そこに左腕を伸ばされます。
そうする事が当たり前のような、私の指定席。
私は餌を待ちわびていた犬のように、そこを目掛けて飛び込みました。
頬から足先まで、身体全体で感じる御主人様の感覚。
ずっとこれが欲しかった。
私は昨夜の分まで取り戻そうと、出来る限り自分の身体を御主人様にくっつけます。
すると急に襲って来る強い睡魔。
やっぱり私が眠る場所は御主人様の腕の中なんだ…
そう想いながら、うっかり眠ってしまわないように一人睡魔と戦っていました。
チェックアウトの時間ぎりぎりまでベッドで過ごした私達は、それぞれに身支度を始めます。
日帰りの時よりも長い時間を御主人様と過ごす事が出来たのに、私の欲は尽きる事を知らない。
名残惜しい気持ちをいっぱいに抱えながら、車で旅館を後にしました。
空港でゆっくりランチが出来るよう、帰りは高速道路を通ります。
私がいつも見慣れている山並みも、御主人様には目新しい様子。
きっとまだまだ疲れが残っているでしょうに、御主人様は窓の外をずっと眺めていらっしゃいました。
それは運転している私への気遣いだったのかもしれません。
空港へ到着し、2度目の調教の時と同じお店でランチをします。
あの時と同じメニューなのに、御主人様と私の関係性は全く違う。
お料理を取り分ける事にも随分慣れた。
その変化に、自然と顔がにやけてしまっていました。
「今度は5月に旅行しよう」
ふと御主人様が仰いました。
まさかの2回連続での旅行。
全く予想をしていなかった提案に、さっきまで寂しさを抱えていた私の心は一気に色を変えます。
また御主人様とたくさん一緒にいられる…!
まるでプレゼントを貰った時のように、私は一人でこっそりとはしゃいでいました。
今回は私が御主人様をお見送りする番。
泣かないように、笑顔でいなければ…
そう想っていました。
ランチ後の手荷物検査場までのエレベーターで、私はわざと御主人様にくっつき、その匂いを思いっきり吸い込みます。
また御主人様の元に帰る時まで…
少しの辛抱。
そう自分に言い聞かせました。
検査場の前まで来ると、踵を返して私に向き合って下さる御主人様。
その背丈が高くて、私はぐっと上を向きます。
「行ってくるよ」
そう仰った御主人様のお顔は、いつも私が見ているものとは違いました。
私を見送って下さる時には、早く行けと笑顔を見せて下さるのに。
私に泣く必要はないと言って下さるのに。
今日はどうしてそんなに寂しそうなお顔をされているのですか?
私と離れる事を寂しいと想って下さっているのですか?
御主人様のその表情を見た途端、私の笑顔は一気に引き攣りました。
けれど泣かない。
寂しいけれど、悲しくはない。
だって御主人様が次の約束を下さったから。
私の顔を見て、御主人様は流れるように歩き出されました。
いつまでもこうしていると余計に名残惜しくなる。
私もそれは痛い程に解っていましたから。
見送る私を何度も振り返り、手を振って下さる御主人様。
愛おしくて愛おしくて堪らない。
こんなに誰かを愛した事はない。
全てを捨ててでも欲しい人。
自分を犠牲にしてでも守りたい人。
それは歪んだ形で始まった筈なのに、御主人様への想いは子供のように真っ直ぐで無垢。
御主人様がいつも健やかで、心穏やかに過ごされるよう、愛奴はいつもお祈りしています。
そうして見えなくなった御主人様のお姿。
届いたメールには、御主人様からの「ありがとう」の文字がありました。
12度目の調教は、これにて終了となります。
周回遅れだったものが更に遅れて、14度目の調教まで終了してしまっている状態…
そろそろ本腰を入れてスピードアップするつもりです。
いつも読んで下さりありがとうございます。
13度目の調教もよろしくお願い致します。
愛奴