御主人様と愛奴 変態の日々の記録
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Author:愛奴
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御主人様の愛奴です。
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前回より人の少ない検査場前。
私は御主人様に合わせて立ち止まります。
離れたくない…
この私の態度が、いつも御主人様を困らせてしまうのだと解っていても、そこだけはどうしてもお利口さんになれない。
その言葉通り、一秒でも長く御主人様と一緒にいたくて、私はやっても仕方のない駄々を捏ねるのです。
すると早く行けとばかりに、御主人様はその身体ごと私を押し出そうとされます。
このまま離れるのは嫌…!
私はやっと意を決して聞きました。
良いお年を、と言わなくてはなりませんかと。
それは「今年はもう逢えないのですか」と直接聞けなかった私の精一杯。
そして御主人様は少し言葉を濁され、12月は忙しいから無理だろうなと困ったようなお顔をされました。
ああ…
やっぱりそうだ…
そうに決まっている…
解っていたのに…
その言葉が槍となり、ずんと胸に刺さりました。
一年の最後の月にお逢い出来ない事はもちろん、求め過ぎている自分と、お利口さんになれない自分が嫌で。
私はその場から動かず、少しふざけて、御主人様にむくれた顔を見せました。
解っていても、心はそれに追いつけない。
それが無意味な事だと解っていながらも、私は駄々を捏ねずにはいられなかったのです。
けれど離陸時間は迫ってくる。
私はむくれながらも観念し、御主人様のお傍を離れて手荷物をカゴに入れました。
でもやっぱり…
どうしても嫌。
今年はもう御主人様にお逢い出来ないのに。
離れたくないのに。
御主人様が私の居場所なのに。
動かせない事実に、怒りにも似た強い想いが私を動かします。
荷物をカゴに放置したまま、私は身体だけ御主人様の元へ戻りました。
「今日は人が少ないから良いですか?」
そう聞いたけれど、私は答えを求めてはいませんでした。
いいよ、という御主人様のお返事を遮るように、私はその唇に舌を這わせます。
前回出来なかった、行ってきますの御挨拶。
それは御主人様の首筋を舐めさせて頂く事だったのに、私は感情に任せて、言葉にする事の出来ない想いを無意識にぶつけていました。
私は再び御主人様のお傍を離れて検査を通り抜け、いつものように振り返りました。
肘を伸ばし、大きく手を振って下さっている御主人様。
良いお年を。
そう掌に乗せて、お互いが見えなくなるまで手を振り続けていました。
今年はもう御主人様の御姿を見る事も、声を聞くことも出来ない。
自分でも理解していたし、仕方のない事。
けれどそれが可笑しいくらいに悲しくて悲しくて仕方なくて。
御主人様の御姿が見えなくなった途端、涙が溢れて止まらなくなってしまいました。
いつもは直ぐに御主人様にメールを打つのですが、それすらも出来ない。
だって何を言ったらいいのか、どんな反応をしたらいいのか解らない。
いつもは抑えている感情が溢れ出し、どうする事も出来なくなっていました。
ふと携帯を見ると、御主人様からメッセージが届いています。
「気を付けて帰りなさい」、と。
飛び込んで来たその文字に、更に涙が溢れました。
だって私の帰る場所は、御主人様の足元なのに。
そこが私の居るべき場所なのに。
どうして私は行かなければいけないの…
私と御主人様の心が繋がっていても、いつも事実は変わらない。
どうする事も出来ない。
だから必要以上に私達は言葉を繰り返す。
御主人様の御言葉は、いつも私を拾い上げて下さる。
あの時、私を見つけて下さった時のように。
私は御主人様に助けを求めるように、携帯を握り締め、泣きながらそのお名前を何度も声に出して呟いていました。
いつもはすぐに返ってくる私からの返事がなかった事で、御主人様は勘付かれたのでしょう。
「お前の泣く姿は見たくないよ」
そのメッセージを見て、涙は更に溢れて来ました。
どうして解ってしまうんだろう。
どうして御主人様はいつも私をお見通しなんだろう。
こんなにこんなに想って頂いているのに、私はどこまで貪欲なんだろう。
馬鹿なんだろう。
御主人様を困らせたくない。
でも今日は良い子になれなかった。
少しだけ我儘を言いたかった。
いつも飲み込んでいる想いを、少しだけ出してみたかった。
そんな事をしなくても、私が発しない言葉まで御主人様は御存知なのに。
私は悲しさと寂しさと同じくらい、動かない事実と駄目な自分に腹が立っていました。
もっと成長しなければ…
私は御主人様の愛奴。
唯一の愛奴。
御主人様の一生の愛奴。
その名に恥じぬよう、御主人様に誇って頂けるよう、もっと強くありたい。
御主人様の自慢の愛奴になりたい。
そう決心した今年最後の調教。
夜景の空に浮かぶ三日月が、私の浅はかな心を見透かしているようで。
その美しさに負けないように、私はぼろぼろと涙を流しながら、一人で月を睨み返していました。
10度目の調教はこれにて終了となります。
年末に御主人様にお逢い出来なかった事で、なかなかこの記事を書く気持ちになれませんでした。
筆が進み出したのは次の調教が決まってから。
11度目の調教も既に終了していますので、また少しずつアップして行く予定です。
いつも読んで頂きありがとうございます。
私は御主人様に合わせて立ち止まります。
離れたくない…
この私の態度が、いつも御主人様を困らせてしまうのだと解っていても、そこだけはどうしてもお利口さんになれない。
その言葉通り、一秒でも長く御主人様と一緒にいたくて、私はやっても仕方のない駄々を捏ねるのです。
すると早く行けとばかりに、御主人様はその身体ごと私を押し出そうとされます。
このまま離れるのは嫌…!
私はやっと意を決して聞きました。
良いお年を、と言わなくてはなりませんかと。
それは「今年はもう逢えないのですか」と直接聞けなかった私の精一杯。
そして御主人様は少し言葉を濁され、12月は忙しいから無理だろうなと困ったようなお顔をされました。
ああ…
やっぱりそうだ…
そうに決まっている…
解っていたのに…
その言葉が槍となり、ずんと胸に刺さりました。
一年の最後の月にお逢い出来ない事はもちろん、求め過ぎている自分と、お利口さんになれない自分が嫌で。
私はその場から動かず、少しふざけて、御主人様にむくれた顔を見せました。
解っていても、心はそれに追いつけない。
それが無意味な事だと解っていながらも、私は駄々を捏ねずにはいられなかったのです。
けれど離陸時間は迫ってくる。
私はむくれながらも観念し、御主人様のお傍を離れて手荷物をカゴに入れました。
でもやっぱり…
どうしても嫌。
今年はもう御主人様にお逢い出来ないのに。
離れたくないのに。
御主人様が私の居場所なのに。
動かせない事実に、怒りにも似た強い想いが私を動かします。
荷物をカゴに放置したまま、私は身体だけ御主人様の元へ戻りました。
「今日は人が少ないから良いですか?」
そう聞いたけれど、私は答えを求めてはいませんでした。
いいよ、という御主人様のお返事を遮るように、私はその唇に舌を這わせます。
前回出来なかった、行ってきますの御挨拶。
それは御主人様の首筋を舐めさせて頂く事だったのに、私は感情に任せて、言葉にする事の出来ない想いを無意識にぶつけていました。
私は再び御主人様のお傍を離れて検査を通り抜け、いつものように振り返りました。
肘を伸ばし、大きく手を振って下さっている御主人様。
良いお年を。
そう掌に乗せて、お互いが見えなくなるまで手を振り続けていました。
今年はもう御主人様の御姿を見る事も、声を聞くことも出来ない。
自分でも理解していたし、仕方のない事。
けれどそれが可笑しいくらいに悲しくて悲しくて仕方なくて。
御主人様の御姿が見えなくなった途端、涙が溢れて止まらなくなってしまいました。
いつもは直ぐに御主人様にメールを打つのですが、それすらも出来ない。
だって何を言ったらいいのか、どんな反応をしたらいいのか解らない。
いつもは抑えている感情が溢れ出し、どうする事も出来なくなっていました。
ふと携帯を見ると、御主人様からメッセージが届いています。
「気を付けて帰りなさい」、と。
飛び込んで来たその文字に、更に涙が溢れました。
だって私の帰る場所は、御主人様の足元なのに。
そこが私の居るべき場所なのに。
どうして私は行かなければいけないの…
私と御主人様の心が繋がっていても、いつも事実は変わらない。
どうする事も出来ない。
だから必要以上に私達は言葉を繰り返す。
御主人様の御言葉は、いつも私を拾い上げて下さる。
あの時、私を見つけて下さった時のように。
私は御主人様に助けを求めるように、携帯を握り締め、泣きながらそのお名前を何度も声に出して呟いていました。
いつもはすぐに返ってくる私からの返事がなかった事で、御主人様は勘付かれたのでしょう。
「お前の泣く姿は見たくないよ」
そのメッセージを見て、涙は更に溢れて来ました。
どうして解ってしまうんだろう。
どうして御主人様はいつも私をお見通しなんだろう。
こんなにこんなに想って頂いているのに、私はどこまで貪欲なんだろう。
馬鹿なんだろう。
御主人様を困らせたくない。
でも今日は良い子になれなかった。
少しだけ我儘を言いたかった。
いつも飲み込んでいる想いを、少しだけ出してみたかった。
そんな事をしなくても、私が発しない言葉まで御主人様は御存知なのに。
私は悲しさと寂しさと同じくらい、動かない事実と駄目な自分に腹が立っていました。
もっと成長しなければ…
私は御主人様の愛奴。
唯一の愛奴。
御主人様の一生の愛奴。
その名に恥じぬよう、御主人様に誇って頂けるよう、もっと強くありたい。
御主人様の自慢の愛奴になりたい。
そう決心した今年最後の調教。
夜景の空に浮かぶ三日月が、私の浅はかな心を見透かしているようで。
その美しさに負けないように、私はぼろぼろと涙を流しながら、一人で月を睨み返していました。
10度目の調教はこれにて終了となります。
年末に御主人様にお逢い出来なかった事で、なかなかこの記事を書く気持ちになれませんでした。
筆が進み出したのは次の調教が決まってから。
11度目の調教も既に終了していますので、また少しずつアップして行く予定です。
いつも読んで頂きありがとうございます。
コメント
--- はじめまして ---
お気持ち伝わって来て号泣してしまいました。
お逢いした後の寂しさは 本当に辛いです。
お気持ち伝わって来て号泣してしまいました。
お逢いした後の寂しさは 本当に辛いです。
ぽち * URL[編集] 【 2018/03/28 22:12 】
--- Re: はじめまして ---
ぽち様、コメントありがとうございます。
あの時の気持ちがきちんと表現出来ていたようで、ぽち様のコメントを読んで嬉しく思っています。
その反面、泣かせてしまって申し訳ない気持ちにもなっています。
私も記事に出来ない程、辛く悲しい想いをしていました。
ぽち様も御主人様にお仕えされているのでしょうか?
亀更新ですが、また遊びに来て下さると嬉しいです。
ぽち様、コメントありがとうございます。
あの時の気持ちがきちんと表現出来ていたようで、ぽち様のコメントを読んで嬉しく思っています。
その反面、泣かせてしまって申し訳ない気持ちにもなっています。
私も記事に出来ない程、辛く悲しい想いをしていました。
ぽち様も御主人様にお仕えされているのでしょうか?
亀更新ですが、また遊びに来て下さると嬉しいです。
愛奴 * URL[編集] 【 2018/03/29 22:50 】