御主人様と愛奴 変態の日々の記録
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Author:愛奴
♥当ブログは性的表現・画像を使用しておりますので、18歳未満の方は直ちにブラウザバックをお願い致します。
またSMに嫌悪感をお持ちの方は閲覧をお控え下さい。
自己責任の元での閲覧をお願い致します。
御主人様の愛奴です。
お初の方は「はじめに」をご参照下さい。
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私からのお返事のみ掲載させて頂きますので、SMに興味のある方もノーマルの方も、皆様お気軽に足跡を残して下さると嬉しいです。
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御主人様との泡風呂を愉しんだ後、私達はそれぞれに身支度を整えてお部屋を出ました。
冬の外はもう真っ暗。
ヒールで転んでしまわないよう、御主人様の腕にしっかりと掴まって坂道を下ります。
けれど途中でよろけてしまう私。
何をしてるんだと冷やかに見下ろす御主人様。
そこに愛情がある事を知っている私は、更に強く御主人様にしがみつきました。
週末の夕方の電車は相変わらず満員。
私と御主人様は少し離れた場所で、仕方なく背中合わせに吊革に掴まりました。
ほんの少しでも離れていたくないのに...
無理矢理身体を捻り、視界に御主人様の背中を捉えます。
と、その上にあった広告に目が留まりました。
マンション分譲...
たくさん風俗で働いて、お金を貯めて、絶対に御主人様のお傍で暮らすんだ。
そう強く想いながら、少しも動かない御主人様の背中を見つめていました。
電車が空港に近付くにつれ、徐々に乗客が少なくなって行きます。
私が空いた座席に座ると、背中しか見えていなかった御主人様はくるっと身体を回転させました。
そして網棚に乗せていた鞄を、私が座っている頭上に移動されます。
もう少しで空港に着くのに...
わざわざ私の傍に移動して下さった御主人様のお気持ちが嬉しくて嬉しくて。
あまりにやけていると御主人様に叱られてしまいそうなので、無理矢理真顔を作り、向かい合った御主人様のスラックスをじっと見つめていました。
空港に到着し、私は御主人様の腕に再びしがみつきます。
エスカレーターに乗りながら、そのコートにそっと身を寄せました。
あまりべたべたするのは好まないと仰った御主人様。
いつも触れていなさいと仰った御主人様。
そのどちらもが御主人様のお気持ちだと想うから、私はいつも様子を伺って、御主人様に触れて良いタイミングなのかを探るのです。
けれどこの時はだけ違った。
私は御主人様の様子を伺わずに、自分の気持ちのままにその温もりを欲していました。
今日は11月の終わり。
一ヶ月後には年末がやって来る。
そんな年の瀬に、お忙しい御主人様が時間を作れる筈がありません。
私だっていい大人です。
御主人様が時間を作ろうと想って下さっていたとしても、それが不可能な事くらい解っていました。
今年はもう、お逢い出来るのは最後かもしれない…
その事ばかりが洗濯機の中のように、頭の中をぐるぐると回っています。
けれどそれを確かめて、逢えないという事実を知る事も怖い。
容赦なく迫る時間と御主人様のお考えを想像して、私はまた暗い顔をしていたのでしょう。
エスカレーターの一段上にいらっしゃる御主人様は、ふざけて私に体重をかけてこられました。
ぎゅっと近付く御主人様の感覚。
それが嬉しくて切なくて。
私はぐるぐると回る頭のまま、御主人様との夕食を愉しみました。
食後にカフェに寄り、二人でスイーツをシェアします。
最近、よく笑顔を見せて下さる御主人様。
最初の頃は、こんなに笑って下さっていなかったような気がする…
私が緊張して気付けなかっただけかもしれませんが。
一緒に過ごす時間を重ねて行く毎に、御主人様との距離は目に見えて近付いているよう…
優しい笑顔をゆっくりと見つめ、私は幸せを噛み締めていました。
この人の為なら全てを捨てる事だって厭わない。
そうぼんやり想っていました。
そうする事が当然なのだと。
迫る離陸時間。
来月の事には何も触れない御主人様。
けれど私も聞く事が出来ない。
逢えないと言って欲しくない…
それが表情に出ていたからなのか、私が泣くのを見たくないからなのか、御主人様が確信に触れる事はなく、とうとう手荷物検査場の前に到着しました。
冬の外はもう真っ暗。
ヒールで転んでしまわないよう、御主人様の腕にしっかりと掴まって坂道を下ります。
けれど途中でよろけてしまう私。
何をしてるんだと冷やかに見下ろす御主人様。
そこに愛情がある事を知っている私は、更に強く御主人様にしがみつきました。
週末の夕方の電車は相変わらず満員。
私と御主人様は少し離れた場所で、仕方なく背中合わせに吊革に掴まりました。
ほんの少しでも離れていたくないのに...
無理矢理身体を捻り、視界に御主人様の背中を捉えます。
と、その上にあった広告に目が留まりました。
マンション分譲...
たくさん風俗で働いて、お金を貯めて、絶対に御主人様のお傍で暮らすんだ。
そう強く想いながら、少しも動かない御主人様の背中を見つめていました。
電車が空港に近付くにつれ、徐々に乗客が少なくなって行きます。
私が空いた座席に座ると、背中しか見えていなかった御主人様はくるっと身体を回転させました。
そして網棚に乗せていた鞄を、私が座っている頭上に移動されます。
もう少しで空港に着くのに...
わざわざ私の傍に移動して下さった御主人様のお気持ちが嬉しくて嬉しくて。
あまりにやけていると御主人様に叱られてしまいそうなので、無理矢理真顔を作り、向かい合った御主人様のスラックスをじっと見つめていました。
空港に到着し、私は御主人様の腕に再びしがみつきます。
エスカレーターに乗りながら、そのコートにそっと身を寄せました。
あまりべたべたするのは好まないと仰った御主人様。
いつも触れていなさいと仰った御主人様。
そのどちらもが御主人様のお気持ちだと想うから、私はいつも様子を伺って、御主人様に触れて良いタイミングなのかを探るのです。
けれどこの時はだけ違った。
私は御主人様の様子を伺わずに、自分の気持ちのままにその温もりを欲していました。
今日は11月の終わり。
一ヶ月後には年末がやって来る。
そんな年の瀬に、お忙しい御主人様が時間を作れる筈がありません。
私だっていい大人です。
御主人様が時間を作ろうと想って下さっていたとしても、それが不可能な事くらい解っていました。
今年はもう、お逢い出来るのは最後かもしれない…
その事ばかりが洗濯機の中のように、頭の中をぐるぐると回っています。
けれどそれを確かめて、逢えないという事実を知る事も怖い。
容赦なく迫る時間と御主人様のお考えを想像して、私はまた暗い顔をしていたのでしょう。
エスカレーターの一段上にいらっしゃる御主人様は、ふざけて私に体重をかけてこられました。
ぎゅっと近付く御主人様の感覚。
それが嬉しくて切なくて。
私はぐるぐると回る頭のまま、御主人様との夕食を愉しみました。
食後にカフェに寄り、二人でスイーツをシェアします。
最近、よく笑顔を見せて下さる御主人様。
最初の頃は、こんなに笑って下さっていなかったような気がする…
私が緊張して気付けなかっただけかもしれませんが。
一緒に過ごす時間を重ねて行く毎に、御主人様との距離は目に見えて近付いているよう…
優しい笑顔をゆっくりと見つめ、私は幸せを噛み締めていました。
この人の為なら全てを捨てる事だって厭わない。
そうぼんやり想っていました。
そうする事が当然なのだと。
迫る離陸時間。
来月の事には何も触れない御主人様。
けれど私も聞く事が出来ない。
逢えないと言って欲しくない…
それが表情に出ていたからなのか、私が泣くのを見たくないからなのか、御主人様が確信に触れる事はなく、とうとう手荷物検査場の前に到着しました。