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御主人様と愛奴 変態の日々の記録

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Author:愛奴
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9度目の調教④ ~愛奴の鳴き声~

「唇を舐めなさい」

御主人様からの御命令に、私は悦んで身体を起こしました。

私から御主人様に触れられる、嬉しい儀式。

椅子に座っていらっしゃる御主人様の両肩に手を置く許可を貰い、そっと舌を伸ばします。

柔らかくて薄い唇からいつも香るのは、御主人様の煙草とお酒の味。

両方とも大の苦手なはずなのに、何故か甘くて苦しくなる。

その香りが一気に想いを溢れさせ、私はその唇に舌を差し込みました。

蕩けてしまいそうな程の甘ったるい感覚…

その息苦しさに、一息つこうと唇を離した瞬間。

突然左頬に衝撃が走り、一瞬何が起こったのか理解出来ませんでした。

じんわりと弱く痺れている左の頬。

それを痛みとして知覚する前に、パン、パン、パンと立て続けに3回頬を叩かれました。

私は何が起こっているのか理解出来ません。

叩かれた頬が痛くて、悲しくて、悲しくて…

叱られた子供が泣き出す前のような呻き声を上げました。

私のその声を聞いたからなのか、「鳴きなさい」と御主人様からの御命命が下ります。

そして私が泣き出すより早く、今度は力いっぱいお尻を叩き始められたのです。

その音から、お尻が真っ赤になっているのが容易に想像出来ました。

痛くて痛くて…

悲しくて。

御主人様からの御赦しが出た事で、私は子供のように一気に泣き出しました。

だって、本当はずっと泣きたかった。

ずっと逢いたかった。

でも私は大人だから。

御主人様の事情も、動かない事実も、我が儘を言う事の無意味さも解っている。

解っているのに…

心はいつも御主人様を求めて。

苦しくて、苦しくて。

優しく心臓を掴まれているような重苦しさ。

だって本当はもっとお話したい。

お顔が見たい。

1時間でもいいからお逢いしたい。

御主人様のお傍に居たい…

そんなどうする事も出来ない想いが痛みと共に溢れ出し、私は言葉に出来ない想いを鳴いていました。
【 2017/11/07 00:12 】

リアル調教  | コメント(0)  |

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