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御主人様と愛奴 変態の日々の記録

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9度目の調教② ~革靴と御奉仕~

ホテルのフロントに到着。

「ここで待っていなさい」と私に言うと、御主人様はお一人でチェックインのお手続きに向かわれます。

私はフロントから離れた所にあるふかふかの椅子に座り、どんよりと曇っている空を見上げました。

この土地に初めて訪れたのは、3年前の秋。

初の1人旅で、とても緊張していたのを覚えています。

その時の私は、一生の御主人様となる人と出逢えるとも知らずに、何となく日々を過ごしていました。

まさかこんな事が起こるなんて。

人生って本当に判らないものだなと、あの頃の自分を懐かしんでいました。




チェックインが済み、御主人様の後をついてお部屋に向かいます。

中に入ると、狭いな、と御主人様は少し不満そう。

けれどいつものように大きなベッドと大きな窓があり、十分過ぎますと御主人様に声をお掛けしました。




私は直ぐにスーツケースの鍵を取り出し、調教の準備を始めます。

御主人様はトレンチコートとジャケットをベッドの上に放り、ハンガーに掛けるようにと私に御命令されました。

私はクローゼットを開け、御主人様の匂いがするお洋服を丁寧にハンガーに掛けて行きます。

何気ない動作だけれど、本当は飛び跳ねる程に嬉しい。

こうやって御主人様の身の回りのお世話が出来る事、私に言い付けて下さる事も、私の悦びの一つなのです。




御主人様はお酒を一口飲んでから、椅子に腰掛けられました。

私は飛び付きたい衝動を抑え、静かにその足元に座りこみます。

やっと帰って来た、私の居場所。

調教のはじまり。

息を殺してその時を待っていると、御主人様の革靴が私の乳房に強く押し当てられました。

その瞬間、胸の奥に熱い物が込み上げて来ます。

御主人様の革靴が触れている所だけが、熱を持っているかのよう。

ずっとずっとこの時を待っていた。

嬉しくて嬉しくて…

御主人様の革靴が自分の乳房を潰しているのを、うっとりとした気分で眺めていました。




けれどその力はだんだんと強くなり、洋服の上からでも痛みを感じる程に。

私が小さく呻き声を上げると、私の乳房に押し付けられていた革靴は、絨毯の上にある私の太腿の上に降りてきました。

私を足置きとして、革靴を履いたままの御主人様の両脚が、太腿の上に無造作に乗せられます。

ニット素材のワンピースは下着を着けていない事が判る程にずり上がり、冷たい革の感触が直接肌に触れました。

御主人様の足置きになった私。

私…御主人様に使って頂いている…

その事実が嬉しくて、目の前にある綺麗な革靴をぼんやりと見つめます。

すぐそこにある、愛しい御主人様の革靴。

顔を近付ければ、すぐに届くのに…

ああ…その革靴にすら忠誠を示したい…

御奉仕させて頂きたい…

そう想いながら、半分は自分の感情に驚いていました。




御主人様に御奉仕をしたいと想うのは、愛奴として当然の感情。

けれどそれは、御主人様に触れる行為に対してのみでした。

ペニスはもちろん、唇、アナル、足…

でも私は今、御主人様の革靴に自ら御奉仕をしたいと想っている…

その行為は御主人様の肌に触れる事もなく、体温も伝わらない。

なのに私の唇と舌が、そこに触れたがっている…

どうしてこんな気持ちになるんだろう…



そう想っていましたが、私は自らの意思で動く事が出来ません。

御主人様の御命令でしか動けない私は、自分の新しい感情に戸惑いながら、御主人様からの御命令をじっと待っていました。
【 2017/10/27 00:39 】

リアル調教  | コメント(0)  |

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