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御主人様と愛奴 変態の日々の記録

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Author:愛奴
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7度目の調教⑤ ~壊れる~

御奉仕を続ける私の舌使いを、御主人様は気に入って下さっているご様子。

唾液にまみれ、ペニスに顔を寄せて御奉仕している様子を、御主人様はずっと撮影していらっしゃいました。

ああ、御主人様が悦んで下さっている…

私が嬉しくなるのと連動して、その御奉仕の方法も自然と変化していきます。

御主人様のお好きな所…

もっと吸い付いて、舌先でくすぐって差し上げたい…

御奉仕の下手な私には、テクニック等はありません。

けれど御主人様への想いから、一番悦んで頂ける御奉仕の仕方を自然とあみ出したのです。

御主人様はとても気持ちが良さそう…

私が御奉仕している動画を撮影しては、それを繰り返し見ていらっしゃいます。

私は携帯画面の中の自分に負けないよう、一生懸命、唇と舌を動かしました。




もうどれくらい御奉仕を続けているのでしょう。

指は唾液でふやけ、髪はすっかり濡れていました。

「壊れるまでやるんだよ」

そう低く静かに仰る御主人様。

それはいつ訪れるのだろうとぼんやり想いながら、私はただひたすらに頭を動かしていました。

「咥えるな」

「ゆっくり」

時々指示を出されながら、私の御奉仕している動画を何度も再生される御主人様。

私には見えませんが、そこには厭らしくペニスにむしゃぶりつく私の姿が映っているのでしょう。

そんな私を、御主人様はどんなお気持ちで見ていらっしゃったのでしょうか…




「お前は私の物だよ」

嬉しいです、御主人様...

「私の為に生きなさい」

勿論です、御主人様...

「お前は私の唯一の愛奴だ」

その御言葉が大好きです...




いつもより多弁な御主人様。

御主人様の御言葉は魔法。

その一言一言は麻薬のように私の脳を麻痺させ、静かに、ゆっくりと、確実に私の思考を奪って行きます。

「私の言う事だけを聞いていればいいんだよ」

頭に靄がかかかったように、御主人様の御言葉だけが耳に届きました。

けれど御主人様...?

そうしたい…

そうしたいのにそう出来ない...

その状況が苦しいのです.....

ぼんやりとしている意識。

心の中でそう御主人様にお返事をし、複雑な心境のまま御奉仕を続ける私。

けれど御主人様の次の一言で、そのすべてが崩壊する時が来ました。

それは私自身も想像していなかった言葉。




「他の事は何も考えなくていい」




そう御主人様が仰った時、私が今まで抑えていた気持ち、心にかけていたブレーキが、一瞬にして崩れ去ったのです。




御主人様のお傍に今すぐ行く事が出来ない状況

家族

仕事

友達

誰にも理解して貰えない関係

御主人様と私の間にある障害物は、今すぐにでも捨ててしまいたいのに、そうできない大事なもの達。

それは御主人様も同じはず。

だから私は、御主人様の負担にならないよう、制限の中で精一杯御主人様を想っていました。

けれど本当は違う…

御主人様を自分だけのものにしたいと願う、愚かな愛奴…

なにもかも壊れてしまえばいいと想う、馬鹿な愛奴…

御主人様がいて下されば、世界なんて壊れてもいい。

未来なんてどうでもいい。

そんな欲深い自分を、ずっと抑え込んで来ました。

ですから「他の事は何も考えなくていい」という御主人様の御言葉は、そんな汚い私に深く突き刺さったのです。

見られたくなかった醜い自分を、指摘された気がしました。




御主人様への想いを取り巻いていた、沢山の「他の事」。

それを考えなくていいと言われた瞬間、私は「他の事」から解放され、御主人様を想うただの愛奴となりました。

私は御主人様の唯一の愛奴。

御主人様の所有物。

御主人様の性処理道具。

御主人様の肉便器。

もう他の事は考えなくていいんだ…

御主人様の事だけを考えていいんだ…

そう理解した時、突然身体が痙攣し出しました。

手が震え、まるで泣いているような声が鼻腔から大きく漏れ出します。

私は私でなくなり、ただの物体となる。

御主人様を愛するだけの、ただの物体…

そうして自分の意思を手放した私は、無心となって御奉仕を続けるのでした。

「こんな愛奴は他にいないよ」

そんな御主人様の御言葉すら、ぼんやりと耳に届く程に。
【 2017/07/17 00:20 】

リアル調教  | コメント(0)  |

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