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御主人様と愛奴 変態の日々の記録

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Author:愛奴
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4度目の調教⑦ ~笑顔の旅立ち~

目覚めた私達は小さなバスタブに入り、2人で身体を温めました。

広げた調教道具をスーツケースに押し込め、身支度をします。

「日帰りは時間が短いね」

そう御主人様は何度も仰いました。

御主人様も、帰りたくないという私の気持ちと同じなんだと想い、1人で切なくなっていました。




ホテルを出て、何気無い話をしながら空港へと向かう電車に乗ります。

ガラス越しに御主人様の御姿を見て泣きそうになりますが、この短い時間を大切にしたくて、涙を堪えました。

空港に到着し、航空会社のカウンターで受付をしてから、御主人様とお食事をする事にしました。

菜の花やお漬物の味付け等、本当に何気無い会話で時間が過ぎて行きます。

「日帰りは時間が足りないね」

また御主人様が仰いました。

切ないけれど、御主人様が私と離れる事を寂しがって下さり、心の中が暖かくなります。

けれど時間は無残にも過ぎて行って...

あっという間に飛行機の時間になってしまいました。




荷物検査場まで行き、立ち尽くしてしまう私達。

何か御主人様と言葉を交わしていたくて、調教道具のおかげで、荷物検査で毎回再検査を受ける羽目になる事をお話しました。

すると御主人様は、その場面を見届けて下さると悪戯っぽく仰るのです。

それはつまり、私が荷物検査を受けて見えなくなるまで、そこで見送って下さるという事...

直接的な言葉でなくとも、私には御主人様の優しさが伝わりました。

そしてそのやり取りが、私の心を暖かい物で包んでくれたのです。

御主人様は私を見て、無言であの合図をされました。

遂にその時が来てしまった...

前回大泣きしてしまった事を少し反省していた私は、素直に御主人様の首筋に口付けました。

私の大好きな御主人様の匂い…

メス犬らしくその匂いを大きく吸い込んだ私は、時々振り返りながら、手荷物検査へ向かいました。

けれど今回はあっさりと検査をパスしてしまい…

可笑しくて、私は笑顔で御主人様に手を振りました。

手荷物検査に引っかからなかった事を直ぐにメールすると、「残念でしたよ笑」と御主人様からのお返事。

体調が優れない中、空港まで送って下さった事が本当に嬉しかったんです。

「一分一秒でも御主人様と一緒に居たいから、送って下さって嬉しかったです」と送ると、「それは私も同じ気持ちだからですよ」と御主人様のお気持ちを伝えて下さいました。

予想していなかった幸せな応えに、声を出して笑ってしまう私。

だって、御主人様が私に甘い言葉を下さる事なんて滅多に無いのですから…

けれど言葉にしなくても、御主人様の想いは私に伝わっているのです。

それが御主人様と私。

他のどんな絆よりも強い、御主人様と私だけの世界。

私はもう戻れない。

戻る気すらない。

私は御主人様に堕とされた唯一の愛奴なのだから。




さあ、次は5度目の調教。

どんどん深みに嵌っていく愛奴をお愉しみ下さい。
【 2017/02/17 00:14 】

リアル調教  | コメント(0)  |

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