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御主人様と愛奴 変態の日々の記録

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Author:愛奴
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2度目の調教⑪ ~再会への挨拶~

チェックアウトの時間ぎりぎりまで調教をして頂き、ふらつきながら身支度を整えてホテルを後にしました。

時間はもうお昼を過ぎています。

御主人様の飛行機の時間もあるので、駅ビルのイタリアンで昼食を済ませる事にしました。

昨日と同じく、御主人様と向かい合って座っている私。

だけどその空気は昨日とは全く異なっていました。

運ばれてきたエビのアヒージョがお気に召さない様子の御主人様。

けれどお酒がグラスいっぱいに注がれていた事で、ご機嫌を直される御主人様。

そんな光景を、とても満たされた気持ちで眺めていたんです。

今まで知らなかった御主人様の素顔。

今回の調教で、たくさんの御主人様のお顔を知る事ができました。

その眼はいつも私をまっすぐに見つめていて、決して逃さない。

初めのうちは、その視線が私の心の裏側まで見透かしているような気がしてこわいくらいでした。

けれどそこにはいつも愛情があって…

私はいつもそれに包んでもらっているんだという事に気が付いた時、

御主人様の前で自分をつくろう必要はない

御主人様の一生の愛奴として、胸を張っていればいいのだと解りました。

刻一刻と進む時間の中で、今が永遠に続けばいいのにと願わずにはいられなかったのです。





一分一秒でも御主人様と一緒にいたくて、私は空港のターミナルまでお見送りに行きました。

たくさんの人が行き交う中、私は御主人様の右腕にしっかりと掴まって歩きます。

何気ない話をして、自分の中の悲しい気持ちに気が付かないようにしました。

けれど御主人様がトイレに行かれた時、私は御主人様のコートとマフラーを預かったんです。

御主人様の温もり…

もうすぐお別れしなければいけない…

膝の上に乗せたコートの上に、涙が落ちないように我慢しました。

私が着いて行けるのは、手荷物検査の手前まで。

そこまで来ると、御主人様のコートをぎゅっと掴んで、また来月と挨拶をします。

けれど内容がちっとも頭に入ってこない…

駄々っ子のような言葉ばかりが脳内を支配します。

でも時間は迫って来る…

私は意を決して御主人様を見つめました。

このままさよならするなんて嫌…

あの時のように、御主人様はいつも私の考えをお見通しです。

私の目を見て、御自分の首筋をトントンと人差し指で軽く叩かれました。

それは私への合図。

たくさんの人がいる中で赦された御主人様への挨拶。

私がそこに口付けると、御主人様は検査場の中へ入って行かれました。

「行ってくるよ」と私に残して…

それは別れではない、また逢う為の約束なんだよ。

悲しさに支配されている馬鹿な私に、そう教えて下さっているのだと感じました。

その優しさが酷く響いて…余計に悲しくて…

何度も振り返って下さる御主人様…

遠くなる御主人様に、視界が滲んで行きます。

検査を終えられて最後に振り返った時、御主人様は遠くから私に向かって大きく手を振って下さいました。

私も御主人様に届くように、背伸びをして大きく手を振り返します。

御主人様が見えなくなった途端、私は泣き出していました。

そしてあの時と同じように、すぐにその場を離れました。

御主人様から一歩一歩遠ざかる度に涙が溢れて、車に乗って一人になると、声を上げて泣きました。

御主人様…御主人様…

御主人様に愛を与えて頂いた分だけ、悲しみが襲ってきました。

御主人様が残していったコーヒーの缶…

それを抱きしめて泣いていたんです。

苦しくて愛しくて…胸が押し潰されそう…

でもその時、御主人様からのメールを告げる着信音が鳴りました。

「気を付けて帰るんだよ、愛奴」

私は泣きながら笑っていました。

御主人様はどこまで私を虜にすれば気が済まれるんでしょうか。

いえ、気が済む事なんて無いと解っています。

一気に遠くに行かれてしまったように感じた御主人様の存在が、また一気に戻って来た瞬間でした。





そうして終わりを告げた2度目の調教。

大事に大事に言葉にしていたら、あっという間に3度目の調教がやって来てしまいました。

今度は私が御主人様の所へお伺いします。

その様子はまたここに記して行きますので、お時間の許す範囲でお楽しみ頂けたらと思います。

最後は今回の調教での一番お気に入りの画像で締めくくりです。


IMG_8483.jpg
【 2016/12/19 22:12 】

リアル調教  | コメント(0)  |

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