御主人様と愛奴 変態の日々の記録
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Author:愛奴
♥当ブログは性的表現・画像を使用しておりますので、18歳未満の方は直ちにブラウザバックをお願い致します。
またSMに嫌悪感をお持ちの方は閲覧をお控え下さい。
自己責任の元での閲覧をお願い致します。
御主人様の愛奴です。
お初の方は「はじめに」をご参照下さい。
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私からのお返事のみ掲載させて頂きますので、SMに興味のある方もノーマルの方も、皆様お気軽に足跡を残して下さると嬉しいです。
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コロナが少しずつ世間に認知され始めた頃。
私は冷え込んだ薄暗い朝に物音を立てないよう、静かに玄関のドアを閉めました。
真っ白に凍っているフロントガラスの霜を見つめながら、早く早くと意味無くハンドルを握り。
やっとひらけて来た視界を抉じ開けるようにワイパーを動かすと、静かにアクセルを踏み込んだのです。
けれどその焦りがいけなかったのでしょう。
五分程走った所でコートを持っていない事に気が付いた私は、急いで車をUターンさせ、元来た道を走り抜けます。
田舎の早朝は余りに寒い為、空港に着くまではコートより暖かい上着を着ておく事が、私のルーティーンとなっていたのです。
さっきは物音を立てないようにと気を付けていましたが、もうそんな事には構っていられません。
急いで玄関を開けコートを掴み取ると、車に飛び乗り、アクセルをぐっと踏み込んで再出発をしました。
私は元々が時間に余裕を持って行動するタイプなので、この時も飛行機に間に合わなくなるという可能性は極めて低かったのですが。
この性格が真逆に働き、時間が迫って来ると、やたらと気が急いてしまうのでした。
いつも違う道、やけに込んでいる車。
全ての事が御主人様への道を阻もうとしている気がして。
空港に到着する頃には、すっかり疲れ果ててしまっていたのです。
まるで走って来たかのように、肩で呼吸をしながら手荷物検査を終えた私。
勿論、時間にはまだ余裕がありますから、いつものように空港内のショップで御主人様へのお土産を購入します。
そこでやっと一安心。
すっかり落ち着いた私は、まだ残っている眠気を消化する為、フライト中にしっかりと眠り込んだのでした。
久しぶりに降り立ったこの街。
いつものお店で待っていますと、御主人様から連絡を頂きます。
年始にも何かと問題が起きていましたから、元々予定していた調教日を延期したりと、なかなか帰る事が出来ないでいたのです。
御主人様からのメッセージを見つめ、やっと帰って来れたのだと安堵した私は、以前と変わらない景色を嬉しく想いました。
勿論、そんな短期間で街並みが大きく変わる事はないのでしょうが。
御主人様へと続く道程までもが変わらないのだと示されている気がして。
何時もよりも少し落ち着いた心で、お店のドアを開いたのです。
何時ものお店、何時もの席。
そこに在る何時もの御姿は、まるで昨日見たかのように時の流れを感じさせません。
「久しぶりですね」そう仰って下さったのも、まるで昨日の事のよう。
けれど私がそう想えるのは、御主人様が毎日愛奴を気に掛けて下さっている証拠なのでした。
食事を終えた御主人様と私。
すっかり心地良くなった春の陽気の中、何時ものコンビニへと歩いて行きます。
そこで待っているように、との御命令が無くとも私は店の外で立ち止まり、私を置いて歩いて行かれる御主人様の背中を見つめていました。
ビルの間を優しく吹き抜ける春風。
泣きたい気持ちと葛藤していた以前の私は、そこにはいません。
ガラス越しに見える景色は、柔らかく霞んでいて。
あの時はああだったなと。苦しみの中にいた自分を振り返りながら、今を愛おしく想っていました。
私は冷え込んだ薄暗い朝に物音を立てないよう、静かに玄関のドアを閉めました。
真っ白に凍っているフロントガラスの霜を見つめながら、早く早くと意味無くハンドルを握り。
やっとひらけて来た視界を抉じ開けるようにワイパーを動かすと、静かにアクセルを踏み込んだのです。
けれどその焦りがいけなかったのでしょう。
五分程走った所でコートを持っていない事に気が付いた私は、急いで車をUターンさせ、元来た道を走り抜けます。
田舎の早朝は余りに寒い為、空港に着くまではコートより暖かい上着を着ておく事が、私のルーティーンとなっていたのです。
さっきは物音を立てないようにと気を付けていましたが、もうそんな事には構っていられません。
急いで玄関を開けコートを掴み取ると、車に飛び乗り、アクセルをぐっと踏み込んで再出発をしました。
私は元々が時間に余裕を持って行動するタイプなので、この時も飛行機に間に合わなくなるという可能性は極めて低かったのですが。
この性格が真逆に働き、時間が迫って来ると、やたらと気が急いてしまうのでした。
いつも違う道、やけに込んでいる車。
全ての事が御主人様への道を阻もうとしている気がして。
空港に到着する頃には、すっかり疲れ果ててしまっていたのです。
まるで走って来たかのように、肩で呼吸をしながら手荷物検査を終えた私。
勿論、時間にはまだ余裕がありますから、いつものように空港内のショップで御主人様へのお土産を購入します。
そこでやっと一安心。
すっかり落ち着いた私は、まだ残っている眠気を消化する為、フライト中にしっかりと眠り込んだのでした。
久しぶりに降り立ったこの街。
いつものお店で待っていますと、御主人様から連絡を頂きます。
年始にも何かと問題が起きていましたから、元々予定していた調教日を延期したりと、なかなか帰る事が出来ないでいたのです。
御主人様からのメッセージを見つめ、やっと帰って来れたのだと安堵した私は、以前と変わらない景色を嬉しく想いました。
勿論、そんな短期間で街並みが大きく変わる事はないのでしょうが。
御主人様へと続く道程までもが変わらないのだと示されている気がして。
何時もよりも少し落ち着いた心で、お店のドアを開いたのです。
何時ものお店、何時もの席。
そこに在る何時もの御姿は、まるで昨日見たかのように時の流れを感じさせません。
「久しぶりですね」そう仰って下さったのも、まるで昨日の事のよう。
けれど私がそう想えるのは、御主人様が毎日愛奴を気に掛けて下さっている証拠なのでした。
食事を終えた御主人様と私。
すっかり心地良くなった春の陽気の中、何時ものコンビニへと歩いて行きます。
そこで待っているように、との御命令が無くとも私は店の外で立ち止まり、私を置いて歩いて行かれる御主人様の背中を見つめていました。
ビルの間を優しく吹き抜ける春風。
泣きたい気持ちと葛藤していた以前の私は、そこにはいません。
ガラス越しに見える景色は、柔らかく霞んでいて。
あの時はああだったなと。苦しみの中にいた自分を振り返りながら、今を愛おしく想っていました。