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御主人様と愛奴 変態の日々の記録

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Author:愛奴
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8度目の調教⑥ ~御主人様の「物」~

まだ意識が朦朧としている私を、御主人様は優しく起こして下さいました。

そうして、麻縄をゆっくりと解いて行かれます。

締め付けから徐々に解放されて行く身体は、まるで御主人様に赦しを得ているよう。

私がここに居てもいいのだと、言って頂いているような気分。

そんな事をぼんやりと想いながら、閉じる事を忘れた唇から、唾液の糸を垂らしていました。




麻縄がすっかり解かれた時、私の右手には少しの違和感が…

手の甲が一部だけ痺れていたのです。

その事をお伝えすると、御主人様は静かに仰いました。

「痺れてもいいだろう?」と。

それが私を突き放す言葉ではない事を、私は知っていたのです。




この身体は御主人様の物。

私は御主人様の所有物。

「私に与えられた行為で身体が不自由になっても構わない。

それも含めて私からの肉体改造と受け止めなさい」

初めての調教の後、御主人様はそう仰っていました。

字面だけを見ると、無責任な言葉に見えるかもしれません。

けれど私はその言葉に込められた意味を理解し、息が詰まる程に嬉しかった事を覚えています。




「私は御主人様の所有物」

ベッドの上に座り込んだまま、痺れた右手を愛おしく撫で、身体に刻み込まれた縄跡を見ていました。

御主人様がふっと私の前に立たれたかと想うと、突然乳房を叩かれます。

突然の事に、私は仔犬のような悲鳴を上げる事しか出来ません。

けれど私は、御主人様に触れて頂ける事が嬉しくて堪らない。

悦んでいたのも束の間。

御主人様はまた私の傍を離れて行かれました。

麻縄から解放された事に加え、物凄い脱力感が私を襲い、そのままシーツに身体を横たえます。

身体中に感じる御主人様の「痕」…

それを噛み締めていたくて、目を閉じていました。

ふと唇に何かが触れ、口内に押し込まれます。

甘い…

御主人様が私にチョコレートを与えて下さったのです。

前回の調教の際は、あまりの空腹に元気がなくなってしまった御主人様。

今回は低血糖にならないよう、甘い物を準備されていました。

お腹が空いてしょんぼりしていた御主人様の可愛らしい様子を想い出し、一人でくすくす笑っていると、もう一粒チョコレートが。

甘ったるい口内と、痺れた右手。

御主人様の与えて下さるものに包まれて、私はちっとも動けずにいました。
【 2017/09/19 23:03 】

リアル調教  | コメント(0)  |

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